前のトピック: dbmgr ユーティリティ次のトピック: dbmgr -dump 機能 - データベース情報の表示


dbmgr -create 機能 - データベースの作成

dbmgr -create は、空の新規データベースを生成する機能です。 この機能は、インストール時と、データベースまたは PMDB の作成時にのみ使用します。 CA ControlMinder によって、現在のディレクトリにデータベースが作成されます。

:ユーザ定義クラスを新しいデータベースに追加する場合は、新しいデータベースを作成した後に seclassadm ユーティリティを実行します。

このコマンドの形式は以下のようになります。

dbmgr {-create|-c} {-c[q]|-h} [-d] [-f filename] ¥
[-n] [-o] [-t terminalNames] ¥
[-u userName [,userName...]] [-ux userName [,userName...]]¥
[-v] [-w] [-k] [-n pathName]
-create|-c

dbmgr ユーティリティのデータベース作成機能を実行します。

-c

新しいデータベースを作成するかどうかを確認するメッセージを表示します。

-cq

確認メッセージを表示せずに、新しいデータベースを作成します。

‑h

この機能のヘルプを表示します。

‑d

データベース レイアウト ドキュメントを出力します。 出力には、データベース構造の詳細な説明およびデータベースで使用されているプロパティの形式が含まれています。

‑f filename

標準出力デバイスではなく、ファイルを出力先として指定します。

-k

データベースの作成が完了したら、共存ユーティリティを実行するように指定します。

-n pathName

(UNIX のみ)。 バックアップする CA ControlMinder データベースの完全パス名を定義します。

新しいデータベースを作成するときに、基本的なクラス スキーマが生成されます。 seclassadm ユーティリティを使用してデータベースに新しいクラスを追加すると、クラスの情報はデータベース ディレクトリ内のファイルに格納されます。 このクラス スキーマで特定のデータベース(Policy Model データベースなど)をバックアップするには、-n オプションでデータベースの場所を指定します。 ユーザ定義クラスの情報はその場所から取得します。 -n オプションを指定しない場合、クラスの情報ファイルはデータベースが作成されるローカル ディレクトリで検索されます。 このファイルが見つからない場合は、アクティブな CA ControlMinder セキュリティ データベース ディレクトリからファイルが取得されます。

‑o

Unicenter TNG クラスを既存のデータベースに追加します。

‑t terminalName

データベースに作成するカンマ区切りの端末リストを定義します。スーパーユーザはこのリストからローカル データベースを管理できます。

-u userName [,userName...]

データベースに作成するカンマ区切りのユーザ リストを定義します。 これらのユーザは CA ControlMinder セキュリティ管理者として定義されます。

-t オプションを指定した場合、これらのユーザには指定された端末からローカル データベースを管理する権限が付与されます。

-ux パラメータも参照してください。

-xu userName [,userName...]

カンマ区切りのエンタープライズ ユーザのリストを定義します。これらのユーザは CA ControlMinder セキュリティ管理者として定義されます。

-t オプションを指定した場合、これらのユーザには指定された端末からローカル データベースを管理する権限が付与されます。

ユーザが作成されない場合、dbmgr -create によってユーザが作成されます。このユーザは、ADMIN 属性、AUDITOR 属性、および IGN_HOL 属性を持つ、UNIX の root または Windows の Administrator に相当します。

‑v

進行状況を示すメッセージを無効にします。

‑w

Unicenter TNG クラスを含む新しいデータベースを作成します。

注: -v オプションと -d オプションを同時に指定することはできません。

例: Windows での新しいデータベースの作成

たとえば、c:¥temp> というシステム プロンプトで、以下のコマンドを入力します。

dbmgr ‑c ‑c ‑u user1 ‑t myterminal.company.com

メッセージに応答してデータベースの作成を確定すると、ユーティリティによって c:¥temp ディレクトリに新しいデータベースが作成されます。 データベースに user1 というユーザが作成されます。このユーザは、ADMIN 属性、AUDITOR 属性、および IGN_HOL 属性を持ち、myterminal.company.com という端末からデータベースを管理できます。

例: UNIX での新しいデータベースの作成

たとえば、¥tmp¥db ディレクトリから、以下のコマンドを入力します。

dbmgr ‑c ‑cq -d -f dbLayout

ユーティリティによって、¥tmp¥db ディレクトリに新しいデータベースが作成されます。 また、データベース レイアウト ドキュメントを含むファイル(dbLayout)も作成されます。 デフォルトでは、データベースに root というユーザが作成され、ADMIN 属性、AUDITOR 属性、および IGN_HOL 属性が割り当てられます。

詳細情報:

seclassadm ユーティリティ - CA ControlMinder クラスの管理

eACoexist ユーティリティ - 共存 Trusted プログラムの検出および登録