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ポリシー - パフォーマンスしきい値(アプリケーション)

たとえば、特定のメトリックを無効にしたり、特定のメトリックに対して感度設定の代わりに静的なしきい値を使用したりするには、アプリケーション パフォーマンスしきい値を表示して編集します。

プロパティの詳細

メトリックにマイナーとメジャーのしきい値を指定するには、[変更]をクリックします。これらの値には、しきい値や、管理コンソール がネットワークまたはサーバのインシデントをオープンするために 5 分の間隔中に確認する必要がある最小観測数があります。

なし

ネットワークまたはサーバ インシデントを作成するときに、管理コンソール でこのメトリックを考慮しないようにする場合に指定します。 たとえば、ネットワーク ラウンド トリップのレスポンス時間メトリックのマイナーしきい値を[なし]に設定した場合、管理コンソール はこのメトリックを使用してマイナー ネットワークのパフォーマンス低下を報告しません。 ただし、残る 3 つのネットワーク メトリックのどれかでマイナーしきい値を超過している場合、管理コンソール はネットワーク インシデントを作成できます。

このオプションを選択すると、管理コンソール はメトリックを「未評価」と評価します。

ミリ秒

ネットワーク ラウンドトリップ時間など、時間ベースのしきい値については、しきい値をミリ秒で指定します。

ヒント: 一般に、サーバのパフォーマンスはすべてのクライアント ネットワークにわたって整合性があるものなので、サーバ メトリックにミリ秒値を使用してもかまいません。 必要であれば、単位がミリ秒の静的な値から計算した感度しきい値を指定できます。

割合

無応答セッションの割合など、割合ベースのしきい値については、しきい値を割合で指定します。

一般に、サーバのパフォーマンスはすべてのクライアント ネットワークにわたって整合性があるものなので、サーバ メトリックに割合の値を使用してもかまいません。 必要であれば、静的な割合値から計算した感度しきい値を指定できます。

感度

以前に評価したデータに基づいてしきい値を設定します。 過去のパフォーマンスを 0 (感度なし)~ 200 (感度が非常に高い)の範囲内で調整できます。

感度設定はしきい値と反対の関係があり、感度設定が低いほどしきい値は高く設定されます。 たとえば、ネットワーク ラウンドトリップ時間について過去に評価されたデータに応じて、感度が 200 の値のしきい値は 3 ミリ秒ですが、5 ミリ秒のしきい値の感度は 166 になります。

静的な割合またはミリ秒値から[感度]値を計算するには、 をクリックして該当するメトリックの[感度計算機]を開き、静的な値を指定し、--> をクリックして[感度]値を表示します。 評価の際、計算機は常に 200 および 0 の[感度]値に対する静的な値を表示します。

以下のメッセージが表示されると、管理コンソール はまだデータを正常、マイナー(黄色)、メジャー(オレンジ)として評価していないので、感度値を計算できません。

この選択内容のパーセンタイル データはまだ存在しません。

最小観測数

最小観測数、すなわち 5 分間の間に 監視デバイス がメトリックを計算する必要のある回数を指定します。 たとえば、監視デバイス は 1 回の TCP トランザクションにつきサーバ接続時間を 1 回計算できます。しかし、監視デバイス はクライアント/サーバ ペアがパケットを交換するごとにネットワーク ラウンドトリップ時間を計算します。

監視デバイス がメトリックを計算しない場合、最低回数やメトリックのステータスは 5 分間「未評価」になります。