前のトピック: PIF 製品 MERCHANT のファイルの指定次のトピック: PIF 製品 MERCHANT のインストール パスの変更


PIF 製品 MERCHANT へのプロシージャの追加

PIF 製品 MERCHANT では、この製品のファイルをインストールした後に、データベース テーブルを作成する必要があります。 この処理は、製品 MERCHANT の仕様により、ユーザが作成するスクリプト ファイル create_tables.sh で行われます。

コンポーネント セクションで指定されるスクリプト ファイルのプロパティは、以下のとおりです。

@COMPONENT:
#chead: component1 ;
#dir: bin , root , sys , drwxrwxrwx ;
#file: bin/merchant.jar , /myhomepath/src/merchant.jar, root , sys , -r-r-r-- , 1 ;
#file: bin/run_merchant.sh , /myhomepath/scripts/run_merchant.sh, root , sys , -r-xr-xr-x , 1 ;
#slink: /usr/bin/run_merchant.sh , bin/run_merchant.sh ;
#file: bin/create_tables.sh , /myhomepath/scripts/create_tables.sh , root , sys , -r-xr-xr-x , 1 ;
@ENDCOMP:
#file: bin/create_tables.sh , /myhomepath/scripts/create_tables.sh , root , sys , -r-xr-xr-x , 1 ;

スクリプト ファイル create_tables.sh は、ターゲット ディレクトリ bin にインストールする必要があります。 スクリプト ファイルのソース ディレクトリは /myhomepath/scripts です。 所有者は root で、グループは sys です。読み取り(r)および実行(x)のアクセス権限がすべてのユーザに与えられています。このファイル タイプは、1(標準ファイル)です。

製品情報セクションで指定されるスクリプト実行時間は、以下のとおりです。

@PRODUCT:
#phead: MERCHANT , 2.1.0.0 ;
#sys: Any ;
#locale: JPN ;
#comment: これはサンプルの PIF 製品です ;
#ppath: /home/merchant ;
#pdep: Ingres , 4.0.0.0 , >= ;
#postinit: bin/create_tables.sh ;
@ENDPROD:
#postinit: bin/create_tables.sh ;

製品ファイルをインストールした後に、キーワード #postinit: の指定に従ってスクリプト script create_table.sh が実行されます。

コマンド ラインでスクリプトファイル create_table.sh を指定するには、以下の手順に従います。

  1. スクリプト ファイル create_tables.sh を /tmp/merchant/scripts フォルダにコピーします。
  2. 以下の pifproto コマンドを実行します。
    pifproto -n MERCHANT -v 2.1.0.0 -a Any -d /tmp/merchant -b /home/merchant -i scripts/create_tables.sh -o
    

    -i オプションを使用して、インストール後のプロシージャを定義します。 -o スイッチを使用すると、製品 MERCHANT の既存のプロトタイプ ファイルを上書きすることができます。

GUI を使用してプロシージャを追加するには、以下の手順に従います。

  1. smgui コマンドを実行し、パッケージャ GUI を起動します。
  2. プロジェクト ペインで、製品 MERCHANT を選択します。
  3. [コンポーネント]タブで component1 を選択します。
  4. [ファイル]リスト プロパティ シートを選択します。
  5. [ファイル]リスト プロパティ シートを右クリックして、コンテキスト メニューから[挿入]を選択します。

    [ソース ファイルの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. ファイル create_tables.sh を参照して、[選択]をクリックします。
  7. ファイル リストで新しいファイルをダブルクリックします。 表示されたダイアログ ボックスで[アクセス]プロパティ シートを選択し、実行チェック ボックスをすべてオンに、書き込みチェック ボックスをオフにして、[変更]をクリックします。
  8. プロジェクト ペインで、製品 MERCHANT を選択します。
  9. 作業ペインの[プロシージャ]タブを選択します。
  10. プロシージャ リストを右クリックして、コンテキスト メニューから[内部プロシージャの追加]を選択します。

    [内部プロシージャ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  11. 以下の値を指定または選択します。

    実行時間: インストール後

    プロシージャ ファイル: create_tables.sh

  12. [追加]をクリックします。

    プロシージャ リストにプロシージャが表示され、PIF 製品 MERCHANT のプロトタイプ ファイルにプロパティが組み込まれます。