seclassadm ユーティリティは、CA ControlMinder クラスを管理します。 seclassadm は、ローカル データベースに新しいユーザ定義クラスを追加します。 seclassadm は、CA ControlMinder が実行中でないときに、データベースが格納されているディレクトリから(または -p オプションを使用して)起動します。
注: seclassadm の実行により、新しいクラスの情報を含むファイルが seosdb ディレクトリに作成されます。 dbmgr -c を指定して新しいデータベースを作成するときに、seos.ini ファイルの CreateNewClasses が「yes」(デフォルト)に設定されている場合は、ユーザ定義クラスが新しいデータベースに作成されます。
このコマンドの形式は以下のようになります。
seclassadm -add className [-a access] [{-|+}c] [-d access] ¥
[-f] [-g] [-o] [-p db_pathname] [-t]
seclassadm -del className
seclassadm -upd className {-|+}c [-p db_pathname]
既存のデータベースに新しいリソース クラスを追加します。この class‑name は新しいクラスの名前です。
CA ControlMinder では、クラス名は大文字で予約されています。 クラスを追加する場合は、小文字を最低 1 つ使用します。 最大 79 文字のクラス名を指定できます。
新しいクラスを作成した後に、selang の setoptions コマンドを実行してクラスを有効にする必要があります。
指定されたリソース クラスをデータベースから削除します。
指定されたリソース クラスをデータベースで更新します。
クラスのアクセス モードを指定します。 文字列 access は、許可されるアクセスを表します。 各アクセスモードは、任意の順序で示される 1 文字のコードで表されます。 文字列には空白または英字以外の文字を使用できません。 有効なアクセス モードは以下のとおりです。
|
省略形 |
説明 |
|---|---|
|
C |
control |
|
D |
delete |
|
E |
create |
|
F |
ファイル スキャン |
|
M |
chmod |
|
O |
chown |
|
R |
読み取り |
|
S |
セキュリティ |
|
T |
utime |
|
U |
更新 |
|
V |
rename |
|
W |
write |
|
X |
execute |
クラスのデフォルトのアクセス モードを指定します。 アクセス権限を指定せずに authorize コマンドを実行した場合に、CA ControlMinder によってユーザに割り当てられるアクセス モードです。 authorize コマンドで使用されるこの暗黙的なアクセスは、リソースに割り当てられるデフォルトのアクセスとは異なります。 使用可能なアクセス モードは、-a オプションで一覧表示されます。
新しいクラス名がすべて大文字の場合でも、CA ControlMinder で使用できるように指定します。
注: seclassadm ユーティリティでは、すべて大文字のクラス名の作成はデフォルトで許可されていません。 CA ControlMinder のすべて大文字の名前は、定義済みの CA ControlMinder クラスに予約されています。
新しいクラスを、既存のクラスのメンバをグループ化するリソースとして指定します。 既存のクラスと新しいグループ クラスの関係は、データベースの任意のクラスとそのグループ クラス(TERMINAL と GTERMINAL など)の関係と同じです。 既存のクラスのメンバをグループ化するリソースは、大文字の G で始まる必要があります。 つまり、名前は既存のクラスと同じですが、プレフィクス G で始まります。
新しいクラスの _default レコードを作成し、そのデフォルト アクセスを設定します。
ローカル データベースの完全パス名を指定します。
デフォルトでは、seclassadm ユーティリティは、現在のディレクトリ内のデータベースで動作します。 このオプションを使用して、データベースが配置されているディレクトリ以外のディレクトリを定義します。
このクラスが Unicenter TNG クラスであることを指定します。
例: データベースへの新しいクラスの追加
以下の例は、seclassadm ユーティリティを使用してデータベースにクラスを追加する方法を示しています。
seclassadm ‑add dbfield
seclassadm ‑add report ‑d R ‑a R
seclassadm ‑add batch_jobs ‑d R ‑a RWM
seclassadm ‑add DEPTA ‑d X ‑a X ‑g ‑f
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