PIF 製品 MERCHANT では、ローカライズされたメッセージが英語とドイツ語で印刷されます。 このため、テキスト ファイル merchant.enu および merchant.deu が製品に追加されます。
これらのテキスト ファイルは言語固有のコンポーネントに追加されます。 言語固有のコンポーネントは、そのコンポーネントで指定する言語とターゲット システムのロケール($LANG)が一致した場合にのみインストールされます。 言語固有のコンポーネントでは、キーワード #locale(この例では ENU および DEU)のプロパティを使用して言語を指定します。
プロトタイプ ファイルの以下のセクションでは、英語のテキスト ファイルを含む言語固有のコンポーネントが指定されます。
@COMPONENT: #chead: lang_spec ; #locale: JPN ; #file: bin/merchant.enu , /myhomepath/src/merchant.enu , root , sys , -r--r--r-- , 1 ; @ENDCOMP:
コンポーネントの名前は lang_spec で、merchant.enu テキスト ファイルに含まれています。 lang_spec は、ターゲット システムのロケールが英語を表す値(en_US など)を持つ場合にインストールされます。
プロトタイプ ファイルの以下のセクションでは、ドイツ語のテキスト ファイルを含む言語固有のコンポーネントが指定されます。
@COMPONENT: #chead: lang_spec ; #locale: DEU ; #file: bin/merchant.deu , /myhomepath/src/merchant.deu , root , sys , -r--r--r-- , 1 ; @ENDCOMP:
このコンポーネントは英語版と同じ lang_spec という名前ですが、キーワード #locale のプロパティによって異なります。 この lang_spec は、merchant.deu テキスト ファイルに含まれており、ターゲット システムのロケールがドイツ語を表す値を持つ場合にインストールされます。
言語固有のリソースを外部製品の拡張機能として利用できます。 最初に、製品はそのオリジナル テキスト リソースを使用してビルドされます。 その後、以下のように pifextract コマンドを使用すると、言語固有のテキスト リソースを製品から抽出できます。
pifextract -f MERCHANT.Any.@pif -l ENU -L DEU -d german_folder
このコマンドを使用すると、すべての言語固有のコンポーネントが german_folder フォルダに抽出されて、適切なプロトタイプ ファイルが作成されます。 テキスト リソース ファイルを置き換え、プロトタイプ ファイルの適切な #file エントリをカスタマイズしたた後に、pifmk コマンドを使用して外部の PIF 製品をビルドできます。 その結果、PIF ファイル MERCHANT.@deu が作成されます。
MERCHANT.@deu はメインの PIF 製品のフォルダにコピーする必要があります。
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