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[概要]ダッシュボードからのアプリケーションの稼働状況およびパフォーマンスの監視

[概要]サンプル ダッシュボードを使用して、キー パフォーマンス インジケータを監視し、アプリケーション パフォーマンスの問題がいつ存在するのかを特定できます。 アプリケーション パフォーマンスの問題を視覚的に通知できます。 たとえば、ダッシュボードには以下の情報がグラフで表示されます。

次の手順に従ってください:

  1. WebView の[コンソール]タブで、ドロップダウン リストから以下のサンプル ダッシュボードを選択します。
    概要(*SuperDomain* 内のサンプル)
    

    ダッシュボードのデータ ビューアでは、データを視覚的に表示します。

  2. キー パフォーマンス インジケータが表示されます。 これらは、環境の全般的な稼働状況とパフォーマンス ステータスを表示します。 キー パフォーマンス インジケータにはすべて、対応するヒューリスティック メトリックがあります。

    ヒューリスティック メトリックを表示するには、アラートを右クリックします。 すると、ポインタが手の形に変わります。 [リンク]ドロップダウン リストから、管理モジュール エディタ内の対応するメトリックに移動します。 正しいしきい値が設定されていることを確認します。

  3. さまざまな時点のデータの表示。 データのデフォルトのビューは[ライブ]です。
  4. 各グラフに標準メトリックを表示します。 グラフには、監視対象のアプリケーションの平均応答時間、処理能力、CPU 使用率、およびエージェントの接続状態が表示されます。 [概要]ダッシュボードには、以下のグラフが含まれます。
    ユーザ エクスペリエンス

    監視対象のアプリケーションの平均応答時間の合計、およびアプリケーションの処理能力(間隔ごとの応答数)を表示します。 間隔は 15 秒です。 間隔ごとに 45 個の応答は、1 秒に 3 ヒットの処理能力があると計算されます。

    バックエンド

    接続されたバックエンド システムの平均応答時間および処理能力を表示します。 モニタ対象のアプリケーションが接続するものであれば何でもバックエンド システムと考えられます。たとえば、データベース、LDAP サーバ、メール サーバなどが含まれます。

    CA Introscope® は、自動的に接続したシステムを識別し、そのパフォーマンスを監視します。 ほとんどの場合、応答が不良なのは、そのバックエンド システムの 1 つに直接の原因がある可能性があります。

    キー リソース

    CA Introscope® が監視する .NET プロセスおよび Java プロセスの CPU 使用率を表示します。

    このグラフは、サーバ上の全体的な CPU 使用率を表していません。これは、.NET プロセスまたは Java プロセス自体の CPU 使用率を表します。

    エージェント

    エージェントの接続状態を表示します。 CA Introscope® は、接続されたエージェントの状態を 1 または 3 の値を持つメトリックとして以下のようにレポートします。

    • 1 の場合は、エージェントが Enterprise Manager に接続されていることを表します。
    • 3 は、エージェントが Enterprise Manager から接続解除されていることを表します。

      グラフは、接続されたエージェントの上位 10 個を表示します。 接続が解除されたエージェントのほうが、接続しているエージェントの値よりも大きいため、接続が解除されたエージェントが最初に表示されます。

      : グラフは 15 秒の精度で表示されます。 精度は設定可能ではありません。

  5. Average Response Time (平均応答時間)をほかのメトリックの変化と組み合せて、傾向を分析することで、パフォーマンスの問題を識別します。
  6. 情報を確認し、問題が存在するかどうかを特定します。