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マイグレーション ジョブの作成

マイグレーション ジョブは、マイグレートするコンピュータまたはグループ、および OS マイグレーションに使用する OS およびソフトウェア テンプレートを指定します。 マイグレーション ジョブを作成して、OS マイグレーションをテストおよび起動する必要があります。

次の手順に従ってください:

  1. 必要な OS およびソフトウェア テンプレートがあることを確認します。
  2. [自動マイグレーション]で[マイグレーション ジョブ]をクリックします。

    [マイグレーション ジョブ]ページが表示されます。

  3. [アクション]パネルで[新規]をクリックします。

    [新規マイグレーション ジョブ]ウィザードが開きます。

  4. ジョブの名前を指定し、マイグレーション タイプおよびターゲット タイプを選択します。

    選択したマイグレーション タイプは、マイグレーション ジョブのすべてのコンピュータに適用されます。

  5. [Next]をクリックします。 ターゲット コンピュータまたはグループを選択します。

    注: ローカル ドメイン マネージャ グループと複製されたエンタープライズ マネージャ グループが同じ名前の場合は、両方のグループ名がウィザードの[グループの選択]ページに表示されます。 両方のグループが選択内容に含まれますが、評価はローカル グループでのみ実行されます。

  6. [Next]をクリックします。 OS テンプレートを選択します。

    注: ベア メタル コンピュータが含まれるマシン置換マイグレーションでは、グローバルまたはグループに基づくタイプの OS テンプレートのみ選択できます。 ベア メタル コンピュータではハードウェア インベントリ収集が実行されないため、ハードウェア モデル ベースの OS テンプレートをベア メタル コンピュータに使用することはできません。 ただし、新しいコンピュータに DSM エージェントをすでにインストールしている場合で、そのようなコンピュータのハードウェア インベントリを収集している場合は、ハードウェア モデル ベースの OS テンプレートを使用できます。

    注: マシン置換マイグレーションでグループ ベースの OS テンプレートを使用するには、すべての新しいコンピュータ(ターゲット)が OS テンプレートに関連付けられていることを確認します。

  7. [Next]をクリックします。 ソフトウェア テンプレートを選択します。
  8. [Next]をクリックします。 Client Automation で設定した CA IT PAM ユーザ アカウントのクレデンシャルを[クレデンシャルの提供]ページで指定します。 ユーザ アカウント タイプに応じて、以下のいずれかの形式でクレデンシャルを指定します。

    LDAP ユーザ

    ldap://dirc_name/user_name

    ldaps://dirc_name/user_name

    WINNT ローカル ユーザ

    winnt://computer_name/user_name

    WINNT ドメイン ユーザ

    winnt://domain_name/user_name

    CA IT PAM は、ジョブの実行中に、提供されたクレデンシャルを使用して Client Automation にアクセスします。

  9. [マシン名マッピング]セクションでマシン マッピング ファイルを選択します。

    注: マシン置換マイグレーションでは、マッピング情報が必須です。 マッピング ファイルには、マイグレーション ジョブの一部であるコンピュータがすべて含まれている必要があります。 含まれていない場合、マイグレーション ジョブの作成が失敗します。

  10. [次へ]をクリックして概要を確認し、最後のページで[完了]をクリックします。

    マイグレーション ジョブが作成され、[マイグレーション ジョブ]ページに一覧表示されます。 これで、ジョブを検証して起動できます。

関連項目:

マイグレーションの種類

Web コンソールへの CA Process Automation ルート証明書のインポート

CA Process Automation が SSL を介して通信するように設定される場合は、CA Process Automation のルート証明書を Web コンソールにインポートする必要があります。 この設定により、CA Process Automation と Web コンソールが SSL を介して確実に通信できます。

CA Process Automation ルート証明書を Web コンソールにインポートする方法

  1. CA ルート証明書を Web コンソール cacerts ファイルにインポートするには、以下のコマンドを実行します。
    keytool -import -v -trustcacerts -alias itpam -file rootcertname -keystore keystore_location -keypass key password -storepass store password
    

    注: keytool 実行可能ファイルは、java bin ディレクトリ(たとえば、C:\Program Files (x86)\CA\SC\JRE\1.5.0_11\bin)に提供されています。

    rootcertname

    CA Process Automation ルート証明書の名前を定義します。

    keyStore_location

    keystore へのパスを定義します。 デフォルトのキーストアの場所は、C:\Program Files (x86)\CA\SC\JRE\JRE_Version\lib\security\cacerts です。

    keypass

    生成された鍵ペアの秘密鍵を保護するのに使用されるパスワードを定義します。

    デフォルト: changeit

    storepassword

    キーストアのパスワードを定義します。

    デフォルト: changeit

    コマンドが正常に実行されると、ルート証明書が cacerts ファイルにインポートされます。

特定のソフトウェア パッケージがあるコンピュータの OS マイグレーションの無効化

特定のソフトウェア パッケージがインストールされているコンピュータをマイグレートしない場合は、そのようなコンピュータの OS マイグレーションを無効にできます。 たとえば、DSM Web コンソールがインストールされているコンピュータの OS マイグレーションを無効にできます。 コンピュータは、検証プロセスでマイグレーション ジョブから自動的に除外されます。

特定のソフトウェア パッケージがあるコンピュータの OS マイグレーションを無効にする方法

  1. C:\Program Files\CA\DSM\Automation Service\bin フォルダまたは %autohome%\bin フォルダを開きます。
  2. テキスト エディタで、automation.config ファイルを編集します。
  3. 以下のように、SoftwareBlackList パラメータのカンマ区切り値として、ダブルクォート内にソフトウェア パッケージのリストを指定します。
    SoftwareBlackList="Software Package Name" ,”Software Package 2 Name”, …
    

    重要: DSM マネージャの OS マイグレーションを防止する、デフォルト値の CA DSM マネージャを削除しないでください。 CA DSM のマネージャの後に、ソフトウェア パッケージのリストを追加できます。

  4. ファイルを保存します。

    設定の変更内容が保存されます。

検証 -- マイグレーション処理のテスト

検証段階では、プロセスのテストを行います。 この段階には、以下のタスクが含まれています。

マイグレーション ジョブの検証

マイグレーション ジョブを検証し、マイグレーション ジョブで指定された詳細が適切で利用可能であることを確認します。 また、検証プロセスには、マイグレーション ジョブで提供されたスーパーユーザ クレデンシャルの確認も含まれています。 マイグレーション ジョブを起動する前に、検証する必要があります。

マイグレーション ジョブの検証方法

  1. [マイグレーション ジョブ]ページでマイグレーション ジョブを選択し、[検証]をクリックします。

    検証プロセスが開始されます。 [マイグレーション ジョブ]ページのマイグレーション ジョブのステータスが、[初期化が進行中です]に変更されます。 検証プロセスは、さまざまな検証基準に基づいてコンピュータを評価します。 評価されるコンピュータの数に応じて、処理にはしばらく時間がかかる場合があります。

    注: 最新のジョブ ステータスを取得するには、ページの下部にあるリフレッシュ アイコンリフレッシュ アイコンをクリックします。

    検証プロセスが完了すると、ジョブのステータスは以下のいずれかの値を示します。

    検証が完了しました

    検証タスクが正常に完了したことを示します。 このステータスは、マイグレーション ジョブのコンピュータのステータスを示すものではありません。 検証に成功したジョブには、エラーまたは警告によって検証に失敗したコンピュータが含まれる場合があります。 エラーによって検証に失敗したコンピュータは、マイグレーションから自動的に除外されます。

    検証に失敗しました

    検証タスクが失敗したことを示します。 [検証が完了しました]ステータスとは異なり、検証に失敗したジョブ内のすべてのコンピュータのステータスが[検証に失敗しました]ステータスになります。 検証に失敗したジョブを起動することはできません。

  2. ジョブ ステータスが[検証が完了しました]の場合は、以下の手順に従います。
    1. ジョブをクリックします。
    2. [コンピュータ]タブをクリックします。

      マイグレーション ジョブの一部であるコンピュータのリストが表示されます。 リストには、各コンピュータの検証ステータスが表示されます。

    3. [検証に失敗しました]のステータスを持つコンピュータの[アクティビティ ログ]の下の[表示]をクリックします。

      アクティビティ ログには、検証の問題が表示されます。

    4. 検証の問題を確認し、それらを修正します。
    5. マイグレーション ジョブを再び検証します。

      ジョブが再検証されます。

  3. ジョブ ステータスが[検証に失敗しました]の場合、以下の手順に従います。
    1. ジョブをクリックします。
    2. [コンピュータ]タブをクリックします。

      マイグレーション ジョブの一部であったコンピュータのリストが表示されます。 リストには、ステータスが[検証に失敗しました]であるすべてのコンピュータの検証ステータスが表示されます。

    3. コンピュータの[アクティビティ ログ]の下の[表示]をクリックします。

      アクティビティ ログには、検証の問題が表示されます。 検証に失敗したジョブのすべてのコンピュータには、同じログ メッセージが表示されます。 つまり、検証に失敗したコンピュータの 1 つを開いて、検証失敗の理由を確認することができます。

    4. 検証の問題を修正します。
    5. マイグレーション ジョブを再び検証します。

      ジョブが再検証されます。

関連項目:

OS マイグレーションの起動

マイグレーション ジョブからのコンピュータの除外

マイグレーション ジョブからのコンピュータの除外

検証の後、[検証が完了しました]ステータスまたは[検証の警告]ステータスのコンピュータは、自動的に OS マイグレーションに含まれます。[検証に失敗しました]ステータスのコンピュータは、OS マイグレーションから除外されます。 [検証が完了しました]または[検証の警告]のコンピュータの OS マイグレーションを延期する場合、それらをマイグレーション ジョブから除外できます。

マイグレーション ジョブからコンピュータを除外する方法

  1. マイグレーション ジョブに入れるコンピュータを選択し、[アクション]ペインの[コンピュータ マイグレーションの有効化]をクリックします。

    選択したコンピュータが、マイグレーション ジョブに入ります。 [コンピュータ マイグレーションの有効化]リンクが非アクティブになり、[コンピュータ マイグレーションの無効化]リンクがアクティブになります。

  2. マイグレーション ジョブから除外するコンピュータを選択し、[アクション]ペインの[コンピュータ マイグレーションの無効化]をクリックします。

    選択したコンピュータは、マイグレーション ジョブから除外されます。 [コンピュータ マイグレーションの無効化]リンクが非アクティブになり、[コンピュータ マイグレーションの有効化]リンクがアクティブになります。

展開 -- マイグレーションの起動

実際のマイグレーションは、展開段階で実行されます。 マイグレーション処理では、以下のタスクを実行します。

RAC(Reinstall After Crash)ポリシーの変更(ワイプして再ロード マイグレーションのみ)

注: 以下手順は、ワイプして再ロード マイグレーションにのみ適用可能です。 ワイプして再ロード マイグレーションを起動する前に、以下の手順を実行する必要があります。

マイグレーションが正しく動作するため、自動マイグレーションは、ドメイン マネージャとターゲット コンピュータの RAC ポリシーの更新を必要とします。 ターゲット コンピュータの RAC ポリシーは、マイグレーション中に自動的に無効になり、マイグレーション後に元の値にリセットされます。 ただし、ドメイン マネージャのポリシーを手動で変更する必要があります。

ドメイン マネージャで RAC ポリシーを変更する方法

  1. DSM エクスプローラからドメイン マネージャに接続し、[コントロール パネル]-[設定]-[設定ポリシー]- <ポリシー名> -[DSM]-[Software Delivery]-[マネージャ]に移動します。
    ポリシー名

    ドメイン マネージャ コンピュータ上で適用される設定ポリシーを参照します。

    ドメイン マネージャに関連するすべての Software Delivery 設定ポリシーが表示されます。

  2. 以下のポリシーの値を変更します。
    1. [RAC: ポリシー]の値を True に設定します。
    2. [RAC: 自動化設定]の値を 0 に設定します。 自動マイグレーションがターゲット コンピュータで RAC ポリシーを自動的に変更できるようするため、このポリシーをローカル管理する必要があります。 ポリシーが集中管理されている場合は、マイグレーションを起動する前にローカル管理に変更します。 マイグレーションが完了した後に、ポリシーを元の値にリセットできます。

    設定は、インストール履歴がターゲット コンピュータから削除され、SD ジョブ コンテナがドメイン マネージャによって作成されないことを確認するために役立ちます。

  3. ポリシーを保存して封印します。

再起動プロンプトのタイムアウト設定の変更

コンピュータの名前を変更するマイグレーション ジョブのマシン マッピング ファイルを指定している場合は、マイグレーション中にマイグレーション処理によってコンピュータの名前が変更されます。 コンピュータの名前が変更された後、コンピュータの再起動が要求され、コンピュータでプロンプトが表示されてユーザ応答を待ちます。 デフォルトでは、プロンプトは 30 分後にタイムアウトし、コンピュータを再起動します。 これは、マイグレーション ジョブの遅延を引き起こします。 再起動プロンプトのタイムアウト設定を変更してタイムアウトを短縮すると、再起動がただちに発生することを確認できます。

再起動プロンプトのタイムアウト設定を変更する方法

  1. DSM エクスプローラで、[設定ポリシー DSM]-[Software Delivery]-[エージェント]-[再起動: プロンプトのタイムアウト]に移動します。
  2. 設定をダブルクリックし、値を必要な値に変更します。 たとえば、2 分後にコンピュータを再起動するには、120 秒を指定します。

    変更は、再起動を必要とするすべてのソフトウェア ジョブに影響します。 OS マイグレーションの後に、必要に応じて、この値を元の値にリセットできます。

マイグレーション ジョブのパフォーマンスを向上するための設定の変更

自動化サービス設定ファイル内の以下のパラメータの設定を変更すると、マイグレーション ジョブのパフォーマンスを向上するのに役立ちます。

SD ジョブの起動は、以下のいずれかのイベントが発生するまで待機した後、処理される SD ジョブ コンテナをサブミットします。

値を調整すると、マイグレーション ジョブのパフォーマンス全体を向上させることができます。これは、本番環境で考慮する必要があります。

マイグレーション ジョブのパフォーマンスを向上するために設定を変更する方法

  1. C:\Program Files\CA\DSM\Automation Service\bin フォルダまたは %autohome%\bin フォルダを開きます。
  2. テキスト エディタで、automation.config ファイルを編集します。
  3. 環境に応じて、MaximumDelayOfJobContainer パラメータおよび MaxNumberOfTargetsPerJobContainer パラメータの値を変更します。 実際の値は、ドメイン マネージャ、自動化サービス、Web サービス、およびデータベースに使用されるハードウェアによって異なります。

    注: 小さい数を選択すると、多くのジョブ コンテナを作成する原因となり、システム全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。 大きい数を選択すると、処理する SD ジョブ コンテナのサブミットに不要な遅延が付加されます。

    最小ハードウェア要件では、以下の設定が最適であることが確認されています。

    Microsoft SQL Server データベース:

    MaxNumberOfTargetsPerJobContainer=50、MaximumDelayOfJobContainer=1800(これらはデフォルト値です)。

    Oracle データベース:

    MaxNumberOfTargetsPerJobContainer=50、MaximumDelayOfJobContainer=3600

  4. 以下のコマンドを使用して、ファイルを保存し、Tomcat を再起動します。
    caf stop tomcat
    caf start tomcat
    

    設定ファイルへの変更が有効になります。

OS マイグレーションの起動

OS マイグレーションの最終手順は、実際にマイグレーションを実行するマイグレーション ジョブを起動することです。

注: マイグレーション ジョブを起動する前に、マイグレーション ジョブが検証されている必要があります。

重要: OS マイグレーションは、元に戻せないアクションです。 マイグレーション ジョブのすべてのコンピュータが、実際に OS マイグレーションを対象としていることを確認します。 自動マイグレーションは、エンタープライズ マネージャ、ドメイン マネージャ、およびスケーラビリティ サーバを、マイグレーション ジョブから自動的に除外します。

OS マイグレーションの起動方法

  1. [マイグレーション ジョブ]ページでジョブを選択し、[アクション]パネルの[アクティブ化]をクリックします。

    マイグレーション ジョブが起動されます。 マイグレーション ジョブは、最終検証を実行し、検証に失敗したコンピュータをジョブから自動的に除外します。 その後、OS マイグレーションのさまざまなタスクに進みます。 ジョブは、マイグレーション フェーズに応じてステータスを表示します。

    注: 最新のジョブ ステータスを取得するには、ページの下部にあるリフレッシュ アイコンリフレッシュ アイコンをクリックします。

  2. マイグレーション ジョブをクリックします。

    ジョブの[プロパティ]タブが表示されます。

  3. [コンピュータ]タブをクリックします。

    マイグレーション ジョブの一部であるコンピュータのリストが表示されます。 各コンピュータには、コンピュータに固有のマイグレーション ステータスが表示されます。

関連項目:

マイグレーション ジョブ ステータス

コンピュータ ステータス

コンピュータのマイグレーション ステータスの表示

コンピュータのマイグレーション統計を表示して、コンピュータで現在起動しているマイグレーション処理を確認できます。

コンピュータのマイグレーション ステータスを表示する方法

  1. コンピュータが追加されているマイグレーション ジョブを開きます。

    ジョブの[プロパティ]タブが表示されます。

  2. [コンピュータ]タブをクリックします。

    マイグレーション ジョブの一部であるコンピュータのリストが表示されます。 各コンピュータには、コンピュータに固有のマイグレーション ステータスが表示されます。

マイグレーション ジョブ ステータス

マイグレーションの現在のフェーズに応じて、マイグレーション ジョブに該当するステータスが示されます。 マイグレーションは、以下のフェーズを経過します。

マイグレーションが初期化されていません

マイグレーション ジョブで開始されているアクティビティがないことを示します。 ジョブを検証するまで、マイグレーション ジョブはこのステータスのままです。

初期化

必要なインフラストラクチャ コンポーネントが正しく初期化されるかどうかを確認し、必要に応じてそれらを初期化します。 このフェーズは、検証フェーズの一部です。

準備

検証フェーズに必要な情報を収集します。 コンピュータの詳細、OS イメージとブート サーバの詳細、およびソフトウェア パッケージの詳細などの情報は、このフェーズで収集されます。このフェーズは、検証フェーズの一部です。

検証

準備段階で収集された情報が利用可能かつ適切かどうかを確認します。 このフェーズでは、設定の競合、およびマイグレーション ジョブで提供される入力を検出します。

展開

OS とソフトウェア パッケージが展開される実際の OS マイグレーションを実行します。

再開

展開を再開するためのデータを収集します。 このフェーズでは、展開フェーズの進捗を確認し、実際の展開ステータスに一致するように実行を調節します。 再開操作が成功した後、ジョブは展開に移行します。

マイグレーション ジョブが完了しました

マイグレーション ジョブが完了したことを示します。

注: このステータスは、マイグレーションがすべてのコンピュータで成功したことを意味するわけではありません。 マイグレーション処理が完了したことだけを示します。 各コンピュータのマイグレーション ステータスを確認するには、マイグレーション ジョブのコンピュータのステータスを表示します。

マイグレーション ジョブが失敗しました

マイグレーション ジョブがエラーで失敗したことを示します。 失敗の理由を確認するには、マイグレーション ジョブのコンピュータのアクティビティ ログを確認します。

コンピュータ ステータス

マイグレーション ジョブの一部であるコンピュータのステータスは、マイグレーションが以下のフェーズを経過することによって変更されます。

アクティビティ(開始されました/開始されていません)

アクティビティがコンピュータで開始されており、実行のために待機していることを示します。 このステータスは、検証フェーズ、マイグレーション フェーズ、および再開フェーズの前に表示されます。

検証

コンピュータがマイグレーション ジョブに対して検証されていることを示します。

準備フェーズ

ファイルのバックアップや DNA ファイルのキャプチャなどを行うことにより、マイグレーション ジョブによってコンピュータがマイグレーションの準備を行っていることを示します。

OS インストール フェーズ

マイグレーション ジョブが新しい OS を展開していることを示します。

リストア フェーズ

マイグレーション ジョブが、バックアップ ファイルのコピー、DNA の適用、アプリケーションのインストールなどを実行していることを示します。

マイグレーション(成功/失敗)

コンピュータ上のマイグレーション ジョブの成功または失敗を示します。

マイグレーションの無効化

管理者が手動でコンピュータのマイグレーション ジョブを無効にしたことを示します。

マイグレーション ジョブの監視

マイグレーション ジョブを監視し、マイグレーションが問題なく実行されていることを確認する必要があります。 以下に、マイグレーション ジョブを監視するいくつかの方法を示します。

コンピュータのマイグレーション処理の中止

マイグレーション ジョブをアクティブにした後にターゲット コンピュータのマイグレーションを停止する場合、コンピュータのマイグレーション処理を中止できます。 任意のマイグレーション ジョブに、後でコンピュータを含めることができます。

コンピュータのマイグレーション処理を中止する方法

  1. [マイグレーション ジョブ]ページでジョブをクリックします。

    [プロパティ]タブにジョブ プロパティが表示されます。

  2. [コンピュータ]タブをクリックし、中止するコンピュータの自動化プロセス名を検索します。
  3. CA Process Automation クライアントを開きます。 [デフォルト プロセス監視]-[実行中のインスタンス]をクリックします。

    実行中のすべてのプロセスが一覧表示されます。

  4. 中止するコンピュータのプロセス名を見つけて、[中止]をクリックします。

    コンピュータの CA Process Automation プロセスが停止します。 コンピュータのマイグレーション ジョブのステータスが、[マイグレートに失敗しました]に変更されます。

注: 別のマイグレーション ジョブのコンピュータを含めるには、コンピュータが OSIM で非管理対象状態である必要があります。 コンピュータのステータスがそれ以外の OSIM ステータスの場合は、OSIM からコンピュータを削除して再登録します。

関連項目:

OSIM へのターゲット コンピュータの登録