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pifextract - PIF 製品を抽出

すでに作成済みの PIF 製品を変更するには(たとえば、製品定義の変更やファイルの追加、変更、削除など)、pifextract コマンドを使用することができます。 変更後、pifmk コマンドを使用して、製品を再作成することができます。

pifextract コマンドを使用すると、すでに作成済みの PIF 製品全体、またはこの PIF 製品の一部を、指定した宛先ディレクトリに抽出することができます。 宛先ディレクトリは、存在しないか、空である必要があります。 製品を抽出するには、充分な空きディスク領域が必要です。 プロトタイプ ファイルも、この宛先ディレクトリに追加されます。

このコマンドのフォーマットは、以下のとおりです。

pifextract  ュf  PIFfile ュd proddir [ュl localeID ュL newlocaleID] [ュp] 
		[-t tracefile]
-f PIFfile

PIF 製品ファイル名を指定します。

-d proddir

PIF 製品を抽出する宛先ディレクトリの名前を指定します。 ディレクトリ自体が存在しないか、ディレクトリにファイルが存在しない必要があります。

-l localeID

3 文字の言語識別子を指定します。 指定した言語識別子に基づいて、PIF 製品から指定された言語固有の部分のみが抽出されます。

-L newlocaleID

希望の新しい言語を決定する 3 文字の言語識別子を指定します。

-p

ダイアログ ボックスに関連するすべてのセクション、およびプリインストール コンポーネントが一時フォルダに抽出され、PIF 製品が作成されます。 新しい PIF 製品は、現在の作業ディレクトリに格納されます。 新しい製品の名前は、prodname.platform.@prf になります。

-t tracefile

指定されたトレース ファイルにコマンド実行をトレースします。

終了ステータス:

コマンド実行のステータスが表示されます。 値ゼロ(0)は OK を意味し、ゼロ以外の値はエラーを示します。

例: PIF 製品を抽出

以下のコマンドによって、PIF 製品 test-pif.AIX.@pif がディレクトリ /tmp/extractdir に抽出されます。

pifextract -f test-pif.AIX.@pif -d /tmp/extractdir