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並行アクション処理に対するグローバル タイプ シーケンスの影響

並行アクション処理(CAP)を使用する場合、グローバル タイプ シーケンスが必要です。 同時に処理できるタイプのカテゴリ定義を追加することにより、CAP をさらに効率化できます。 カテゴリは、グローバル タイプ シーケンス テーブルで定義されています。

重要: グローバル タイプ シーケンス テーブルでカテゴリを指定しても、シーケンス タイプと非シーケンス タイプのリクエストを作成および並べ替える方法には影響しません。 カテゴリは、並行アクション処理がアクションをディスパッチする方法にのみ影響します

CAP は、以下のようにリクエストを処理します。

  1. CA Endevor SCM は、同時に処理するエレメント要求をディスパッチする場合、どのアクション要求をディスパッチするかを決定するときに、タイプ、およびそのタイプに関連付けられているカテゴリの両方を参照します。
    1. シーケンス タイプ チェーン内の次のリクエストに前のリクエストと同じカテゴリ値が含まれる場合、そのエレメント アクションは使用可能な STC にディスパッチできます。

      カテゴリを指定した場合、カテゴリ値が前のリクエストに一致する限り、CA Endevor SCM はシーケンス タイプ チェーンからエレメント アクションを継続的にディスパッチします。 1 つのカテゴリ値からのシーケンス タイプ リクエストが処理中で、処理対象の非シーケンス タイプ リクエストが存在しない場合のみ、使用可能な STC が待機する必要があります。

    2. 次のリクエストが同じカテゴリ値を持っていない場合、CA Endevor SCM は、非シーケンス タイプ チェーンからリクエストをディスパッチします。

      カテゴリを指定しない場合、次のシーケンス タイプ番号のエレメント アクションは、前のシーケンス タイプのすべてのアクションの処理が完了するまで待機する必要があります。 次に、非シーケンス タイプ エレメント アクションは、STC が使用可能になるか、またはすべてのシーケンス タイプ リクエストがディスパッチされた後にディスパッチされます。 シーケンス タイプ リクエストが処理中で、処理対象の非シーケンス タイプ チェーンからのリクエストが存在しない場合は、使用可能な STC がアイドルのままになります。

  2. 特定のシーケンス タイプおよびカテゴリのすべてのリクエストが処理されると、CA Endevor SCM は、次のシーケンス タイプのリクエストの処理を開始します。
  3. すべてのシーケンス タイプ チェーンからのリクエストが完了すると、非シーケンス タイプ チェーンからの残りのリクエストがディスパッチされます。