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pifmk - PIF 製品を生成

pifmk コマンドでは、pifproto コマンドによって作成されたプロトタイプ ファイルを使用して、PIF 製品が生成されます。 PIF 製品の生成には、充分なディスク領域が必要です。最小サイズは、作成する製品のサイズになります。 デフォルトでは、PIF 製品ファイルは、pifmk コマンドによって pifmk の現在の作業ディレクトリ内に圧縮形式で作成されます。 PIF 製品の名前は、prodname.platform.@pif になります。 PIF 製品の格納先として、別の宛先ディレクトリを指定することができます。

注: 圧縮された PIF 製品では、下位互換性が維持されません。つまり、この製品は、以前の Linux および UNIX 版 PIF SDK のインストーラを使用してインストールすることができません(インストーラの互換性に関する考慮事項の表を参照)。

このコマンドのフォーマットは、以下のとおりです。

Pifmk -v 
-v

pifmk のバージョンを印刷します。

または

pifmk  ュf  PIFprototypefile [ュd proddir] [ュa platform] 
	[ュv version] [ュB buildID] [ュo] [ュs] [-t tracefile] 
	[-c] [-e] [-A platform] [-c] [-V (40|42|43)]
-f PIFprototypefile

pifproto コマンドで作成したプロトタイプ ファイルの名前を指定します。

-d proddir

項目が格納されている宛先ディレクトリの名前を指定します。 現在の作業ディレクトリは、指定された proddir の外側にある必要があります。

-a platform

PIF 製品がインストールされているターゲット コンピュータのオペレーティング システム プラットフォーム名を指定します。

-v version

作成する PIF 製品のバージョンを指定します。

-B buildID

ビルドを指定します。buildID は、最大 1024 文字の英数字で構成され、キャリッジ リターン(CR)、改行(LF)などの制御文字を含めることはできません。

-o

上書きを指定します。 同じ名前の項目が宛先ディレクトリにすでに存在する場合は、その項目は上書きされます。

-s

ストリップを指定します。 バイナリ ファイルからシンボルが廃棄されます。

-t tracefile

指定されたトレース ファイルにコマンド実行をトレースします。

-c check only

ファイルの存在を確認せずに、パッケージの整合性を確認します。

-e write an empty package

ファイルを含めずにパッケージに書き込みます。

-a <platform>

新しいプラットフォームを指定します。 これにより、PIF プロトタイプ ファイルのデフォルトのプラットフォームが上書きされます。

-C separate

PIF と 自己インストーラを分けます。

-V 40|42|43

PIF-SDK のバージョン 4.0、4.2、または 4.3 と互換性のあるパッケージを作成します。

終了ステータス:

コマンド実行のステータスが表示されます。 値ゼロ(0)は OK を意味し、ゼロ以外の値はエラーを示します。

例: プロトタイプ ファイルからの PIF 製品の作成

以下のコマンドによって、プロトタイプ ファイル test-pif.AIX.@prm を使用して PIF 製品が作成されます。 ビルド ID "Final build" を指定します。 test-pif.AIX.@pif という名前で PIF 製品を保存します。

pifmk -f test-pif.AIX.@prm -B "Final build"