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HTTPS

次の手順に従ってください:

  1. 新しい仮想サービス イメージのレコーディングを開始するには、以下のいずれかの手順に従います。

    仮想サービス イメージ レコーダが開きます。

  2. 以下の図に示すように、[基本]タブに入力します。

    HTTPS トランスポート プロトコルに対する仮想サービス イメージ レコーダの[基本]タブの図

  3. 次へ]をクリックします。

    ウィザードの次のウィンドウが表示されます。

  4. この手順では、ポートおよびホストの情報を入力します。
    リスン/記録ポート

    クライアントが DevTest と通信するポートを定義します。 通常、8001 を選択します。ただし、別のポート番号も使用できます。

    ターゲット ホスト

    サーバが実行されているターゲット ホストの名前または IP アドレス。 プロキシ パススルー スタイルを選択する場合は、空白のままにします。

    ターゲット ポート

    サーバがリスンするターゲット ポート番号を定義します。 プロキシ パススルー スタイルを選択する場合は、このフィールドを空白のままにします。

    デフォルト: 80 (HTTP)および 443 (HTTPS)

    レコーダ転送方式

    レコーディング中に仮想サービス イメージ レコーダが動作する方法を示します。 選択肢は[ゲートウェイ]と[プロキシ]です。 [プロキシ]を選択すると、[ターゲット ホスト]フィールドと[ターゲット ポート]フィールドのコンテンツがクリアされ、フィールドが無効になります。 この選択肢は、クライアントがレコーディング モードで接続する方法に影響します。

    • 仮想サービス イメージ レコーダがゲートウェイ モードでリスンする場合、クライアントは、サーバではなくレコーダに HTTP 要求を直接送信する必要があります。 クライアントがブラウザの場合、URL には、サーバのホストおよびポートではなく、レコーダのホストおよびポートが含まれます。
    • 仮想サービス イメージ レコーダがプロキシ モードでリスンする場合、クライアントは、プロキシとしてレコーダのホストおよびポートを指定する必要があります。 クライアントがブラウザの場合、URL にはサーバのホストおよびポートが含まれます。 プロキシ設定は、レコーダを介して要求をルーティングするように設定されている必要があります。
    ほとんどの HTTP クライアントには、ローカル ホストにプロキシを使用しないようにする設定があります。 仮想サービス イメージ レコーダがローカル ホスト上でプロキシ モードで実行されている場合は、トラフィックがレコーダを正しく通過するように、この設定を無効にします。
    クライアントから受信したホスト ヘッダ パラメータは変更しないでください

    Host パラメータの値をパス スルーするかどうかを指定します。 このオプションは、ゲートウェイ モードで記録する場合にのみ使用可能です。 パススルー オプションは、ターゲット エンドポイントにトラフィックを再送信する場合に Host ヘッダ パラメータを再書き込みしないようにレコーダに指示します。

    サーバに SSL を使用

    DevTest がサーバに要求を送信するために HTTPS を使用するかどうかを指定します。

    • オン: DevTest は HTTPS (セキュア レイヤ)要求をサーバに送信します。

      サーバに SSL を使用]を選択した場合で、[クライアントに SSL を使用]を選択しない場合には、DevTest はレコーディングに HTTP 接続を使用します。 その後、DevTest は HTTPS を使用して、サーバにそれらの要求を送信します。

      オフ: DevTest は HTTP 要求をサーバに送信します。

    クライアントに SSL を使用

    クライアントからの SSL 要求を再生するためにカスタム キーストアを使用するかどうかを指定します。 このオプションは、[サーバに SSL を使用]が選択されている場合のみ有効です。

    • オン: カスタム クライアント キーストアおよびパスフレーズを指定できます。 これらのパラメータを入力した場合、ハードコードされたデフォルトの代わりに使用されます。

      オフ: カスタム クライアント キーストアおよびパスフレーズを指定できません。

    SSL キーストア ファイル

    キーストア ファイルの名前。

    キーストア パスワード

    キーストア ファイルのパスワード。

    注: 双方向 SSL 環境で VSE を設定する方法の詳細については、「双方向 SSL 接続の仮想化」を参照してください。

  5. 次へ]をクリックします。

    仮想サービス イメージ レコーダが、トラフィックのレコーディングを開始します。 このウィンドウに、割り当てられたポートおよびサービス ターゲットが表示されます。

  6. 仮想サービス イメージ レコーダを介してルーティングされ、トラフィックのレコーディングを開始する要求をサーバに送信するには、HTTP クライアントを使用します。

    仮想サービス イメージ レコーダがトランザクションを記録すると、ウィンドウの下部の統計表示が動的に増加します。 オプションと動的な統計表示には、以下のものが含まれます。

    合計セッション数

    記録された会話の数。

    合計トランザクション数

    記録されたトランザクションの数。

    クリア

    現在記録されているトランザクションをクリアするには、このボタンをクリックします。

  7. レコーディングを完了したら、[次へ]をクリックして次の手順に進みます。

    次へ]をクリックした場合で、トランザクションが記録されていない場合には、エラー メッセージが表示されます。 [OK]をクリックしてレコーディングを続行します。

    注: トランザクションが記録されない場合、ポートの競合が発生している可能性があります。 クライアントは、仮想サービス レコーダの代わりに、アプリケーションにトランザクションを送信します。 別のサービスがそのポートを使用している場合は、そのサービスを停止するか、またはポート設定を変更して競合を解消します。

    トランザクション]タブには、記録された最新のトランザクションのリストが表示されます。 このトランザクションのリストで、トランザクションをダブルクリックして、トランザクションのコンテンツを示すダイアログ ボックスを表示できます。

  8. ベース パスを確認し、必要に応じて更新します。
  9. 要求を処理する前にポートへのバインド ステップを要求するには、[ポートへの個別のバインド ステップが必要]チェック ボックスをオンにします。
  10. 次へ]をクリックします。
  11. 次のウィンドウではデータ プロトコルにいずれの値も選択せずに、[次へ]をクリックします。
  12. レコーディング プロセス中に会話が検出されなかった場合は、会話を開始するトランザクションを選択します。 トークン ベースの会話では、トークンを検出する場所を指定します。 仮想サービス イメージ レコーダの[トークン識別]領域を使用します。 会話を開始するトランザクションを選択し、セッション トークンを識別します。 会話スタータとしてリストされた getNewToken 会話スタータ トランザクションを指定するには、それを選択して青い矢印をクリックします。

    この手順には、以下のコンポーネントが含まれます。

    会話スタータ トランザクション

    会話スタータとして選択したトランザクションをリスト表示します。 トランザクションを[残りのトランザクション]リストに移動する(会話スタータにしない場合)には、トランザクションを選択して矢印をクリックします。

    残りのトランザクション

    記録されたトランザクションをリスト表示します。 トランザクションを[会話スタータ トランザクション]リストに移動するには、トランザクションを選択して矢印をクリックします。

    プラス アイコン

    選択したトランザクションと同様に、リスト内のトランザクション(会話スタータまたは残りのいずれか)をすべて選択します。 選択したトランザクションをすべて移動するには、適切な矢印ボタンを使用します。

    会話数

    レコーディングでの会話数を表示します。 会話を作成すると、数が増加します。

    ステートレス強制

    残りのトランザクション]リストから、引き続きステートレスにする必要があり、チェック ボックスをオンにしておく必要があるトランザクションを選択します。 たとえば、会話スタータ トークンが含まれている場合であっても、イメージが含まれるトランザクションをステートレスのままにするように指定できます。

    ステートレス トランザクション

    クリックすると、このパネルで識別された会話で、ステートレスのままにするすべてのトランザクションのリストを参照できます。 このリストを使用して、すべての会話スタータ トランザクションを識別したことを確認できます。

    保存

    クリックすると、記録された RAW トランザクションが保存されます。 [参照]をクリックして、ファイルを保存する場所に移動します。 新しいレコーディングを開始する前に、[基本]タブで RAW トラフィック レコーディングをインポートできます。

    応答

    現在選択されているトランザクションに対して、このフィールドは、その応答のどれを検索するかを識別します。 通常は、1 が唯一のオプションです。

    検索対象

    このフィールドは、会話トークンを検索する際に確認する応答を識別します。 ドロップダウン リストには、応答の各メタ データ エントリに対するエントリと、応答のボディに対するエントリが 1 つ含まれます。

    [トークン識別]領域

    選択したトランザクションおよび応答に基づいて、選択した応答の検索対象セクションのコンテンツが表示されます。

    • 会話トークンとしてテキストの一部をマークするには、テキストを選択して、赤いスタンプ アイコンをクリックします。 テキストが黄色で強調表示されます。
    • 会話トークンではないものとしてテキストをマークするには、テキストの別の部分をマークするか、または消去アイコンをクリックします。
    • トークンをマークした後、検索アイコンを使用して同様のトランザクションを検索し、そのトークンをマークすることができます。 会話トークンにバインドするテキスト(XML タグなど)を選択できるダイアログ ボックスを開くには、検索アイコンをクリックします。 検索する先頭と末尾のテキストを指定するには、この方法を使用します。
  13. 次へ]をクリックします。

    後処理中には、仮想サービス イメージ レコーダに処理ステータスが表示されます。 .vsi ファイルを作成するための準備の一部として、レコーダは、要求と応答のボディを検証し、それらがテキストとしてマークされている場合はテキストであることを確認します。 テキストではない場合、タイプがバイナリに切り替わります。

    レコーダは、レコーディングの後処理を完了します。

    注: このレコーディングに対する設定を保存して別のサービス イメージ レコーディングにロードするには、[終了]ボタンの上の[保存[保存]アイコンの画像 をクリックします。

  14. 終了]をクリックして、イメージを格納します。
  15. DevTest ワークステーション で仮想サービス モデルを確認および保存します。

双方向 SSL 接続の仮想化

双方向 SSL 接続を仮想化するには、DevTest に以下のいずれかが必要です。

いずれの場合にも、クライアント キーストアとサーバ キーストア(または DevTest キーストア)の 2 つのキーストアが必要です。

local.properties ファイル(インストール ディレクトリにある)で、クライアント キーストアを以下のように使用するように SSL プロパティを設定します。

ssl.client.cert.path

キーストアのパスを定義します。例:

c:/mykeystore.jks。

ssl.client.cert.pass

キーストアのパスワードを定義します。

ssl.client.key.pass

証明書のパスワードを定義します。

VSE レコーダを開始し、双方向 SSL を使用するように設定します。 クライアントおよびサーバ キーストアを使用する場合、レコーダは以下の図のようになります。

双方向 SSL 接続のパラメータが入力された、仮想サービス イメージ レコーダのポート/サーバ画面のスクリーンショット

実際のサーバ キーストアの代わりに DevTest キーストアを使用する場合、そのパスを指定する必要はありません。 DevTest キーストアはデフォルトで使用されます。レコーダは、以下の図のように設定する必要があります。

双方向 SSL 接続のパラメータが入力された、仮想サービス イメージ レコーダのポート/サーバ画面のスクリーンショット

以下の図は、単方向および双方向 SSL の仮想化を示しています。

LISA の双方向および単方向 SSL の概念図。