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メトリック グループの構成

メトリック グループは以下の情報を保存する管理モジュール オブジェクトです。

メトリック グループの例

サポータビリティ管理モジュールからのこの例を説明します。 ディスク使用状況(mb)メトリック グループは、次を使用します。

メトリック グループ エージェント一致パターン:
(.*)¥|Custom Metric Process ¥(Virtual¥)¥|(.*)
メトリック一致パターン子:
Enterprise Manager¥|Data Store¥|(.*)Disk Usage ¥(mb¥)

メトリック グループ用の一致パターンの指定

これらのフィールドに情報を指定するには、Perl 5 の正規表現言語を使用してその情報を入力するか、Investigator のメトリックとエージェントを選択してこれらのフィールドにドラッグします。

エージェント記述子は、管理モジュール単位で定義できます。 このようにして定義したエージェント記述子は、管理モジュール内のメトリック グループにも適用されます。

デフォルトでは、どのメトリック グループでも、メトリック グループ別のエージェント一致パターンを使用してエージェントの検索が行われます。 または、管理モジュール別のエージェント一致パターンを使用する場合は、メトリック グループの設定ペインで、そのためのオプションを選択する必要があります。 このオプションを選択した場合は、管理モジュールのエージェント一致パターンが変更されたときに、検索されるエージェントが自動的に変わります。

メトリック名の構造

メトリックの完全修飾名は、以下のようになっています。

Domain|Hostname|Process|AgentName|Resource:Metric

たとえば、いずれか 1 つのリソースに含まれているメトリックの完全修飾名は、以下のようになります。

Acme|c1737019-a|AcmeUSA|AcmeWest|GC Heap:Bytes In Use

メトリックの上位にリソースが 2 つ存在する場合は、以下のような名前になります。

Acme|c1737019-a|AcmeUSA|AcmeWest|Servlets|FileServlet:Responses Per Second

リソースの階層がさらに深い場合は、各リソースがパイプ文字(|)で区切られます。

メトリック名の構造の詳細については、「変数の使用」を参照してください。

注: スーパードメイン以外のドメインのユーザに対しては、以下の構文のように、ドメイン情報のないメトリック名が表示されます。Hostname|Process|AgentName|Resource:Metric 例:

c1737019|AcmeUSA|AcmeWest|GC Heap:Bytes In Use

新しいメトリック グループの作成

以下の操作を行うことができます。

注: 新しく作成した管理モジュール エレメントでは、作成して保存した直後に履歴の時間範囲を使用してデータを表示しようとすると、データが正しく表示されないことがあります。 正しい履歴データを表示させるには、数分待つ必要があります。

メトリック名でマルチバイト文字を使用する際の注意事項

エージェントによってキャプチャされたデータはローカライズされません。したがって、ロケール設定がマルチバイトのマシンでは、メトリックがマルチバイト文字で作成されている場合でも、ブラウズ ツリーのメトリック名はマルチバイト文字では表示されません。 この問題を回避するには、英字を使用して、メトリックを作成してください。

既存のメトリックからの新しいメトリック グループの作成

既存のメトリックから新しいメトリック グループを作成する方法

  1. メトリックを右クリックし、メニューから[メトリック 「<メトリック名>」からメトリック グループを新規作成]を選択します。
  2. デフォルトのメトリック グループ名はそのままにしておきます。
  3. メトリック グループを含める管理モジュールを、以下のいずれかの方法で選択します。
  4. [OK]をクリックします。

    作成した新しいメトリック グループが、管理モジュール エディタ ツリー内(保存先に指定した管理モジュールの下)で強調表示されます。

    注: このメトリック グループは、作成時点ですでにアクティブであり、非アクティブにすることはできません。

    メトリック グループの設定ペインで、メトリック グループの[エージェント一致パターン]フィールドおよび[メトリック一致パターン]フィールドには、すでにメトリック情報が含まれています。

    エージェント名に基づくフィルタには、プロパティintroscope.agent.perfmon.agentExpression が使用されます。 有効なエージェント一致パターンは、以下のようになります。

    ProcessName|AgentName 
    

    または

    *|MyAgent
    
  5. [説明]タブを選択し、メトリック グループに関する説明テキストと重要な情報を[説明テキスト]フィールドに入力します。

    このフィールドには最大 64 KB のデータを入れられます。 このデータは、適用後、管理モジュールの jar ファイルに保持されます。

  6. 以下のいずれかの操作を行って、使用するエージェント一致パターンを選択します。
  7. [適用]をクリックします。

[エレメント]メニューでの新しいメトリック グループの作成

[エレメント]メニューから新しいメトリック グループを作成する方法

  1. Workstation のいずれかのウィンドウで、[Workstation] > [管理モジュール エディタ]を順に選択します。
  2. 管理モジュール エディタ ウィンドウで、[エレメント]-[メトリック グループを新規作成]を選択します。
  3. [名前]フィールドに、メトリック グループ名を入力します。
  4. メトリック グループを含める管理モジュールを、以下のいずれかの方法で選択します。
  5. [OK]をクリックします。

    作成したメトリック グループが Investigator ツリー内で強調表示され、そのメトリック グループの設定内容が設定ペインに表示されます。

    注: このメトリック グループは、作成時点ですでにアクティブであり、非アクティブにすることはできません。

  6. [メトリック グループ エージェント一致パターン]フィールドと[メトリック一致パターン]フィールドに、エージェントとメトリックを特定する情報を入力します。

    情報は、以下のいずれかの方法で入力できます。

    ドラッグした項目をここでドロップすると、選択したメトリックの情報が、[メトリック グループ エージェント一致パターン]フィールドと[メトリック一致パターン]フィールドに自動的に入力されます。

  7. 以下のいずれかの操作を行って、使用するエージェント一致パターンを選択します。
  8. [適用]をクリックします。

メトリック グループへの別のメトリックの追加

既存のメトリック グループに別のメトリックを追加する方法

  1. メトリック グループの設定ペインで、[追加]をクリックします。

    追加のメトリックの情報を指定するための、[エージェント一致パターン]/[メトリック一致パターン]という 1 対のフィールドが追加されます。

  2. 別の Investigator ウィンドウを開きます。
  3. 後から開いた Investigator ウィンドウで、メトリック グループに追加するメトリックを選択します。次に、そのメトリックを元のウィンドウの設定ペインにドラッグします。ここでは[メトリック グループ エージェント一致パターン]フィールドにドロップしてください。
  4. 2 番目の Investigator ウィンドウで同じメトリックをもう一度選択し、[メトリック一致パターン]フィールドにドラッグします。

メトリック グループのカスタマイズ

データのドラッグ アンド ドロップで得られる情報よりもカスタム化された情報を設定する必要がある場合は、メトリック グループの正規表現をカスタマイズできます。これを行うには、[メトリック グループ エージェント一致パターン]フィールドと[メトリック一致パターン]フィールドの内容を編集して、検索するメトリックを指定します。

メトリック グループをカスタマイズする方法

  1. 定義を編集するには、以下のルールに従ってください。
  2. 必要に応じ、[追加]をクリックしてメトリック グループに追加するメトリックを指定します。
  3. [適用]をクリックします。