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Web サービス用のスターティッド タスクの定義

Web サービスは、CAICCI 生成機能によって開始されるスターティッド タスクを使用して CA Endevor SCM API と通信します。 生成パラメータの DD ステートメント(ndvspawn)を CAICCI サービスの ENF プロシージャに追加して、これらのタスクを生成機能に定義します。 ndvspawn DD ステートメントは、CA Endevor SCM API のスターティッド タスク JCL の名前(CSIQJCL の WSEWSSTC に基づく)を指定します。 CA Endevor SCM データ セットのハイ レベルおよびセカンド レベル修飾子を指定するには、WSEWSSTC プロシージャ JCL を編集する必要があります。 WSEWSSTC のコピーはスターティッド タスクとして開始されます。

次の手順に従ってください:

  1. Web サービスの生成パラメータ ファイル名を ENF PROC JCL の SPNPARMS DD に追加して、ENF プロシージャをカスタマイズします。 ENF プロシージャは、最初の CAI.CAIPROC ライブラリ内にあります。 ただし、システム管理者がプロシージャをシステム PROCLIB にコピーしている場合があります。 以下の JCL は、JCL に追加する必要がある 2 つの行を示すために、例として表示されています。
    //ENF PROC OPTLIB='SYS2.CA90S.PARMLIB',
    //                   ENFDB='SYS2.CA31.ENFDB',
    //                   ENFPARM=ENFPRM31,
    //                   SPNPAR1=SPWNSNMP,
    //                   SPNPARn=ndvspawn,
    //                   CCIPARM=CCIPCA31,
    //                   ENFCMDS=ENFCMD31,
    //ENF      EXEC PGM=CAS9MNGR,TIME=1440
    //CASRT01  DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(5,1))
    //CASRT02  DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(5,1))
    //CASRT03  DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(5,1))
    //CASRT04  DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(5,1))
    //CASRT05  DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(5,1))
    //SPNPARMS DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&SPNPAR1)
    //         DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&SPNPARn)
    //SPNPRINT DD SYSOUT=X
    //SPNDEBUG DD SYSOUT=X
    //SRVDEBUG DD SYSOUT=X
    //ENFDB DD DISP=SHR,DSN=&ENFDB
    //ENFPARMS DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&ENFPARM)
    //         DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&CCIPARM)
    //ENFCMDS  DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&ENFCMDS)
    //SYSPRINT DD SYSOUT=X
    
    SPNPARn

    CAIENF パラメータ メンバのシンボリックを指定します。 n をパラメータ ファイル リストで次に利用可能なシーケンス番号に変更します。

    ndvspawn

    SPAWN パラメータ ファイルを指定します。 このメンバには、CAICCI SERVICE および PROCESS ステートメントが含まれます。 SERVICE ステートメントは、CA Endevor SCM API を識別します。 PROCESS ステートメントは、CA Endevor SCM API を実行する JCL プロシージャを識別します。

  2. ndvspawn ファイル内の CAICCI SERVICE および PROCESS ステートメントを編集して、SPAWN パラメータをカスタマイズします。 次に、メンバ NDVSPAWN としてサイト固有の CA90S.PARMLIB 内に適切なファイルを保存します。

    重要: Web サービス用のサンプル CCI 定義については、インストール ソース ライブラリ iprfx.iqual.CSIQOPTN で提供されるメンバ WSEWSCCI を参照してください。

    SERVICE ステートメント

    CA Endevor SCM API(ホスト アプリケーション)を識別します。

    PROCESS ステートメント

    CA Endevor SCM API を実行する JCL プロシージャを識別します。

    PROCNAME=WSEWSSTC

    Web サービス処理中に CAICCI SPAWN サービスによって開始される CA Endevor SCM API ホスト アプリケーションに関連付けられているプロシージャの名前を指定します。 WSEWSSTC 値は、SPAWN リクエストによって開始されるスターティッド タスク プロシージャの名前です。

    注: デフォルトでは、このスターティッド タスクに関連付けられているプロシージャの名前は WSEWSSTC です。ただし、この名前は、たとえば、サイト固有の命名またはセキュリティ基準に準拠するためにしばしば変更されます。 サイトのプロシージャ名が不明な場合は、デフォルト名が変更されていないかどうか確認するか、システム管理者に問い合わせてください。

    重要: ステートメントを提供されているフォーマットどおりに保持して、スペースおよび列の配列を維持します。 CAICCI ステートメントの定義および使用の詳細については、CA Common Services のドキュメントを参照してください。

  3. WSEWSSTC スターティッド タスクをカスタマイズします。 ユーザのサイトに適するように、パラメータを変更します。

    注: サンプル WSEWSSTC プロシージャは、CA Endevor SCM で配布されている CSIQJCL ライブラリ内にあります。

    注: WSEWSSTC メンバ名を変更する場合は、SPNPARn ファイルの CCI PROCESS ステートメントで PROCNAME 値を更新して、必ず新しいプロシージャ名が反映されるようにします。

    注: wsewsstc 値は設定ファイルの JOBNAME パラメータで指定されます。

  4. JES に定義されている PROCLIB へ WSEWSSTC をコピーします。 WSEWSSTC はスターティッド タスクとして開始されます。
  5. これが CAICCI コンポーネントの最初のインストールである場合、インストール後に、システムに対して IPL を実行する必要はありません。 これが 2 回目以降のインストールである場合、システムに対して IPL を実行する必要がある場合があります。 詳細については、CA Common Services for z/OS のドキュメントを参照してください。