pifself コマンドでは、pifmk コマンドによって作成された PIF 製品ファイルを使用して、自己インストール PIF 製品が生成されます。 ターゲット コンピュータでインストール プログラムを使用しなくても、PIF 製品をインストールすることができます。 標準シェルによって、インストール プロシージャが呼び出されます。 製品の生成には、充分な空きディスク領域が必要です。最小サイズは、パッケージする製品のサイズになります。
-a オプションを使用すると、製品が「任意」のプラットフォーム用に作成されている場合でも、自己インストール PIF 製品を作成できます。
-j オプションを使用すると、JRE (Java Runtime Environment)を自己インストール PIF 製品に統合できます。 この JRE は、ターゲット システムでインストール ダイアログを実行するのに使用されます。
オプション-s を使用すると、自己インストール PIF 製品を、起動スクリプト、実際の PIF 製品、およびインストーラが含まれる自己インストール シェル スクリプトの 3 つのユニットに分割することができます。 Software Delivery 環境で作業をしており、自己インストール機能を必要としない場合は、これらの部分に分けることをお勧めします。 この場合、分割された実際の PIF 製品のみをソフトウェア パッケージ ライブラリに登録することができます。 自己インストール機能を使用する場合は、通常、前述の 3 つのユニットが同じフォルダ内にあることを確認してから、自己インストール シェル スクリプトを実行する必要があります。
このコマンドのフォーマットは、以下のとおりです。
pifself f PIFfile d selfinstallingfile [a platform] [j {JREpath|"default"}] [s] [o]
PIF 製品ファイル名を指定します。
自己インストール PIF 製品の名前を指定します。
PIF 製品がインストールされているターゲット コンピュータのオペレーティング システム プラットフォーム名を指定します。
JRE (Java Runtime Environment)を指定したパスから、またはデフォルトの JRE を使用してインポートします。 デフォルト JRE とは、Linux プラットフォーム用にコンパクト化された JRE バージョンです。 JREpath の値は、/usr/lib/jvm/jre-1.4.2sun のように有効な JRE ディレクトリである必要があります。
分割を指定します。 -f オプションを使用して指定された PIF 製品ファイルが、自己インストール ファイルから分割されます。
上書きを指定します。 同じ名前の項目が宛先ディレクトリにすでに存在する場合は、その項目は上書きされます。
Exit status:
コマンド実行のステータスが表示されます。 値ゼロ(0)は OK を意味し、ゼロ以外の値はエラーを示します。
例: 自己インストール PIF 製品を作成
以下のコマンドでは、ファイル test-pif.AIX.@pif を使用して、自己インストール PIF 製品が作成されます。 自己インストール PIF 製品を、test-pif.AIX.sh という名前で格納します。
pifself -f test-pif.AIX.@pif -d test-pif.AIX.sh
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