CLI には、何か問題が起きたときに CLI の内部ワークフローをデバッグできるよう、トレースが用意されています。 デフォルトでは、トレースがオフになっています。 トレースは、CA サポートを申し込むことによって有効になります。 トレースは、環境変数 SDCMD_TRACE および SDCMD_FILE によって起動されます。 Windows の場合、設定値 SDCMD_TRACE の構文は以下のとおりです。
set SDCMD_TRACE={all | file | screen}
bash が動作する Linux の場合は以下のとおりです。
export SDCMD_TRACE={all | file | screen}
「screen」をコーディングすると、CLI がトレース エントリを stdout に記録します。この場合の stdout は CLI が開始されたコンソールになります。
「file」をコーディングすると、CLI がトレース エントリをファイルに記録します。
このファイルは、変数 SDCMD_FILE を使用して以下のように指定することができます。
set SDCMD_FILE=<file name>
Windows の場合
and
export SDCMD_FILE=<file name>
Linux bash の場合
SDCMD_FILE を設定しない場合は、CLI の書き込み先は CA ITCM ログ ディレクトリの cadsmcmd.log ファイルになります。
「all」の場合は、トレースは指定のファイルおよび stdout に書き込まれます。
起動したトレースをオフにするには、以下のコマンドを入力してください。
set SDCMD_TRACE= set SDCMD_FILE=
Windows の場合、および
unset SDCMD_TRACE unset SDCMD_FILE
Linux bash の場合。
CLI でトレースが起動しているかどうかが、CLI の開始時に記録されます。
c:¥>cadsmcmd verbose
CA IT Client Manager r12 ITCM Command Line Version 12.8.0.xxxx Copyright © 2013 CA. All rights reserved. トレース モード: FILE トレース ファイル名: c:¥temp¥tst.txt Connecting to manager "<default manager>" as user "<default user>" ...OK.
「トレース モード」が SCREEN の場合は、「トレース ファイル名」行が省略されます アクティブなトレースがない場合は、以下の情報が記録されます。
c:¥>cadsmcmd verbose
CA IT Client Manager r12 ITCM Command Line Version 12.8.0.xxxx Copyright © 2013 CA. All rights reserved. トレース モード: オフ Connecting to manager "<default manager>" as user "<default user>" ...OK.
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Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
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