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BICONFIG ユーティリティでの BIAR ファイルのインポート

CCA to CMDB Export Group、CA CMDB エクスポート レポート、BOXI_GRLoader.jar (GRLoader.jar に対するラッパー JAR)、CA Business Intelligence ユニバースを CA Business Intelligence にインポートするには、BICONFIG ユーティリティを使用します。 このユーティリティは、BIAR (xml_biar_import.biar)ファイルの BusinessObjects エンタープライズへのコマンド ライン インポートなど、さまざまな CA Business Intelligence オブジェクト機能に対するソリューションを提供します。 また、BIAR ファイルのデータベース接続情報を動的に変更します。

注: BICONFIG ユーティリティを使用するには、システム環境で JAVA_HOME 変数を設定してください。設定しないと、ユーティリティでエラー メッセージが表示されます。

重要: BIAR ファイルをインポートするときに OLE DB を使用する場合は、接続エラーが発生しないように oledb.sbo フィルを変更してください。

BICONFIG ユーティリティで BIAR ファイルをインポートする方法

  1. ソリューションを展開しているコンピュータに、BIConfig フォルダの内容をコピーします。
  2. サンプル フォルダにある xml_biar_import.xml ファイルで、必要なパラメータ値を設定します。
  3. 次に示すネットワーク層と RDMS の組み合わせの例のように、パラメータを変更します。

    注: これらのパラメータの設定の詳細については、SQL Server および Oracle のサンプル BIAR ファイルを参照してください。

  4. BIAR ファイルの場所、データベースのユーザ名とパスワード、データ ソース名、およびデータベース サーバ名を設定します。
  5. コマンド ラインからの以下のユーティリティを実行します。
    biconfig -h "host" [-n "port"] -u "<user>" [-p "password"] [-s "security"] -f "XML-config-file-name" | -x "XML-config-string" [-i[f] "BIAR-file-path"] [--help]
    
    host

    BusinessObjects CMS ホストを指定します。

    port

    (オプション)BusinessObjects CMS ポートを指定します。

    デフォルト: 6400

    user

    BusinessObjects CMS ユーザを指定します。

    password

    (オプション)BusinessObjects CMS パスワードを指定します。

    デフォルト: (空の文字列)

    security

    (オプション)BusinessObjects のセキュリティを指定します。

    デフォルト: secEnterprise

    XML-config-file-name

    XML 構成ファイルの名前または絶対パスを指定します。 ファイル名だけを指定した場合は、BIConfig フォルダで構成ファイルが検索されます。

    BIAR-file-path

    (オプション) BIAR ファイルの名前または絶対パスを指定します。 ファイル名だけを指定した場合は、BIConfig フォルダで構成ファイルが検索されます。

    ユーティリティは、BIConfig フォルダに BIConfig.log ファイルを生成します。 このログでは、インポートのステータスが表示されます。

    注: BIAR ファイルが正常にインポートされない場合、ログ ファイルはすべてのエラー メッセージを表示します。

  6. BIAR ファイルをインポートした後、CA Business Intelligence でユーザを[CCA to CMDB Export Group]に追加し、BIAR ファイルのインポートでユーザが CA CMDB エクスポート レポート、CCA_CMDB ユニバース、CCA_CMDB 接続へのアクセスに対するフル コントロールを持つようにします。

    注: ユーザを CA Business Intelligence のグループに追加する詳細については、CA Business Intelligence r3.2 または r3.3 SP1 の管理ガイドを参照してください。

oledb.sbo ファイルの変更

BIAR ファイルをインポートするときに OLE DB を使用する場合、CA Business Intelligence ディレクトリの oledb.sbo ファイルを変更する必要があります。 このファイルを変更すると、SQL Server で OLE DB を使用するときにエラーが発生しなくなります。

ファイルを変更する方法

  1. 以下のデフォルト インストール ディレクトリにある oledb.sbo ファイルを開きます。

    %BOXI_installation_directory%\BusinessObjects Enterprise 12.0\win32_x86\dataAccess\connectionServer\

  2. <DataBase Active="Yes" Name="MS SQL Server 2005"> の行を探し、次のパラメータを編集します。
    プロバイダ CLSID

    値を SQLOLEDB に変更します。

    Enumerator CLSID

    値を SQLOLEDB Enumerator に変更します。

  3. Server Intelligence Agent (SIA)を再起動します。

    OLE DB の変更が有効になります。

SQL Server の例

以下の例では、SQL Server の XML ファイルのサンプルを示します。

<?xml version="1.0"?>
<biconfig version="1.0">
  <!-- Import BIAR file -->
  <step priority="1">
    <add>
    <biar-file name="C:\biconfigmuthu\ccacmdb.biar">
            <networklayer>OLE DB</networklayer>
            <rdms>MS SQL Server 2005</rdms>
            <username>ccartm</username>
            <password>ccartm</password>
            <datasource>ccartm</datasource>
            <server>testpc</server>
        </biar-file>
    </add>
  </step>
</biconfig>