サービス プロバイダは、お客様へのサービスに使用する設備を追加、撤去、または変更することで、物理的なインフラストラクチャを絶えず更新しています。 これらの変更は、変更セットでリソースの属性を変更し、各リソースの変更または広範囲の変更の一部として文書化することにより反映されます。
サービス デリバリ CMDB は、個々のリソースにおける小さなインフラストラクチャの変更および変更セット内の変更グループのバージョン コントロールに対応しています。 リソースの属性が変更された場合、ユーザは、常にこのリソースの変更をコミットする必要があります。 変更はリソースまたはリソース グループによってコミットされる場合があります。 また、コミットの日付(変更が有効になった日付)はリソース間で変更することができます。 リソースをコミットするとは、加えた変更をコミットするという意味です。 リソースに対する変更はコミットされるまで有効になりません。 これにより、リソースをあらかじめ設定しておき、これらを後からコミットすることが可能です。
ITIL の規定を実装する組織は通常、インフラストラクチャの変更をリリース プロセスに沿って適用し、1 つのトランザクションに多数の変更をグループ化します。 サービス デリバリ CMDB 変更セット機能は、ユーザがインフラストラクチャの変更の集合をグループ化し、同じ日付ですべての変更をコミットすることを可能にします。
サービス デリバリ CMDB は、変更、特定のリソース、または変更セットに関するロールバック、ロールフォワードおよび完全なトランザクション トラッキングに対応しています。
リソース レベルで時間ベースでの変更の追跡を維持することは、以前のまたは将来の変更情報に不可欠です。 CA Business Service Insight への通知が変更の成立後のみであっても、システムでは自動的に再計算が実行され、これらの変更が考慮されます。
さらに、変更によるビジネス インパクト分析をシミュレートおよび予測するために、ユーザは将来的に発生する変更をアップロードすることができます。
注: コミットされていないリソース値は、ビジネス ロジック スコープでチェックされません。 チェックするためには、値をコミットする必要があります。 ビジネス ロジック スコープの詳細については、「ビジネス ロジック計算式のテスト」を参照してください。
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