モデリング プロセスでは、検討中の契約およびレポート要件に基づいて、システムで設定する必要のあるすべてのメトリックをそれらの関連エンティティと共に定義する必要があります。
この段階以前またはこの段階中に、システムが明確かつ整然と見えるように、またシステムのナビゲートが容易になるように、メトリック名に使用する命名基準を決定することをお勧めします。 さらに、メトリックの[目標ステートメント]セクション内で使用できるメトリックの説明についても検討してください。
契約分析プロセスには以下の手順が含まれます。
各目的について、以下のものを特定します。
注: これらの一部は、最初のチェックからは明確にならない場合がありますが、後でサービス カタログを絞り込むことで明確にすることができます。
すべての目標が特定および定義された後は、メトリックの完全なリストを確認し、カタログの最適化/正規化を試みることをお勧めします。
この手順では、サービス コンポーネント、サービス ドメイン、およびドメイン カテゴリがそれぞれ適切に定義され、それらが、システム全体にわたって提供されるものに関する明確で簡潔なカタログを形成できるようにすることが重要です。 このカタログには、システムのメトリックおよび契約のすべてが含まれます。 これにより、システム内に非常に強力なサービス カタログが構築され、システムの将来の成長が可能になります。
サービス ドメインおよびドメイン カテゴリは、極端に低い粒度までは定義しないでください。 それらは、わかりやすくする必要はありますが、メトリックよりも高い粒度にしてください。
たとえば、以下の 3 つのメトリックがあるとします。
3 つのメトリックすべてが分類されると考えられる最適なカテゴリは、パフォーマンスのサービス ドメインおよび[期限内に配布されたレポートの割合]のドメイン カテゴリです。 ドメイン カテゴリにはレポートのタイプを含めないでください。 これら 3 つのメトリックは同じ計算方法を持ち、同じビジネス ロジックを使用すると考えられます(ただし、異なるレポート タイプを識別するためのパラメータは除きます。このパラメータは 1 つであると考えられます)。
適切なサービス ドメインおよびドメイン カテゴリは、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)標準から取得することができます。 ただし、これらは提示例にすぎません。個別の組織ごとに独自の標準が定義されている場合があります。 提示されるサービス ドメインおよびドメイン カテゴリの一部については、付録 A「サンプルのサービス ドメインとドメイン カテゴリ」を参照してください。
注: 主要なすべての利害関係者との会議を開いて、それらの利害関係者の現在および将来のニーズに対応できるように、選択されたカタログについて互いに賛同を得ることが、この時点では役立つ場合があります。
重要なポイントを実証する詳細な例が付録に記載されています。 これらの例では、単一の契約目標をそのモデリングと共に説明しています。 現状をモデル化する際には、すべての目標を認識して、カタログ エンティティが広範かつ包括的な方法ですべての目標を表すようにする必要があります。
すべてのメトリックおよびそれらの関連エンティティを特定するプロセスが完了すると、契約マネージャはすべてのメトリックを示す以下の図のようなマトリックスを作成できます。


モデリング プロセスで考慮する必要のあるその他の問題について、以下の各セクションで説明します。
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