前のトピック: グローバル タイプ シーケンス次のトピック: グローバル タイプ シーケンスの動作


グローバル タイプ シーケンスを有効にする方法

変更マネージャ(CA Endevor SCM 管理者)は、グローバル タイプ シーケンスを有効にしてバッチ処理のパフォーマンスを改善できます。 この機能が有効な場合、API エレメント アクション(ワイルドカードまたはマスクを使用する場合)および SCL エレメント アクションは、管理者によって作成されたタイプ シーケンス メンバ内のサイト レベルで定義された単一のタイプ シーケンスによって処理されます。

グローバル タイプ シーケンスは以下の機能の前提条件です。

以下の図は、グローバル タイプ シーケンスを有効にする方法を示しています。

BEND--グローバル タイプ シーケンスを有効にする方法 2

グローバル タイプ シーケンスを有効にするには、以下の手順に従います。

  1. 前提条件の確認
  2. PARMLIB データ セットの割り当て
  3. サイトのタイプ シーケンス メンバの作成
  4. C1DEFLTS に対するタイプ シーケンス メンバの定義
  5. タイプ シーケンス メンバの確認

前提条件の確認

グローバル タイプ シーケンスを有効にする前に、処理がどのように動作するかを理解していることを確認します。 以下のトピックを確認してください。 これらのトピックでは、デフォルトのタイプ処理とグローバル タイプ シーケンスの違い、および並行アクション処理に対するグローバル タイプ シーケンスの影響について説明します。

バッチ ジョブのタイプ処理

CA Endevor SCM 管理者は、特定の順序で処理する必要がある CA Endevor SCM タイプの処理シーケンスを設定できます。 たとえば、COBOL コピーブックは、COBOL プログラムの前に処理する必要があります。 このタイプ処理シーケンスは、システム レベル(デフォルト)、またはグローバル タイプ シーケンスと呼ばれるグローバル レベルのいずれかで設定できます。 JCL など、その他のタイプは任意の順序で処理できます。 このようなタイプは、タイプ処理シーケンスで定義する必要はありません。

バッチ リクエストに複数のエレメント タイプが含まれる場合、CA Endevor SCM は、まず 2 つのリクエスト チェーンを作成します。 1 つのチェーンはタイプ シーケンス順のシーケンス タイプで構成され、もう 1 つのチェーンはアルファベット順の非シーケンス タイプで構成されます。 その後、CA Endevor SCM は、以下のようにシーケンス タイプ チェーンを最初に処理します。

グローバル タイプ シーケンスは、並行アクション処理オプションの前提条件です。 このオプションを使用すると、特定のタイプを同時に処理できます。

バッチ ジョブのデフォルト処理の動作

バッチ ジョブのデフォルト処理では、タイプは、システム レベルで定義されたタイプの順序で処理されます。 エレメント アクションは、各システム内で、管理者によってタイプがシステムおよびステージに対して定義されたのと同じ順序、または管理者によって並べ替えられたのと同じ順序で実行されます。 以下に、この処理の詳細を示します。

  1. 管理者がタイプを定義すると、それらは、システム MCF 内のタイプ シーケンスの末尾に追加されます。
  2. 管理者は、以下のように、前景またはバッチ内でこのシーケンスを並べ替えることができます。
    1. タイプ シーケンス パネル — グローバル タイプ シーケンスが有効でない場合に限り、このパネルを使用してシーケンスを並べ替えることができます。
    2. タイプ シーケンス ステートメントの定義 — グローバル タイプ シーケンスが有効であるかどうかに関係なく、このバッチ管理 SCL ステートメントを使用してシーケンスを並べ替えることができます。 ただし、グローバル タイプ シーケンスが有効な場合は、アクションが実行中であっても、警告メッセージが生成されます。
  3. バッチ ジョブがサブミットされると、ターゲット システムの MCF に保持されているシーケンスを使用して、各システムでエレメント アクションが実行されます。