エージェント レコーダの用途は、1 つのビジネス トランザクションをキャプチャして確認し、次のビジネス トランザクションに進むことです。 これにより、長い記録セッションの間にクリックの厳密な順序を覚えていなくても、トランザクションを個々に分析することが可能になります。
ヒント: エージェント記録の便宜上、ビジネス トランザクションは Web ブラウザのクリックの単位で考えます(たとえば、ログインのためのクリック、製品購入のためのクリックなど)。
エージェント レコーダを使用する際は、以下のトランザクションをキャプチャする必要があります。
以下に、エージェント記録セッションの例を簡単に示します。
必要なトランザクションがすべて記録されるまで、上記のステップを続行します。
ビジネス トランザクション情報をキャプチャするには、対象のユーザ アクティビティを実行できるクライアント コンピュータから記録を実行する必要があります。 たとえば、対象のアプリケーションにアクセスできないクライアント コンピュータから作業している場合、そのアプリケーションからのトランザクションは記録できません。
エージェント記録を設定するときに正規表現を使用する場合、いくつかの既知の制限があります。 既知の制限は以下のとおりです。
POST パラメータの既知の制限は以下のとおりです。
詳細については、「CA APM .NET Agent 実装ガイド」または「CA APM Java Agent 実装ガイド」のプロパティに関する付録を参照してください。
エージェントでは、HTTP パス パラメータが TIM とは異なる方法で処理されます。 パス パラメータは、URL パスにセミコロン(;)区切りのペアで表されるパラメータです。たとえば以下のようなものです。
http://mysite.mydomain.com/some/path;param1=value1
注: これはクエリ パラメータとは異なります。クエリ パラメータは通常疑問符(?)によって区切られます。
エージェントはパス パラメータを URL パスの一部と見なすため、個別に照合することはできません。
TIM でも、パス パラメータを URL パスの一部と見なしますが、個別のパス パラメータに基づいてビジネス トランザクション コンポーネントを照合することができます。 ビジネス トランザクション コンポーネントに個別のパス パラメータのルールが含まれている場合、TIM ではこれらのルールに基づいて照合が実行されます。 ただし、エージェントでは、これらのルールは存在しないものとして無視されます。
ビジネス トランザクション コンポーネントが、パス パラメータによってエージェントで識別される必要がある場合は、個別のパス パラメータではなく正規表現を使用して、URL パスの一部として照合します。
重要: エージェントが WebLogic アプリケーション サーバ上で実行されている場合、JSESSIONID という名前のパス パラメータは URL パス内でエージェントによって認識されません。 これは、このパス パラメータが WebLogic アプリケーション サーバで特別な意味を持っているためです。
.NET エージェントによって監視されるビジネス トランザクションが、IP アドレスのホスト名に基づいて照合するよう定義されている場合には認識されません。 ただし、同じ条件で Java エージェントによって監視されるビジネス トランザクションは認識され、Investigator ツリーに適切に表示されます。
この問題を回避するには、IP アドレスの代わりに、大文字のホスト名で照合されるようホスト名を変更します。 この設定変更を行うには、CEM コンソールで、[ビジネス サービス]-[ビジネス トランザクション]-[トランザクション]-[コンポーネント]-[識別]を選択します。
IPv6 を使用した環境では、エージェント記録が使用できない場合があります。 IPv6 および CA CEM の詳細については、「CA APM 設定および管理ガイド」を参照してください。
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