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MODIFY DUMP コマンド - SCS アドレス空間の SVC ダンプを収集する

MODIFY DUMP コマンドは、SCS アドレス空間の SVC ダンプを収集するために使用されます。 MODIFY または省略形の F を入力できます。 このコマンドを使用するには、CAMSMSCS.DUMP という名前の SAF OPERCMDS クラス リソースに CONTROL 権限を設定する必要があります。

権限を設定するには、SCS アドレス空間の開始方法に応じて、以下のいずれかの方法を使用します。

このコマンドの構文は以下の通りです。

modiFy jobname,DUMP[ASID(asid_list)]JOBNAME(job_list)[DSPNAME(dsp_list)]
jobname

SCS アドレス空間スターティッド タスクまたは開始されたジョブ名を指定します。 一般的な名前は MSMCPROC です。

デフォルト: JOBNAME が指定されない場合は、SCS アドレス空間。

ASID(asid_list

(オプション) ダンプに含める 1 つ以上のアドレス空間のアドレス空間識別子オペレータ入力を指定します。

制限: 1 ~ 32767 の 10 進数の範囲または 1 ~ 7FFF の 16 進数の範囲

デフォルト: ASID パラメータが指定されない場合は、SCS アドレス空間。

JOBNAME(job_list

ダンプに含める 1 つ以上のアドレス空間の名前を指定します。

注: ジョブ名には、疑問符(?)のような単一マスク文字を意味するものや、アスタリスク(*)のような 0 以上のマスク文字を意味する、ワイルドカード文字を含めることができます。

制限: 区切り記号または区切り文字で終了の場所が示された、引用符で囲まれた 1 ~ 8 文字の文字列('abc' など)、または引用符で囲まれていない文字列(abc など)。

DSPNAME(dsp_list

(オプション) ダンプに含める 1 つ以上のデータ空間のデータ空間識別子を指定します。

デフォルト: DSPNAME が指定されない場合、SCS アドレス空間が所有するデータ空間。

注: JOBNAME と DSPNAME のパラメータでワイルド カード文字を使用すると、ダンプに含めるアドレス空間を複数選択できるようになります。

例: MODIFY DUMP コマンドを使用して、SCS アドレス空間および補助アドレス空間をダンプする

この例は、MODIFY DUMP コマンドを使用して、SCS アドレス空間と補助アドレス空間をダンプする方法を示します。

F MSMCPROC,DUMP JOBNAME(MSMCPROC,MSMCAUX)