「login」キーワードを使用すると、ユーザはマネージャにログオンし、デフォルト ユーザ以外の別のユーザとして、CLI コマンドを実行することができます。 デフォルト ユーザは、CLI コマンドの起動元となるコンソールに現在ログオンしているユーザを示します。 たとえば、ユーザ「hugo」としてシステムにログオンし、以下のコマンドを起動するとします。
cadsmcmd local mgr_1 verbose
CLI は、マネージャ「mgr_1」にユーザ「default user」として接続します。 この場合、「Connecting」メッセージに以下のように記録されます。
マネージャ「mgr_1」にユーザ「<default user>」として接続しています
CLI は、現在のユーザ「hugo」として、マネージャとのセッションを確立しようとします。 mgr_1 でこのユーザが不明な場合、またはこのユーザのパスワードが異なる場合、セッションの確立は失敗します。 この場合、セッションの認証に別のクレデンシャルを使用する必要があります。
login[=loginID[:password]]
「login」キーワードで渡される情報は、CA ITCM リリース 12.8 で変更されています。これは、 CA ITCM リリース 12.8 では USD 4.0 とは異なる認証方法が使用されているためです。 ログイン プロセスでは、セキュリティ プロバイダ、セキュリティ オーソリティ、ユーザ ID、およびユーザ パスワードを指定する必要があります。 セキュリティ プロバイダ、セキュリティ オーソリティ、およびユーザ ID は loginID で渡されますが、パスワードは、password パラメータで渡されます。 loginID は、以下のようになります。
¥”<セキュリティ プロバイダ>://<セキュリティ オーソリティ>/<ユーザ ID>¥”
注: 引用符(")は必須です。 引用符を使用しないと、CLI では、ログイン情報を正しく処理することができません。 引用符がシェルやコマンド プロンプトではなく cadsmcmd によって解釈されるようにする必要があるため、引用符の前に円記号(¥)を入力して保護する必要があります。
セキュリティ プロバイダとしては、「winnt」で識別される Windows システムまたは「unixl」で識別される Linux システムを指定することができます。 セキュリティ オーソリティは、ドメインまたはアドレス指定されたシステムにすることができます。 CLI が verbose インターフェースによって、「root」およびパスワード「5k7zpq]r」を使用して Linux システム「lx_sy_1.myCo.com」にログインするとします。 この場合、以下のコマンドを起動する必要があります。
"cadsmcmd local lx_sy_1 verbose login=¥""unixl://lx_sy_1.myCo.com/root¥"":5k7zpq]r"
この場合、メッセージに以下のように記録されます。
マネージャ「lx_sy_1」にユーザ「unixl://lx_sy_1.myCo.com/root」として接続しています…
verbose インターフェースが Windows マネージャ「win_sy_01」、ユーザ「myid」、パスワード「7hj.98,a」に対して起動される場合、起動されるコマンドは以下のようになります。
"cadsmcmd local win_sy_01 verbose login=¥""winnt://win_sy_01/myid¥"":7hj.98,a"
この場合、以下のように記録されます。
マネージャ「win_sy_01」にユーザ「winnt://win_sy_01/myid」として接続しています…
ログインが loginID でコード化され、パスワードが指定されない場合、CLI では、指定されたユーザにパスワードがないものと想定します。 ログインが userID および password でコード化された場合、CLI では、これらのパラメータを要求する簡単なダイアログ ボックスを起動します。 このとき、コンソールでパスワードを入力しても表示されません。
注: ログイン パラメータを使用して cadsmcmd が実行された場合は、ローカル パラメータも記述してセキュリティを向上させる必要があります。
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