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エレメント タイプのサポート

クライアント マシンからアクセス可能なファイルを CA Endevor SCM に追加して、CA Endevor SCM からエレメントを取得できます。 Web サービスは、SOAP Attachment を使用して、クライアント アプリケーションとの間でファイルを送受信します。 転送されたデータの変換を有効にするには、管理するデータのタイプごとに CA Endevor SCM のタイプ レコードを正しく定義する必要があります。 バイナリ ファイルとテキスト ファイルの特性について、以下に説明します。

テキスト ファイル

CA Endevor SCM では、テキスト ファイルは、行区切り文字を持ち、文字変換が必要なファイルとして定義されます。 メインフレーム上にテキスト ファイルを格納し、CA Endevor SCM でそれらを参照できます。 テキスト ファイルの場合、詳細な変更履歴が保存されます。

CA Endevor SCM でエレメントを参照すると、CA Endevor SCM の EBCDIC-to-ASCII 変換機能が呼び出されます。EBCDIC-to-local ファイル システム エンコーディングは使用されません。 ただし、CA Endevor SCM からテキスト ファイルを取得する際は、Web サービス サーバがメインフレームから取得した EBCDIC を変換します。

重要: テキスト ファイルのエレメント タイプを正しく定義するために、CA Endevor SCM 管理者は Web サービス管理者と連携して作業する必要があります。

Web サービス設定ファイルの CodePage Web サービス パラメータは、メインフレームと Web サービスの文字セットを定義します。 設定ファイルは、Web サービス管理者によってカスタマイズされます。 このパラメータの説明を以下に示します。

コード ページ

メインフレームのオペレーティング システムで定義され、CA Endevor SCM が使用しているコード ページを指定します。 コード ページは、メインフレーム上のテキスト ファイルのコーディング方法を定義する EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)の 1 つです。

CodePage パラメータと CharacterSet パラメータにより、Web サービスはクライアント コンピュータと API の間で交換した平文テキスト情報を変換できます。 平文テキスト情報には、API に送信された SCL コマンドおよび API から抽出したレポートと CSV ファイルがあります。

サポートされているエンコーディングについては、http://download.oracle.com/javase/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

デフォルト: cp01140

注: 設定ファイル パラメータの詳細については、「ENDEVOR.cfg のパラメータ」を参照してください。

バイナリ ファイル

CA Endevor SCM では、バイナリ ファイルは、行区切り文字を持たない、または文字変換が必要ないファイルとして定義されます。 バイナリ ファイルの例として、Microsoft Word 文書や Excel スプレッドシートがあります。 バイナリ ファイルに名前を付ける場合、通常はロング ネームを使用します。 Web サービスを使用して、特定のバージョンのファイルを取得できます。 Web サービスを使用すると、ブラウザが認識するコンテンツ タイプのバイナリ ファイルを参照できます。 バイナリ ファイルの場合、ログ デルタ形式で定義したファイル タイプを除き、詳細な変更履歴が保存されます。 バイナリ ファイルの詳細については、「バイナリ ファイル用のエレメント タイプを定義する方法」を参照してください。