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Call Center モジュール

イベント ソースから受け取ったデータは、フィールド名で定義されたサマリの形で集計済みです。 このモジュールを使用して、要求された特定のサマリ(たとえば破棄されたコール数)をコールの総数で割ることで、サマリの内容をパーセンテージに変換することができます。

コールのパーセンテージを計算するすべての計算式は同様の計算を実行します。 ただし、イベントから適切なフィールドを選択することで、実行する計算に適したサマリが使用されます。

タイムスロット期間外のタイム スタンプを持つイベントは無視されます。

「X 秒以内で応対されたコール数」機能での計算では、モジュールは、バケットのサイズ(秒数)が含まれるフィールド、および結果(数のサマリ)を含むフィールドのペア 3 つに基づく動的なシステムを使用します。 この方法では、秒数はフィールド名の一部ではなく、任意の秒数を処理することができます。 この動的なシステムを使用するには、2 つのパラメータが使用されます。1 つはこの機能をオンにするもので、もう 1 つは使用するバケットをメトリックに知らせるためのものです。 その後、メトリックは指定されたサイズのバケットを探し、対応するフィールドのコール数を使用します(たとえば、バケットが AnsweredWithinXSeconds_Limit2 フィールドで見つかった場合、AnsweredWithinXSeconds_Count2 フィールドの値が使用されます)。 この機能では、指定されたバケット サイズのフィールドが 1 つのみ常に存在していることを想定しています。 それが見つからない場合はエラーが発生します。

イベントのバケットはすべてまたは一部のみが使用されている場合があります。 各メトリックは異なるバケット サイズである必要があり、このサイズはイベント内に存在している必要があります。 つまり、各イベントには同時に最大 3 つまでの異なるバケット サイズを格納しておけることになります。

モジュール インターフェース

パラメータを以下の表に示します。

名前

説明

CallType

コール累積数用のイベント タイプから関連フィールドを選択するために計算式が使用します。 利用可能なオプションは次のとおりです: ANSWERED、ABANDONED、ESCALATED、OVERALL、CALLSAFTER60S、ABANDBEFORE10S、ABANDBEFORE30S、ABANDBEFORE60S、ABANDAFTER60S、PERCENTESCCALLS

WhatToCalculate

計算にどの計算式を使用するかを決定します。 利用可能なオプションは次のとおりです: Percent、Count、WaitingTime、ProcessingTime。 詳細については下記を参照してください。

Debug

デバッグ モードであるか、またデバッグ メッセージをログに送信するかを決定します。 利用可能なオプションは次のとおりです: True または False

RespondBucketLimit

バケット リミット用のイベント タイプから関連フィールドを選択するために計算式が使用します。 値は数値で、秒数を指定します。

AnsweredWithinTarget

AnsweredWithin ロジックを使用するかどうかをシステムに通知します。 True に設定されている場合、CallType パラメータは無視されます。 利用可能なオプションは次のとおりです: True または False

TimeUnit

計算に使用する時間単位をシステムに通知します。

モジュール依存関係

含まれるモジュールを以下の表に示します。

名前

説明

Log Library (LL)

拡張ログ機能のライブラリ。

Parameter Overlay - Call Center Library (POCCL)

コール センター機能に固有なパラメータを含むライブラリ。

Parameter Overlay - Basic Action Library (POBAL)

ログ パラメータのような複数のライブラリによって使用される一般的なパラメータを含むライブラリ。

Callback Kernel Library (CKL)

コールバック機能を有効にするライブラリ。

Quick Metric Filtering (QM)

クイック メトリック機能で必要となるフィルタリング モジュール。

Quick Metric Mapping (QM)

クイック メトリック機能で必要となるマッピング モジュール。

モジュール計算(WhatToCalculate パラメータ)

イベント登録

Call Center モジュールを使用するメトリックはすべて Call Center イベント タイプに登録されます。