配布されるデータ ソース設定ファイル ENDEVOR.cfg には、Web サービスを実行するための推奨パラメータが含まれています。 以下のリストでは、これらの各パラメータ、および追加のパラメータ、オプションのパラメータ、予約パラメータについて説明します。
この設定ファイルを適用する CA Endevor SCM データ ソースを示す名前を、英数字 1 ~ 20 文字で指定します。
注: 有効な設定ファイルであるためには、.cfg ファイルの名前とファイル内で Name= に指定されている値が一致する必要があります。 ユーザ作成のクライアントをデータ ソースに接続するには、クライアント要求の DataSource パラメータに設定ファイルと同じ名前を指定します。
サービスがアクティブかどうかを指定します。 有効な値は 1 ~ 15 文字のテキスト文字列です。 推奨値は Available または Unavailable です。 このテキストは、クライアント アプリケーションが有効なデータ ソースのリストにこのデータ ソースを表示する際に表示されます。
このデータ ソースに設定する 1 ~ 100 文字のメッセージ(例: 「Welcome to CA Endevor SCM Web Services. Service is open.」)を指定します。このテキストは、クライアント アプリケーションが有効なデータ ソースのリストにこのデータ ソースを表示する際に表示されます。
このデータ ソースに設定する 1 ~ 100 文字の説明(例: 「CA Endevor SCM Web Service」)を指定します。このテキストは、クライアント アプリケーションが有効なデータ ソースのリストにこのデータ ソースを表示する際に表示されます。
データ ソースに関連付けられている CAICCI ホスト名を 1 ~ 8 文字で指定します。 CCIPARM ファイル内の SYSID の値を使用します。この値は、CA Endevor SCM がインストールされているシステムの SYSID です。
CA Endevor SCM API サーバの起動に使用する CAICCI ホスト アプリケーションまたはプロセスの名前を 1 ~ 8 文字で指定します。 WSEWSCCI ファイルで指定されている CA Endevor SCM メインフレーム スターティッド タスク プロシージャを使用します。 「WSEWSSTC」などのジョブ名を使用してください。
Jobname によって起動されるプログラムの名前を 1 ~ 8 文字で指定します。ここでは、「BC1PAPI0」です。 これは唯一の有効な値です。
STC プールの STC の生成に使用するユーザ ID を 1 ~ 8 文字で指定します。 ここで使用する ID は、「Web サービスへのセキュリティ アクセスを有効にする方法」の手順に従って定義する必要があります。 この値は、STC の生成に使用されるユーザ ID を上書きします。 パスワード NOTREQED で Web サービスを開始するために使用されるデフォルト ユーザ ID。
1 ~ 8 文字の文字列を指定します。 この値は、UserID で指定された ID のパスワード、または ID にパスワードがない場合は NOTREQED のいずれかです。 UserId がコード化される場合、この値または EncryptedPassword をコード化する必要があります。
Password 値の 64 ビット暗号化文字列を指定します。 Password が NOTREQED の場合、この値は「Tk9UUkVRRUQ=」です。 UserId がコード化される場合、この値または Password をコード化する必要があります。
ユーザがデータ ソースを識別しやすくするための 1 ~ 100 文字の文字列を指定します。
STC プール内の初期(永続)STC の数を指定します。 永続 STC は、Web サービスの開始時または更新時に作成されます。 プール内の STC はそれぞれ、別のクライアントからメインフレーム上の CA Endevor SCM に API リクエストを転送できます。 1 つの Web サービス コールは、API の実行中に STC の所有権を取得します。 永続プール内の STC がすべて開始した後、PoolIncrSize パラメータによって指定された数によって制限される追加の STC を開始できます。 パフォーマンスの向上については、増分プールから開始する STC 数が過剰になるのを回避するために、オプションの方法として、PoolInitSize の値を設定します。
有効な値は 0 から 20 です。
デフォルト: 5
STC の不足が検出された場合に、永続プールに加えて、プール メンテナンス スレッドが作成できる増分 STC の数を指定します。 PoolInitSize を 0 に設定すると、すべての STC 接続が増分プールから割り当てられます。 ワークロードの減少後、スレッドは増分プールから余分な STC 接続を解放します。
有効な値は 0 から 5 です。
デフォルト: 2
プール内の有効な永続 STC および増分 STC の最大数を指定します。 STC プール メンテナンス スレッドは、プール内の STC をこの数まで維持します。 STC が最大数まですべて使用された場合、受信 Web サービス コールは拒否されます。 このパラメータの値は操作中に増加できません。
有効な値は 0 から 40 です。
デフォルト: 20
STC プール メンテナンス モニタリング スレッドの実行間隔を秒単位で指定します。 たとえば、この値が 180(デフォルト)に設定されると、モニタ スレッドは 180 秒間隔で実行されます。 PoolreapTime 値を設定する場合、以下の条件を考慮してください。
有効な値は、秒単位で 0 から 600 です。
デフォルト: 180
モニタ スレッドがリクエストをキャンセルする前に、STC スタートアップ リクエストがどれくらいの時間待機できるか指定します。 この値によって、STC の割り当てを無期限に待機するのを回避し、通信エラーが繰り返し発生する場合は、STC を保留ステータスに設定します。 そのような場合は、setConfiguration() 操作による設定のリフレッシュによって、保留ステータスをリセットします。
有効な値は、秒単位で 0 から 120 です。
デフォルト: 30
モニタ スレッドが接続を破棄する前に、STC 接続がどれくらいの時間アイドル状態にあるかを指定します。 このタイムアウトの正確性およびパフォーマンスは、PoolreapTime 値による影響を受けます。
パフォーマンスを最適にするには、Unused Timeout 値を PoolreapTime 値より高く設定します。 たとえば、Unused Timeout 値が 120 に設定され、STC モニタリング スレッドが PoolreapTime 60 で有効な場合、未使用の STC はシャット ダウン前に最大 60 秒間アクティブなままになります。
有効な値は、秒単位で 0 から 1200 です。
デフォルト: 600
モニタ スレッドが接続を破棄する前に、STC 接続がどれくらいの時間アイドル状態にあるかを指定します。 このタイムアウトの正確性およびパフォーマンスは、PoolreapTime 値による影響を受けます。
パフォーマンスを最適にするには、Aged Timeout 値を PoolreapTime 値より高く設定します。 たとえば、Aged Timeout 値が 1200 に設定され、PoolreapTime 値が 60 の場合、シャットダウンされる前に、STC は最大 1140 秒(19 分)間存在します。
Aged Timeout を 0 に設定すると、シャットダウンが他のパラメータ値を基準にしていない限り、STC は無期限にプール内に留まります。
有効な値は、秒単位で 0 から 1200 です。
デフォルト: 1200
STC が受信可能な Web サービス コールの最大数を指定します。 コールの数がこの数を超えた後、モニタ スレッドはコールをこの STC にルーティングするのを停止し、次のリクエストをプール内の別の STC にルーティングするか、追加の STC を開始します。 このパラメータは、JES 出力のサイズ、競合の可能性、その他の z/OS 環境の問題などの潜在的な問題を防止します。
有効な値は、秒単位で 0 から 1000 です。
デフォルト: 100
STC が処理できるキロバイトの最大数を指定します。 これによって、1 つの STC によって実行されるすべての Web サービス コールによって交換可能なデータ量が制限されます。 データ量の合計がこの値を超えた後、モニタ スレッドはこの STC へのリクエストのルーティングを停止します。 代わりに、リクエストはプール内の別の STC にルーティングされるか、必要に応じて、追加の STC が開始されます。 このパラメータは、JES 出力のサイズ、競合の可能性、その他の z/OS 環境の問題などの潜在的な問題を防止します。
有効な値は、KB 単位で 0 から 100,000 です。
デフォルト: 1000
CA Endevor SCM からの応答の待機が中断されるまでの間隔を秒単位で指定します。 この値は、通信レイヤ(CAICCI)で定義される ReceiveTimeout 値との関係で設定されます。 この間隔に到達すると、Web サービス クライアントは API が保留中であることを明示的に通知されます。 有効であるためには、この値は CAICCI 値より小さな値にする必要があります。 長期間実行されるジョブが Web サービスからサブミットされる場合、CAICCI 設定に対する高い値が予期されます。 長期間実行されるジョブは中断されず、その STC 接続はキャンセルされません。
有効な値は、秒単位で 0 から 600 です。
デフォルト: 180
通信レイヤからの接続タイムアウトの発生を回避するために、モニタ スレッドによって永続プールからの使用可能な STC を再アクティブ化するために使用される時間間隔を指定します。 KeepAlive パラメータによって SCL が CA Endevor SCM にサブミットされて、通信またはバックエンド レイヤで時間値を更新します。 スレッドは、バックエンドの応答性を識別し、通信エラーをすべて処理します。 失敗の種類に応じて、スレッドは STC を解放し、新しいインスタンスに置換します。 モニタリング スレッドは、コピーをリフレッシュする前に、受信 Web サービス コールの数、または STC 当たりのデータ転送の合計ボリュームのしきい値を確認します。
有効な値は、秒単位で 0 から 600 です。
デフォルト: 180
重要: これらの値は、submitSCL() 呼び出しで渡される際に置き換えられます。
CodePage に対応する 2 文字の言語コードを指定します。
デフォルト: EN
データ ソースが置かれているタイム ゾーンを、GMT+0 からの正または負のオフセットで指定します(例: GMT-6.0)。 Web サービスはこの値を使用して、データ ソースが置かれている z/OS メインフレーム上の正しい時刻を決定し、メッセージで使用します。
メインフレームのオペレーティング システムで定義され、CA Endevor SCM が使用しているコード ページを指定します。 コード ページは、メインフレーム上のテキスト ファイルのコーディング方法を定義する EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)の 1 つです。
CodePage パラメータと CharacterSet パラメータにより、Web サービスはクライアント コンピュータと API の間で交換した平文テキスト情報を変換できます。 平文テキスト情報には、API に送信された SCL コマンドおよび API から抽出したレポートと CSV ファイルがあります。
サポートされているエンコーディングについては、http://download.oracle.com/javase/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。
デフォルト: cp01140
クライアント アプリケーションが使用する文字セットを指定します(例: latin1、iso8859-1)。 CharacterSet 値は、Web サービスがメインフレーム コード ページとクライアント アプリケーションで使用されるアルファベットの間で変換を行う方法を指定します。 この値は、平文テキスト情報の変換にのみ使用されます。 詳細については、このトピックの CodePage パラメータの定義を参照してください。
クライアントのローカル ファイル システムに格納されている CA Endevor SCM エレメントのコード化スキームを指定します。 この値は、Web サービスで Java 仮想マシンがテキスト文字変換に使用する文字セットの名前を指定します。 この値は、クライアント アプリケーションと API 間のファイルの交換に適用されます。 CA Endevor SCM では、これらのファイルは、DATA FORMAT=Text で定義されたエレメント タイプに関連付けられます。
デフォルト: ISO-8859-1
重要: エレメントを DATA FORMAT=Text として CA Endevor SCM で定義されたファイル タイプに追加または更新する場合、Web サービスは LFS.Encoding パラメータと CodePage パラメータで定義されている文字セットを使用して、このファイルをローカル ワークステーションのコード ページからメインフレームのコード ページに変換しようとします。 ローカル コード ページのすべての文字を、ホスト コード ページに適切にマッピングできるとは限りません。 テキスト エレメントを取得する際も、同様の注意が必要です。 文字セットの変換を必要としないファイルの場合、タイプ定義には DATA FORMAT=Binary を指定する必要があります。
CA Endevor SCM エレメントのコード化スキームを指定します。 通常は CodePage と同じ値です。
CA Endevor SCM のレポートとクエリを Web サービス クライアント コンピュータと交換する方法を指定します。 デフォルトは、Text です。
トレース対象を指定します。 トレース レベルまたは文字列値を、有効な値として指定できます。 デフォルトは 0 です。
トレースするユーザ名を指定します。 有効は値は以下のとおりです。
user-name – ユーザ名を 1 ~ 8 文字で指定します。
ALL - すべてのユーザを指定します。
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