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リソース

リソースとは、サービス プロバイダが提供するサービスの一部として利用する物理的要素および論理的要素です。 リソースの例には、サーバ、スイッチ、ハブ、ルータ、ヘルプデスクなどの測定可能な要素が含まれます。 複数のリソースをリソース グループの一部として定義することができ、そのリソース グループをまた別のリソースとして扱ったり、ほかのリソース グループのメンバにしたりできます。

サービス デリバリ CMDB は技術的な IT リソースに限定されません。 リソース モデルを定義する場合には、地域に属する場所、またはプロセス定義に属するプロセス ステップのような論理的なリソース定義も含まれます。 ワイヤレス通信環境では、リソースには BSC、SGSN、お客様の本部、地域などを含めることができます。有線通信環境では、リソースにはスイッチ、ハブ、および MPLS コンポーネントを含めることができます。

リソースと同等の定義は、構成アイテムおよび ITIL の専門用語で言うアセットです。

リソースは測定値の対象であり、基本データ ソースからアダプタによって収集されたイベント形式のデータです。 たとえば、タイプがサーバである特定のリソースの可用性を説明するため、可用性イベントが作成され、CA Business Service Insight に送信されます。

リソースは、提供されたサービス レベルの計算に必要なイベント セットを定義する登録プロセスの一部として、メトリックのビジネス ロジックで使用されます。 ビジネスの義務とリソース モデル間のリンクをサポートするため、契約関係者およびサービスの関連付けと同様にグループ定義を各リソースに持たせることもあります。

以下の属性は CA Business Service Insight のリソースを表します。名前、表示名、説明、リソース タイプ、契約関係者との関連、サービスおよびリソース グループ メンバシップとの関連。

さらに、場所、コスト、および使用情報のようなカスタム属性は、リソースおよびリソース グループ定義に動的に追加できます。

リソースとリソース グループは、一定の期間無効に定義できます。 これは、ある程度ビジネス ロジック計算に影響し、無効期間中のデータは計算に考慮されません。