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Flex アプリケーションの監視

AMF 3 を使用する Adobe Flex アプリケーション内のトランザクションを記録、識別、および監視できるようになりました。 このようなアプリケーションは、Web ブラウザの Adobe Flash プラグインと Web サーバとの間で通信します。

Flex パラメータ タイプ

Web アプリケーションで Adobe Flex オブジェクトまたは Adobe Flash を使用する場合、これらのタイプのアプリケーションに特有のパラメータを監視できます。 Adobe Flash または Flex アプリケーションは、クライアントとサーバの間でデータを渡すためにバイナリ オブジェクトまたは XML オブジェクトを使用します。 CA CEM は、Flex アプリケーション データに伴う Flex に固有のプロパティのデータを解析できます。

要求または応答に基づいたトランザクションを識別するために Flex プロパティを指定できます。 フレックス情報は HTTP 要求または応答の本文に記載されます。

トランザクションを識別するために以下のいずれかを指定できます。

Flex HTTP 要求ヘッダ

Flex HTTP 要求ヘッダは Flex データのヘッダ情報で、HTTP 本文に表示されます。 Flex HTTP 要求ヘッダは HTTP ヘッダに似ていますが、Flex データ内に存在します。

Flex 要求プロパティ

messageType、destination、source、operation、contenttype、method、url

Flex 応答プロパティ

messageType、destination

トランザクション階層

各 CA CEM システムは 1 つのドメインを持ち、ビジネス サービスおよびトランザクションはそのドメインに関連付けられます。 (ビジネス アプリケーションはビジネス サービスに関連付けられます)。

ビジネス サービス -- CA CEM 内のビジネス トランザクションのグループ

注: Introscope では、トランザクションはビジネス トランザクション コンポーネントと呼ばれる場合があります。 たとえば、Workstation のアプリケーション問題切り分けマップでは、トランザクションはビジネス トランザクション コンポーネントとして表示されます。

階層の例

Local Domain -- ドメイン

Siebel Call Center -- ビジネス サービス

ExecuteLogin -- ビジネス トランザクション

Avitek Financial -- ビジネス サービス

Buy -- ビジネス トランザクション

対応する応答ベースのトランザクション

Buy_Response -- ビジネス トランザクション

トランザクション定義の作成について

要求トランザクションに基づくトランザクションか、または要求および関連付けられた応答に基づくトランザクションかを識別します。 CA CEM レコーダは、トランザクションを分析し、HTTP/HTTPS 識別パラメータを要求/応答のヘッダ/本文から抽出します。

トランザクションを一意に識別したら、トランザクション定義を作成してトラフィックを分析できます。 トランザクション定義は、以下の方法で作成できます。

CA APM TG スクリプトの詳細については、「CA APM Transaction Generator 実装ガイド」を参照してください。

応答に基づくトランザクションの識別

監視対象のトランザクションを識別するときは、まず要求トランザクションを識別します。 次に、要求トランザクション定義を選択し、その要求から拡張される応答トランザクションを作成します。

要求側のユーザに応じて、応答ページが多少異なるようにアプリケーションをカスタマイズすることはよくあります。 応答ベースのトランザクションの識別が役に立ついくつかの例を以下に示します。

注: 応答ベースのトランザクションの直接記録および検出を行いません。 要求ベースのトランザクションを検出または記録し、その要求ベースのトランザクションを拡張して応答ベースのトランザクションを作成する必要があります。

トランザクション シグネチャ プロモーション プロセス

トランザクション定義は、CA CEM が監視するユーザ アクティビティから簡単に作成できます。 ユーザ アクティビティの記録は、一般化されたトランザクション シグネチャを検出する手段として使用できます。

CA CEM 記録セッションでトランザクション シグネチャを収集したら、それらのシグネチャをトランザクション定義にプロモートして、トランザクション分析で使用できます。 たとえば、ユーザが人事書類を提出すると、CA CEM によって記録されたトランザクションがトランザクション シグネチャとして保存されます。

シグネチャのプロモーションを使用すると、トランザクション定義を簡単に作成できます。

シグネチャを定義にプロモートしたら、定義コンポーネントを編集して、取得するトランザクションのタイプをさらに指定できます。 たとえば、トランザクション シグネチャから一般化することによって、トランザクション記録から 1 つのトランザクションだけではなく、人事書類を提出するすべてのユーザのトランザクションを取得できます。