最終的な PIF 製品を構成するファイルは、すべてプロトタイプ ファイルのコンポーネント セクションで定義されます。 PIF 製品 MERCHANT の場合は、プロトタイプ ファイル MERCHANT.Any.@prm に以下のセクションを追加します。
@COMPONENT: #chead: component1 ; #dir: bin , root , sys , drwxrwxrwx ; #file: bin/merchant.jar , /myhomepath/src/merchant.jar, root , sys , -r-r-r-- , 1 ; #file: bin/run_merchant.sh , /myhomepath/scripts/run_merchant.sh, root , sys , -r-xr-xr-x , 1 ; #slink: /usr/bin/run_merchant.sh , bin/run_merchant.sh ; @ENDCOMP:
製品情報セクションでは、以下の製品プロパティが定義されます。
PIF 製品 MERCHANT の固有名(ここでは component1)を定義します。
PIF 製品 MERCHANT に bin ディレクトリを追加します。 ユーザ root は、このディレクトリの所有者です。これは、グループ sys に割り当てられます。 アクセス権は、everybody に対して「read-write-execute(rwx)」となります。
PIF 製品 MERCHANT の製品ファイルを定義します。 最初のプロパティ値は、ファイルのターゲット名です。 ターゲット ファイルには、ディレクトリ構造も追加する必要があります。 この場合、各ファイルは bin ディレクトリにインストールされます。 次のプロパティは、ソース ファイル名を指定します。 これは、PIF 製品をビルドするときにファイルが置かれるパスです。 ターゲットの所有者、グループ、およびアクセス権がこれに続きます。 最後のプロパティ値(1)では、ファイル タイプに標準ファイルを指定します。
注: ターゲット ファイル名の先頭にスラッシュを付けずに入力した場合、ファイルは製品のベース ディレクトリの相対パスにインストールされます。スラッシュ付けた場合、ファイルは絶対パス名を使用してインストールされます。
/usr/bin ディレクトリにシンボリック リンクを作成します。 2 番目のパラメータは、ソース ファイルのパス名です。
PIF 製品のファイルの指定は、コマンド ラインから pifproto コマンドを使用して自動化することができます。 pifproto コマンドは、プロトタイプ ファイルおよび製品情報セクションを作成する以外に、製品ディレクトリに格納されているすべてのファイルのパスおよびプロパティをプロトタイプ ファイルに追加します。
コマンド ラインからファイルを指定するには、以下の手順に従います。
pifproto -n MERCHANT -v 2.1.0.0 -a Any -d /tmp/merchant -b /home/merchant
プロトタイプ ファイル MERCHANT.Any.@prm は、現在の作業ディレクトリに置かれます。
パッケージャ GUI でファイルを指定するには、以下の手順に従います。
[新規製品]ダイアログが表示されます。
製品名: MERCHANT
製品バージョン: 2.1.0.0
製品プラットフォーム: Any
テンプレート: standard.Any.@enu
プロジェクト ペインに製品 MERCHANT が表示されてハイライトされます。 GUI の作業領域に、現在の製品プロパティが表示されます。 インストール ディレクトリには、値 /opt/merchant があらかじめ設定されています。 名前が component1 の標準コンポーネントおよびプリインストール コンポーネントが自動的に作成され、サブプロジェクト ペインの[コンポーネント]タブに表示されます。
現在のプロトタイプ ファイルが保存されます。
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