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Blame トレーサ

Introscope は、フロントエンドおよびバックエンドのメトリックをキャプチャするためのトレーサ(FrontendMarker および BackendMarker)を提供しています。 これらのトレーサは、フロントエンドおよびバックエンドに、それぞれ明示的にマークを付けます。

FrontendMarker および BackendMarker を使用して、バックエンドにアクセスするコードなど、独自のコードをインスツルメントして、Introscope でカスタム コンポーネントのメトリックをキャプチャしたり Investigator ツリーに表示したりできます。

FrontendMarker トレーサ(またはそのサブクラス HttpServletTracer および PageInfoTracer)を使用してコンポーネントをインスツルメントしない場合は、フロントエンドのメトリックは生成されません。また、コンポーネントはトランザクション用のフロントエンドとしてマーク付けされません。

1 つのトランザクションで複数のコンポーネントが FrontendMarker トレーサ(またはそのサブクラス)を使用してインスツルメントされる場合、最初に指定されたコンポーネントのみがフロントエンド メトリックを生成します。

注: フロントエンド トレーサを使用する場合、フロントエンド トレーサに指定されたアプリケーションの名前は、アプリケーション問題切り分けマップのトレーサに指定された名前と一致する必要があります。また、両方とも大文字と小文字が区別されることに注意してください。 たとえば、フロント トレーサに AppOne という名前を付け、アプリケーション問題切り分けマップのトレーサがこのトレーサを APPONE として参照した場合、Workstation のアプリケーション問題切り分けマップでは AppOne の情報が正しく表示されません。

特定のクラスがフロントエンドとしてマーク付けされないようにするには、PBD パラメータ is.frontend.unless を指定します。 PBD ディレクティブ is.frontend.unless の詳細については、「カスタム FrontendMarker ディレクティブ」を参照してください。

BackendMarker が設定されていない場合、Introscope は、バックエンドを推測します。明示的にマークが付けられているものがない場合は、クライアント ソケットを開くコンポーネントをデフォルト バックエンドとします。

BackendMarker は、以下の場合に使用すると便利です。

FrontendMarker および BackendMarker は、追跡対象のコンポーネントの平均応答時間、指定間隔あたりのカウント、並行処理、ストール、およびエラーなどのメトリックを提供する BlamePointTracer のインスタンスです。 BlamePointTracer は、より詳細な Blame スタックのための中間コンポーネントに適用されます。