計算機は、メトリック グループから値を入力として取り込み、取り込んだ値の平均または合計を計算して、その結果得られた値を Investigator ツリー内にカスタム メトリックとして出力します。 計算機によって生成されたメトリックは、「Custom Metric Process」という仮想プロセスの下に表示されます。このプロセスは、「Custom Metric Host」という仮想ホストで実行されています。
メトリック グループ用の計算機を作成できます。
注: サポータビリティ メトリックに基づいて MOM (クラスタ)に計算機を作成する場合、計算機はデータ(0)をレポートできません。 MOM 環境には、データをレポートするコレクタが少なくとも 1 つ必要です。
以下の手順に従います。
作成した計算機が管理モジュールエディタ ツリー内で強調表示され、その計算機の設定内容が設定ペインに表示されます。
計算機にデータを提供するメトリック グループを指定します。 計算機を作成すると、その計算機と同じ名前のメトリック グループが自動的に作成されます。 ただし、メトリック グループから計算機にデータが提供されるように、先にメトリック グループのカスタマイズを行う必要があります(「メトリック グループの設定」を参照)。
注: 整数型の値を出力するメトリック グループを選択します。計算機は、整数型以外の値を入力として取り込むことはできません。 データ型が統一されていない場合、予期しない結果になります。
リソース名|リソース名:メトリック名
ヒント: 計算機を追加するときに、Calculators: Total Number of Evaluated Metrics メトリック(Investigator ツリーの[Enterprise Manager]-[Internal]-[Calculators]の下に表示)を使用できます。このメトリックは、Manager of Managers (MOM)でメトリックが最大数を超えないことを確認するために使用します。
平均値に基づいてメトリックを作成する Introscope 計算機は、単純平均ではなく、加重平均に基づいています。 このことは、クラスタ環境でアプリケーションの性能のモニタを行う場合に特に役立ちます。負荷レベルがそれぞれ異なる複数のサーバがある場合に、それらの応答時間の平均値が的確に計算されます。
たとえば、5 つのサーブレットの応答時間の平均値に基づいてメトリックを生成する計算機の場合は、単純平均が、いずれか特定の期間の応答時間をすべて合計して、5 で割ることによって求められます。 重み付き平均は、呼び出し回数の多いサーブレットに重みを付けて計算されるので、その結果得られる平均値はより的確なものになります。
管理モジュールの計算機を編集するとき、オペレーション タイプを変更(たとえば MIN から MAX に)すると、計算機の出力メトリックの意味が再定義されます。 計算機の出力メトリック名を変更せずにこのメトリックを参照すると、履歴にある古い値(たとえば MIN で計算された値)と新しい値(たとえば MAX で計算された値)とが連続して表示されますが、どの時点で処理方法に変更が生じたかは示されません。 このことによるユーザの混乱が懸念される場合は、オペレーション タイプを変更するときに計算機の出力メトリックの名前を変更してください。
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