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Copybook データ プロトコルを使用する方法

Copybook データ プロトコルは、VSE がサポートする任意のトランスポート プロトコルと共に使用できます。 通常、Copybook データ プロトコル ハンドラは、JMS や MQ などのメッセージング プロトコルまたは CICS トランスポート プロトコルと共に使用されます。 デモ サーバでは、HTTP を使用するサンプル Copybook アプリケーションを使用できます。

選択

Copybook データ プロトコルを選択する場合は、以下の点に注意してください。

設定

トラフィックをキャプチャ(または要求/応答ペア、PCAP、RAW トラフィック ファイルからインポート)すると、Copybook DPH 設定ウィンドウが開きます。

以下のパラメータを入力します。

Copybook ファイル定義フォルダ

Copybook ファイル定義が格納されるプロジェクトのフォルダ。 このフォルダは、ペイロード マッピング ファイル内の相対パスのベース パスになります。

ペイロード ファイル定義マップ パス

この仮想サービスに対してペイロード マッピング ファイルの役割を果たす XML ドキュメント。

エンコーディング

任意の有効な Java 文字セットを指定します。 指定した場合、この値は、ペイロード内のバイトを出力 XML で使用されるテキストに変換するために使用されます。 VSE のデフォルト文字セットは UTF-8 です。 デフォルト文字セットは、local.properties 内の lisa.vse.default.charset を設定することによって設定できます。

Copybook キャッシュ TTL

実行時に VSE は指定された Copybook を参照する必要があるため、ファイルから読み取り、Copybook の XML 表現に変換する必要がある場合があります。 このパラメータは、変換された Copybook のキャッシュされたバージョンをどのくらいメモリに保持できるかを定義します。 TTL に到達すると、変換された Copybook はキャッシュから削除されます。 ファイルが再度必要な場合は、再度読み取られ、再変換されます。 TTL が 0 または負の数値の場合、キャッシュが無効であることを意味します。 ファイルは、必要になる度に読み取りおよび解析されます。 TTL が正の数値の場合、秒単位のタイムアウトとして使用されます。

Copybook パーサ開始列

多くの場合、Copybook には、各行の先頭に行番号が含まれます。 通常、これらの行番号は 6 桁の数値であるため、このパラメータのデフォルト値は 6 です。 このオプションでは、Copybook ファイル定義を解析する場合、パーサがどの列から開始するかを指定できます。 この数値はゼロベース インデックスで包含的です。 ただし、「通常」の排他的な 1 ベース インデックスと見なすことができます。 この値に 6 を設定した場合、最初の 6 文字をスキップして、7 文字目から開始します。

Copybook パーサ終了列

場合によっては、Copybook の各行の末尾にその他の参照データが含まれることがあります。 その場合、パーサは、どの列で停止するかを知る必要があります。 ファイル内の行の末尾に「余分な」データがない場合、この数値は、ファイル内の最長行の長さより大きく設定することができます。 この数値はゼロベース インデックスで排他的です。 「通常」の包含的な 1 ベース インデックスと見なすことができます。 この値に 72 を設定した場合、行内の 72 番目の文字を読み取った後に停止します(73 番目を読み取りません)。 この数値が行の長さを超えている場合、パーサは行の末尾で停止します。

フィールド長の検証

このオプションは、応答側の VSE でのみ使用されます。 レコーディング時には、ペイロードが XML に変換され、その後バイトに再変換されて、相互に変換できることが確認されます。 また、再生時には、コール元に応答する前に XML 応答がレコード/ペイロードに再変換されます。 それらの両方の操作で、VSE は、各フィールドの値が Copybook で指定された正確な長さであることを検証できます。 ただし、この検証を行うことは、必ずしも望ましいとは限りません。 たとえば、レコードの一部のフィールドにデータが含まれていない場合、その長さは 0 と見なされます。しかし、Copybook は、そのフィールドを 0 より大きい長さとして定義しています。 その場合、このオプションを選択すると、VSE は検証に失敗し、エラーをレポートします。 データが Copybook で定義された長さに正しく一致しないことがわかっている場合は、このチェック ボックスをオフにします。 ただし、各レコードに格納するように指定されたデータが正確に含まれるように強制したい場合は、このオプションをオンにできます。

XML エレメントを要求引数として設定する

要求および応答が XML 文字列であることを検証するかどうかを指定します。

要求および応答が XML 文字列であることを検証します。 このオプションを選択すると、レコーダが使用する XML メッセージから変数を識別できます。 変数の識別の詳細については、「ジェネリック XML ペイロード パーサ」を参照してください。

同じエディタを、VSM のデータ プロトコル フィルタで使用できます(要求側と応答側で 1 つずつ)。 このエディタでは、必要に応じて、レコーディング後に設定を変更できます。