インシデントが生成され、以下のルールに基づく場合、CA APM 統合はトランザクション追跡を開始します。 また、CEM でインシデントの[概要]ページから、トランザクション追跡を手動で開始することもできます。
注: CA CEM の障害に関するトランザクション追跡情報は、アプリケーション サーバ時間のしきい値が 15 ミリ秒以上の場合にのみ CA CEM の[障害詳細]ページに表示されます。
トランザクション追跡を設定するか、またはデフォルトの設定値をそのまま使用できます。
重要: トランザクション追跡を実行すると、インスツルメントされたアプリケーションのパフォーマンスが低下する場合があります (関連する低速トランザクション障害の規格が低すぎる場合は、インスツルメントされたアプリケーションが停止する可能性もあります)。これらの設定はビジネス トランザクションごとではなく、グローバルであることに注意してください。
CA Introscope トランザクション追跡を設定する方法
デフォルトでは、トランザクション追跡は 30 分後に停止します。
CA CEM は、ビジネス トランザクションに開いているインシデントがあるときに限り、CA Introscope によるトランザクション追跡セッションを開始します。 CA CEM では、ビジネス トランザクション別、かつ時間しきい値別に追跡が行われ、それぞれに対して特別のトランザクション追跡メソッドが使用されます。 たとえば、Update Profile Web 要求については、1000 ミリ秒(1 秒)より長くかかるものをすべて追跡します。
こうすることで、要求が Update Profile でないことが一度識別されれば、追加処理が必要なくなるため、エージェントのパフォーマンスを最適化できます。 いくつかのトランザクション追跡セッションが実行されている可能性もありますが、オーバーヘッドは最小限に抑えられます。
デフォルトは 50 パーセントです。
トランザクション追跡時間しきい値は、トランザクションの実行時間制限です。 トランザクション追跡が実行されている場合、しきい値の時間内に完了しないトランザクションがすべて追跡されます。
トランザクション追跡時間しきい値は、低速トランザクション障害規格に対する割合(%)で設定します。 たとえば、低速トランザクション障害規格が 5.00 秒に設定され、トランザクション追跡時間しきい値が 50 パーセントに設定されている場合、CA Introscope 内(アプリケーション サーバ上)で完了するまでに 2.50 秒より長くかかるトランザクションがすべて追跡されます。
デフォルト値の 30 分および 50 パーセントを使用する上の例では、以下のステートメントがすべて true である場合に、トランザクションが追跡されます。
重要: 場合によっては、CA CEM の低速トランザクション障害規格を 1 ミリ秒(1/1000 秒)などの非常に短い時間に設定する必要があることがあります。 たとえば、エラーの場合にのみ発生するトランザクションに対して、このような短い時間を設定する場合があります。 ただし、この同じトランザクションが CA Introscope トランザクション追跡に関与している場合、1 ミリ秒の設定は Enterprise Manager MOM、Enterprise Manager Collectors、およびエージェントでパフォーマンスの問題を引き起こす場合があります。
アスタリスク(「*」)はワイルドカードで、常にパターンの最後に使用されます。
例: Backends|*,JDBC|*
各パターンは、1 つのカンマで区切られます。 したがって、上記の例には
Backends|* と JDBC|* の 2 つのパターンがあります。
トランザクション追跡内のコンポーネントが Backends|* または JDBC|* で始まる場合、それはバックエンド コンポーネントとして認識されます。
CA CEM にトランザクション追跡の設定情報が保存されます。
注: トランザクション追跡セッションの監視の詳細については、「トランザクション追跡セッション情報の表示」を参照してください。
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