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sepurgdb ユーティリティ - 未定義のレコードへのデータベース参照のパージ

UNIX で該当

sepurgdb ユーティリティは、データベース全体から未定義のレコードへの参照を検索し、その参照をデータベースから削除します。これにより、データベースのサイズが小さくなります。

重要: 安全確保のため、最初にデータベースをバックアップしてから、CA ControlMinder デーモンが実行されていない間に sepurgdb ユーティリティを起動します。

レコードの削除時に、ACL またはグループ メンバシップのリストなどにある削除対象レコードへの参照は、処理時間を短縮するために、通常はそのまま残されます。 これによって問題が発生することはありません。CA ControlMinder では一度も使用されていない一意の ID が新しいレコードに割り当てられるためです。 sepurgdb ユーティリティは、空きディスク領域を確保するためにのみ使用します。

sepurgdb を実行するには、root ユーザである必要があり、またデータベース ファイルが格納されたディレクトリから起動する必要があります。 データベース管理システムでは、事前に割り当てられたディスク領域を使用します。 通常、データベース ファイルのサイズは、パージ後もほとんど変わりません。 事前割り当てがあるため、データベースのサイズが後で大きくなっても、ファイル サイズはほとんど変わりません。

このコマンドの形式は以下のようになります。

sepurgdb FilePath [Username]
FilePath

sepurgdb ユーティリティのログ ファイルのベース名を指定します。 sepurgdb では、以下の 2 つのログ ファイルが作成されます。

FilePath.err

発生したエラーのログが保存されます。

FilePath.log

実行されたアクションのログが保存されます。

注: マイナス記号(‑)を FilePath に指定すると、この 2 つのログを統合して標準出力に送信できます。

ユーザ名

(オプション)USER レコードのグループ関連付けの削除済み所有者(存在しなくなったユーザ)を置き換えるためのユーザ名を指定します。

注: 指定したユーザがデータベースに存在している必要があります。存在しない場合、このオプションは無視されます。