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テキスト ファイル用のエレメント タイプを定義する方法

Web サービスで添付ファイルを使用してテキスト ファイルを転送できるようにするには、テキスト ファイルのタイプ定義を CA Endevor SCM で正しく設定する必要があります。 CA Endevor SCM では、テキスト ファイルは、行区切り文字を持ち、文字変換が必要なファイルとして定義されます。 メインフレーム上にテキスト ファイルを格納し、CA Endevor SCM でそれらを参照できます。 テキスト タイプを定義するには、以下の手順に従います。

  1. CA Endevor SCM ルールを特定のファイル タイプに使用して、ベースおよびデルタ ライブラリを定義します。 詳細については、「CA Endevor Software Change Manager 管理ガイド」を参照してください。
  2. テキスト データ用の CA Endevor SCM タイプ レコードを定義するために、タイプ定義パネルのフィールドを以下の値に設定します。
    1. デルタ ストレージ形式を指定するために、FWD/REV/IMG DELTA フィールドをフォワードの場合は「F」に、リバースの場合は「R」に設定します。
    2. 8 文字未満で大文字のエレメント名に対して COMPRESS BASE/ENCRYPT NAME フィールドを「N」に設定します。 その他のエレメント名については、このフィールドを「Y」に設定します。 「Y」に設定した場合、ベース ライブラリは HFS である必要があります。
    3. 比較 FROM フィールドをデータのタイプに適切な値に設定します。 たとえば、COBOL を 7 にすることができます。
    4. SOURCE LENGTH および COMPARE TO フィールドをデータのタイプに適切な値に設定します。 たとえば、COBOL の SOURCE LENGTH を 80 に、COMPARE TO を 72 にすることができます。
    5. HFS RECFM フィールドを CRLF に設定します。 これは Microsoft Windows ファイル用の改行文字です。 ローカル ファイル システム サポートを使用してアクセスするテキスト タイプに CRLF を指定しない場合、Windows ベースのエディタで予期しない結果が発生します。
    6. DATA FORMAT フィールドを「T」(テキスト)に設定します。 これによって、EBCDIC からローカル ファイル システム エンコーディングへの変換がトリガされます。
    7. FILE EXT フィールドを、ファイル タイプをローカル マシン上で使用するファイル名の拡張子(cob、jcl など)に設定するか、ブランクにしておきます。 FILE EXT は、Web サービスを使用してローカル ディレクトリに対するファイルの追加や取得を行うときに使用します。