前のトピック: [ビューア プロパティ]ダイアログ ボックス次のトピック: 記録オプションの設定


ビューアの表示および制御オプションの設定

[ビューア プロパティ]-[ビューア]タブを使用すると、ビューア コンピュータの表示オプションと制御オプションを設定できます。

ビューアの表示オプションを設定するには、以下の手順に従います。

  1. [ビューア]ノードを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
  2. [ビューア プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。
  3. [ビューア]タブを選択します。
  4. 「特殊キー シーケンス」(例: Alt-Tab)グループ ボックスで、以下の特殊キー シーケンス オプションの 1 つ以上を選択します。
    全画面モードでは、特殊キー シーケンスはすべてリモート マシンにリダイレクト

    Windows では、特殊キー シーケンスはよく使われるコマンドのショートカットとして使用されます。 たとえば、Alt+Tab キーを押すことで表示ウィンドウの切り替え、Windows キーを押すことで[スタート]メニューの起動ができます。 これらのキー シーケンスをビューアに入力した場合、キーが押されたことによる処理をリモート コンピュータとビューア コンピュータのいずれで行なうのかは、Remote Control が決定することになります。

    このオプションは、ビューアが全画面モードのときに入力された特殊キー シーケンスの動作に影響を与えます。 有効になっている場合、全画面モードで入力された特殊キー シーケンスは、すべてリモート コンピュータにリダイレクトされます。 オプションが有効ではない場合、特殊キーは、ウィンドウ モードでのキーボード リダイレクトと同じルールを使用してリダイレクトされます。

    注: このルールでは、Ctrl+Alt+Del キー シーケンスのみ例外となります。 このキー シーケンスは、常にローカル コンピュータで操作され、リモート コンピュータにリダイレクトされません。 ただし、Ctrl+Alt+Del をシミュレートしたホット キーを作成できます。 手順 5 を参照してください。

    デフォルト: True

    右側のコントロール キーを使用して作成された特殊キー シーケンスをリモート マシンにリダイレクト

    [全画面モードでは、特殊キー シーケンスはすべてリモート マシンにリダイレクト]オプションが無効になっている場合、このオプションは、ビューアがウィンドウ モードのときに入力された特殊キー シーケンスの動作、または全画面モードのときに入力された特殊キー シーケンスの動作に影響を与えます。

    有効になっている場合は、キーボードの右側の Alt キー、Ctrl キー、Shift キーおよび「Windows」キーを使用して入力した特殊キー シーケンスはすべて、リモート コンピュータにリダイレクトされ、キーボードの左側の同じキーを使用して入力したキー シーケンスはすべて、ローカル コンピュータにのみ影響を与えます。 無効になっている場合は、特殊キー シーケンスはすべて、ローカル コンピュータに影響を与え、リモート コンピュータにはリダイレクトされません。

    たとえば、オプション有効時にユーザが右側の Windows キー(または、右 Ctrl + Esc キー)を押した場合、リモート コンピュータで[スタート]メニューが開きます。 ユーザが左側の Windows キーを押した場合は、ビューア コンピュータで[スタート]メニューが開きます。

    注: このルールでは、Ctrl+Alt+Del キー シーケンスのみ例外となります。 このキー シーケンスは、常にローカル コンピュータで操作され、リモート コンピュータにリダイレクトされません。 ただし、Ctrl+Alt+Del をシミュレートしたホット キーを作成できます。 手順 5 を参照してください。

    デフォルト: True

    注: 一部の欧文キーボードでは、右側の Alt キーは「Alt Gr」と表示され、追加の欧文文字の出力に使用されます。 たとえば、英国キーボードでは、Alt Gr+4 キーを使用してユーロの通貨記号を出力します。 [拡張キーのリダイレクト]オプションが有効な場合、Alt Gr キーは通常の Alt キーと同様に機能します。 Alt Gr キーの機能を取得するには、Ctrl+Alt キーを押します。

  5. (オプション)Ctrl-Alt + ドロップ ダウン リストで、Ctrl-Alt に追加して Ctrl-Alt-Del ショートカットをシミュレートするキーを選択します。 選択できるのは、Insert、Home、End、Page Up、Page Down、Backspace です。

    デフォルト: 挿入

  6. セッション データで使用される暗号化オプションを指定します。 有効なオプションは以下のとおりです。
    オフ

    リモート コントロール、チャット、およびファイル転送のデータが暗号化されないよう指定します。

    注: ターゲット ホストが FIPS 推奨モードまたは FIP のみモードで動作している場合、このオプションは無効です。データは常に FIPS 準拠技術を使用して暗号化されます。

    キーボード

    リモート コントロール ビューアおよびホストのセッション データは暗号化されますが、ファイル転送およびチャットを使用したデータの送受信は暗号化されないよう指定します。

    完全

    ファイル転送およびチャット通信を含むすべてのセッション データが暗号化されるよう指定します。 セッションを確立するための認証データ(たとえば、ユーザ名およびパスワード)は、セッション データに使用される設定にかかわらず、常に暗号化されます。

    デフォルト: オフ

    注: ファイル転送の暗号化は、[ファイル転送]タブでも制御されます。 ホスト コンピュータでの暗号化の有効化については、「Remote Control ホスト ヘルプ」を参照してください。

  7. 1 つ以上のスクロール モード設定オプションを指定します。 有効なオプションは以下のとおりです。
    ホスト マウスで自動パンを操作

    ビューアのマウスが動いていないときに、ビューア画面がホストのマウスに従うようにできます。 このオプションでは、自動パンのスクロール モード オプションは有効にも無効にも設定されませんが、自動パン モードでの動作が変更されます。

    このオプションが無効で、自動パン モードがスクロール モード設定で選択されている場合、ホスト マウスの動作によってビューア ウィンドウがパンしてマウスのポインタに従うことはありません。 ビューア ウィンドウは、ホスト ウィンドウの上に移動した場合にのみ自動パンしてローカル マウスに従います。

    このオプションが有効で、自動パン モードがスクロール モード設定で選択されている場合、ホスト マウスの動作によってビューア ウィンドウがパンしてマウスのポインタに従います。

    注: 自動パンの位置の決定では、ローカル マウス ポインタが優先となります。

    デフォルト: True

    拡大時にスムージングを使用

    ホストの表示を拡大するとき、イメージにスムージング フィルタが適用されます。 フィルタにより、画面イメージを拡大したときに生じる濃淡のむらも取り除かれます。 このフィルタは、ビューアが[自動調整]モードになっており、拡大表示にしてビューア ウィンドウいっぱいに表示される場合にのみ有効です。

    デフォルト: True

    例: 通常のイメージ サイズ

    [拡大の前に]の例

    例: イメージの拡大、スムージングなし

    [スムージングを使用しない拡大]の例

    例: スムージングを使用したイメージの拡大

    [スムージングを使用した拡大]の例

    縮小時にスムージングを使用

    ホストの表示を縮小する場合に、スムージング フィルタがイメージに適用されるよう指定します。 このオプションは、スクロール モード[自動調整]および[縮小して調整]と共に使用します。 True の場合、倍率変更処理で失われた行と列のピクセルがマージされ、記録縮小時のイメージがより正確になります。 これにより、イメージの縮小時にテキストが非常に読みやすくなります。 このフィルタは、ビューアが[縮小して調整]または[自動調整]モードになっており、記録が縮小されてビューア ウィンドウ内におさまる場合のみに有効です。

    デフォルト: True

    例: 通常のイメージ サイズ

    [縮小の前に]の例

    例: イメージの縮小、スムージングなし

    [スムージングを使用しない縮小]の例

    例: スムージングを使用したイメージの縮小

    [通常のスムージングを使用した縮小]の例

    代替スムージング方法を使用

    [代替スムージング方法を使用]オプションを、スクロール モード[自動調整]および[縮小して調整]と共に使用するかどうかを指定します。 この設定では、[縮小時にスムージングを使用]オプションによって使用されるフィルタ方法が変更されます。 True の場合、バイリニア フィルタが使用されて、サイズ変更時によりスムーズなイメージを得ることができますが、ぼやけた感じになることもよくあり、さらにデフォルトのスムージング モードよりも動作が遅くなります。

    デフォルト: False

    例: 通常のスムージングを使用したイメージの縮小

    [通常のスムージングを使用した縮小]の例

    例: 代替スムージングを使用したイメージの縮小

    [代替スムージングを使用した縮小]の例

  8. [OK]をクリックします。

    ビューアの表示および制御オプションが保存されます。

関連項目:

特殊キー シーケンス