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ネットワークのグループのアプリケーション パフォーマンス OLA の作成

パフォーマンス OLA を作成し、同様の遅延特性があるクライアント ネットワークのグループにわたるユーザ定義のアプリケーションに対するサービスの予想水準を定義します。

管理コンソール は、各ユーザ定義のアプリケーションに対するデフォルト OLA を作成し、割り当て済みのネットワーク タイプがないすべてのネットワークを通じてパフォーマンスを測定します。 一般に、これは、リモート ロケーション間のネットワーク遅延に差があるために、ネットワーク ラウンドトリップ時間および合計トランザクション時間の監視には推奨されません。

デフォルト OLA 内のしきい値を更新すると、その変更は、デフォルトの OLA 値を使用するように設定される、そのアプリケーション用のあらゆる新しい OLA に動的に適用されます。 たとえば、POP3 アプリケーションのデフォルト OLA で、1 時間間隔におけるネットワーク ラウンドトリップ時間の観測の少なくとも 90% が最低でも 5ms である必要がある場合、オースティン ネットワーク タイプで POP3 アプリケーション用の OLA を作成すると、デフォルトの観測率は 90% で、ネットワーク ラウンドトリップ時間のしきい値は 5 ミリ秒になります。 POP3 のネットワーク ラウンドトリップ時間のデフォルト OLA のしきい値を変更すると、管理コンソール は、POP3 オースティンの OLA のネットワーク ラウンドトリップ時間のしきい値を動的に更新し、新しいデフォルト値が使用されるようにします。

OLA を作成するとき、しきい値をカスタマイズして動的なデフォルト値を無効にできます。 しきい値をカスタマイズせずに、OLA メトリックのしきい値または最小観測数を変更すると、その変更がデフォルト OLA に適用されます。

OLA を作成する前に、1 か月間アプリケーションを監視してその正常なパフォーマンスを測定することを推奨します。

次の手順に従ってください:

  1. [環境管理]ページをクリックします。
  2. [表示項目]メニューの[ポリシー]、[パフォーマンス OLA]をクリックします。
  3. [パフォーマンス OLA リスト]内の OLA のリストを参照します。 リストにアプリケーションがない場合、ユーザ定義のアプリケーションは存在しません。

    デフォルトでは、管理コンソール は、割り当て済みネットワーク タイプのないネットワークに適用される、各ユーザ定義のアプリケーション用のデフォルト OLA を作成します。

  4. [ネットワーク タイプによるカスタムの追加]をクリックし、クライアント ネットワークのグループ用のアプリケーション OLA を作成します。

    [ネットワーク タイプ別のしきい値のカスタマイズ]が表示されます。

  5. 適切なリモート ロケーションに相当するアプリケーションおよびネットワーク タイプを選択し、[OK]をクリックします。

    [OLA しきい値の編集]が表示されます。

  6. 各 OLA メトリックのしきい値設定を編集して、[OK]をクリックします。

    OLA しきい値の編集の詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。

  7. 管理コンソール 上の現在のクライアント ネットワーク、サーバ サブネット、およびアプリケーション定義を 監視デバイス と同期するリンクをクリックします。

    監視デバイスが同期中にアプリケーション パフォーマンスの監視を一時的に停止します。 監視への割り込み数を最小限にするには、監視デバイス を同期する前に変更をすべて完了します。

  8. 完全なレポート サイクルを最大 1 時間まで待機し、どの程度のしきい値の変更が 管理コンソール によって観測された実際のレスポンス時間に見合うかを確認します。
    1. [管理]ページの[表示項目]メニュー内の[パフォーマンス詳細 OLA]をクリックします。
    2. 必要に応じ、アプリケーションがリモートサイト用の運用レベル契約に適合するように、運用レベルのしきい値割合の値を調節するか、またはしきい値レベルの値を増やします。

詳細:

アプリケーション パフォーマンス OLA の編集

履歴データからの運用レベルの確立