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配分の選択

ステージング ドキュメント エディタの[ベース]タブには、[配分の選択]パネルが含まれます。

DevTest ワークステーション を使用する場合、仮想ユーザはローカルで(DevTest ワークステーション の一部であるシミュレータを使用して)実行されるため、[配分の選択]パネルを必要としません。

いくつのシミュレータ サーバがアクティブのまま DevTest サーバ を使用する場合、[配分の選択]パネルで、シミュレータ間での仮想ユーザの配分方法を指定できます。

配分のオプションは以下のとおりです。

 

インスタンスの能力に基づいてバランス

インスタンスの能力に基づいてバランス]配分は、現在のロード(各シミュレータのロード率)の評価に基づいて、DevTest が仮想ユーザ(インスタンス)の割り当てを決定することを要求します。

各シミュレータは、定義された割り当て可能な仮想ユーザ数で開始されます。 デフォルトは 255 です。 DevTest は動的にロード率を追跡し、仮想ユーザを特定のシミュレータへ追加して、ロード率をできるだけ均等に維持しようとします。 そのため、最低のロード率のシミュレータは、システムに導入される次の仮想ユーザに対する候補となります。

この配分は、システムがすでにその他のいくつかのテスターからのテストを実行しており、ロード配分を最適化したい場合に役立ちます。

パラメータは不要です。

 

DCM による動的シミュレータ スケーリング

DCM による動的シミュレータ スケーリング]配分は、テストの実行要件を満たすためにより多くの容量が必要になる場合(自動的にラボを展開することが必要になる場合)を DevTest が自動的に決定することを要求します。

この配分パターンには、以下のパラメータが含まれます。

チェックポイント時間

より多くのシミュレータが必要かどうかを DevTest が評価する間隔。 値は秒(例: 300s)または分(例: 5m)で入力します。

DCM 動的ラボ名

既存のコーディネータにステージングしてテストを実行するためにより多くの容量が必要と判定された場合に、このパラメータは、追加のシミュレータを実行するためにどのラボをアクティブ化するかを示します。 VLM プレフィックスおよび完全修飾ラボ名を含めます。

展開の最大数

展開時に作成されるシミュレータの最大数。 ユーザごとのシミュレータ数を制限するポリシーがある場合、このパラメータを使用してポリシーを強制できます。 デフォルト値の 0 は無制限を意味します。

チェックポイントの評価時に、DevTest は、現在実行されているシミュレータのパフォーマンスおよびオンラインにする必要がある仮想ユーザ数を確認します。 追加のシミュレータが必要な場合、DevTest はラボを展開するプロセスを開始します。 シミュレータがオンラインになると、DevTest はそれらのシミュレータへのトラフィックの送信を開始します。

 

パーセント配分

パーセント配分]は、指定したパーセンテージに基づいてシミュレータに仮想ユーザ(インスタンス)を配分します。

実行されているシミュレータ(ローカル)の名前は[シミュレータ名]列のドロップダウン リストで使用可能です。

シミュレータを選択し、そのシミュレータ用の仮想ユーザのパーセンテージを指定します。 100 パーセントになるまで、含めるすべてのシミュレータに対してこの操作を繰り返します。 パーセンテージには整数値を使用します。

注: ドロップダウン リストの選択肢として[自動]が表示されますが、推奨されていません。 「自動」は、明示的な配分の選択と競合するため、仮想ユーザの割り当てを混乱させる結果になります。

 

ラウンド ロビン配分

ラウンド ロビン配分]は、単純なラウンド ロビン配分パターンに基づいて、DevTest が仮想ユーザ(インスタンス)の割り当てを制御することを要求します。

DevTest は、シミュレータをランダムに選択して仮想ユーザを追加し、それから別のシミュレータに移動してユーザを追加し、必要に応じてこの方法で追加を続けます。 すべてのシミュレータが使用されると、プロセスは最初のシミュレータで続行されます。 この配分は、システムで単一の大規模な負荷テストを行う場合に役立ちます。

パラメータは不要です。