Windows Server 2008 Filer

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ntfs08 ボリューム上でのファイルシステムレベルの操作は、Sys_Filer_Window08 テンプレートアプリケーションと、/system_ms:Filer_Windows08 アプライアンスによって提供されます。 CA AppLogic® ソフトウェアバージョンからこれらをインポートできます。この操作を実行するにはグリッド管理者である必要があります。

注： Server Windows exe には APK が含まれます。 APK は、APK をインストールする前に、自動準備スクリプトを実行します。すでにマシンを準備している場合は、自動準備スクリプトを無効にできます。インストールの実行中に、［カスタム］を選択し、準備スクリプトを無効にします。その後、手動で APK 準備スクリプトを実行できます。手動での手順を確認するには、「APK 準備スクリプトの手動実行」を参照してください。

以下の手順に従います。

Sys_Filer_Windows08 アプリケーションをインポートします。
1. BFC サーバ上の CA AppLogic®-version ダウンロードディレクトリに移動します。たとえば、/opt/bfc/applogic-versions/<release number> などです。
2. 以下のコマンドを使用して、ファイル Sys_Filer_Windows08-<version>.tar をグリッドコントローラにコピーします。
```
scp Sys_Filer_Windows08-<version>.tar <controller IP>:/vol/_impex/
```
3. 以下のコマンドを使用して、SSH を介してグリッドコントローラへログインし、ファイルを解凍します。
```
tar –xf Sys_Filer_Windows08-<version>.tar
```
4. 以下のようにアプリケーションをインポートします。
```
3t app import Sys_Filer_Windows08 Sys_Filer_Windows08 
```
system_ms カタログをインポートします。
1. BFC サーバ上の CA AppLogic® バージョンのダウンロードディレクトリに移動します。
2. 以下のコマンドを使用して、ファイル system_ms-<version>.tar をグリッドコントローラにコピーします。
```
scp system_ms-<version>.tar <controller IP>:/vol/_impex/
```
3. 以下のコマンドを使用して、SSH を介してグリッドコントローラへログインし、ファイルを解凍します。
```
tar –xf system_ms-<version>.tar
```
4. 以下のようにカタログ /system_ms をインポートします。
```
3t cat import /system_ms system_ms 
```

注：

system_ms カタログには、/system_ms:IIS03y アプライアンスへの参照を含んだ IIS03yx4/IIS03yx8 アセンブリが含まれています。
/system_ms:IIS03y アプライアンスのいずれかが 1 つでも欠けていると、アプリケーションを開くたびにインフラストラクチャエディタにエラーメッセージが表示されます。

この問題を解決するには、/system_ms:IIS03y アプライアンスをすべて作成するか、使用されていない IIS03yx4/IIS03yx8 アプライアンスを system_ms カタログから削除します。
/system_ms:Filer_Windows08 アプライアンスには、インストール手順（この後で説明）の中で動作中のブートボリュームと置き換えられる、空のブートボリュームが含まれています。
以下の手順に従って、稼働用の Windows Server 2008 Filer アプライアンス（/system_ms:Filer_Windows08）を作成します。

Filer_Windows08 アプライアンスは、Windows Server 2008 Standard Edition Core Install 32 ビット（SP1 または SP2 のいずれか）をベースとします。 Core Install は、ファイラアプライアンスブートボリュームのサイズを減らすために使用されます。

このアプライアンスを作成するための最初の作業は、同じ OS を使用してベースサーバクラスを作成することです。次に手順を示します。

Windows 2008 Server 32 ビットの ISO イメージを、グリッドコントローラの impex ボリュームにコピーします。 SP1 または SP2 いずれかの ISO を使用します。
この例では、Microsoft の MSDN サイトからダウンロードした ISO イメージ（en_windows_server_2008_datacenter_enterprise_standard_sp2_x86_dvd_342333.iso）を使用します。
3Tshell を開き、iso2class ユーティリティを使用して、Windows Server 2008 Standard Edition Core Install 32 ビットのインストールを開始します。
- 以下のコマンドを実行します。
```
util iso2class app_name=win08sc-install iso_volume1=en_windows_server_2008_datacenter_enterprise_standard_sp2_x86_dvd_342333.iso os=windows install_size=4.5G console_type=graphic virt_options=acpi=1 cpu=1 mem=1G. 
```
注： install_size はオペレーティングシステムのインストールサイズに応じて変わる場合があります。

このコマンドを実行すると、win08sc-install アプリケーションが作成および起動され、指定された ISO イメージからシングルトン iso2class が起動されます。
以下のいずれかの方法で、シングルトンのグラフィックコンソールにアクセスします。
- GUI のアプリケーションリスト内の win08sc-install アプリケーションを選択し、［ログイン（グラフィック）］のアイコンをクリックします。
- インフラストラクチャエディタでアプリケーション win08sc-install を開き、シングルトン iso2class を選択します。
  ［アプライアンス］メニューを選択した後、［ログイン］を選択します。
グラフィカルコンソールが表示された後、Windows 2008 Server インストールインターフェースが表示されるはずです。 OS のインストールを開始します。
インストール中、シングルトンが再起動され、グラフィカルコンソールが無効になります。その場合は、グラフィカルコンソールを一度閉じて、再度開きます。
インストールが完了すると、シングルトンが再起動し、新しいパスワードの設定が求められます。
新しいパスワードを入力し、Enter キーを押します。

Windows により、管理者の新しいパスワードが設定され、管理者のパスワードが正常に設定されたことを示すメッセージが表示されます。

［OK］をクリックします。

Windows が自動的に Administrator デスクトップにログインします。
以下の操作を実行します。
ESX グリッドで Windows アプライアンスを作成する場合は、以下の手順で VMware ツールをインストールします。
1. アプリケーションを停止します。
2. グリッドシェルで、3t vol copy _GLOBAL_RO:vmware_tools_windows APPNAME:vmware_tools_windows を実行します。
3. ブラウザでインフラストラクチャエディタを開きます
4. シングルトンアプライアンス［iso2class］を右クリックし、［ユーザボリューム］を選択します。
5. プレースホルダ iso_volume1 に対するボリューム［vmware_tools_window］を選択します。
6. 保存して、アプリケーションを開始します。
7. グラフィカルコンソールからログインします。
8. グラフィカルコンソールウィンドウの上部の中央で Ctrl + Alt + Del ボタンを押します。
9. グラフィカルコンソールウィンドウ内の任意の場所をクリックします。
10. Tab キーと矢印キーを使用して、［タスクマネージャの起動］に移動します。
11. Tab キーを使用して、［新しいタスク］に移動し、スペースキーを押します。
12. VMware ツールのインストールを自動的に実行するには、D:¥setup.exe/S /v /qn を入力します。
インストール時に自動的にアプライアンスが再起動されます。これには数分かかります。再起動後、グラフィカルコンソールを再び開き、アプライアンスにログインします。
デスクトップが表示されたら、コマンドシェルで以下の操作を実行します。
1. ページファイルサイズを 16 M に設定します。
2. wmic computersystem where name="%COMPUTERNAME%" set AutomaticManagedPagefile=False
3. wmic pagefileset where name="C:¥¥pagefile.sys" set InitialSize=16,MaximumSize=16
4. Reboot: shutdown –r –t 0
およそ 1 分後、グラフィカルコンソールを再び開き、Windows デスクトップにログインします。
注：以下のオプションの手順も準備スクリプトで実行されます。準備スクリプトを実行しない場合は、これらの手順を手動で実行する必要があります。
（オプション）電力管理ハイバーネーションサポートを無効にします（powercfg -h off）。 dir を実行します。ディスクに約 1 GB の空き容量がある必要があります。
（オプション）Windows ディスクデバイスのデフォルトのタイムアウト値を 60 秒に設定します。
1. regedit を実行してレジストリエディタを開きます。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE/System/CurrentControlSet/Services/Disk キーに移動します。
3. 左ペインでディスクを右クリックし、［新規］-［DWORD 値］を選択します。
4. TimeOutValue を入力
5. Enter キーを押します。
6. ［TimeOutValue］を右クリックし、［修正］を選択します。
7. タイプを［10 進数］に設定し、値を 60 に設定します。
8. ［OK］をクリックして、［保存］をクリックします。
TurboGate PV ドライバをインストールする場合は、TCP チェックサムオフロードを無効にします。
1. レジストリエディタで、HKEY_LOCAL_MACHINE/System/CurrentControlSet/Services/Tcpip/Parameters に移動します。
2. 左ペインでディスクを右クリックし、［新規］-［DWORD 値］を選択します。 DisableTaskOffload と入力して、Enter キーを押します。
  ［DisableTaskOffload］を右クリックし、［修正］を選択します。
  
  値を 1 に設定した後、［OK］をクリックします。
3. レジストリエディタを閉じます。
次の手順で Windows をアクティベートします。
外部ネットワークアクセスを設定します。
1. netsh interface ipv4 set address name="Local Area Connection" source=static address=X.X.X.X mask=X.X.X.X gateway=X.X.X.X（有効なネットワーク設定を使用します）
2. netsh interface ipv4 add dnsserver name="Local Area Connection" X.X.X.X index=Y（ここで、X.X.X.X は DNS Server の IP アドレスです。また、Y はリスト内での場所です（たとえば 1））
外部ネットワークアクセスを確認します。たとえば、www.google.com に ping を実行します。
Windows 2008 Server のプロダクトキーを更新し、Windows をアクティベートします。
1. プロダクトキーを更新します： slmgr.vbs –ipk XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX（適切なプロダクトキーを使用します）。コマンドが非同期で完了するまでおよそ 30 秒待ちます。
2. Windows をアクティブにします： slmgr.vbs –ato。コマンドが非同期で完了するまでおよそ 1 分待ちます。
3. 有効化を確認します： slmgr.vbs -xpr。 Windows がアクティブであることを示すポップアップウィンドウが表示されるはずです。そうでない場合は、前の手順を繰り返します
OS をシャットダウンし、以下の手順に従って iso2class インストールを続行します。
1. Shutdown -s -t 0
2. およそ 5 秒待機した後、iso2class ユーティリティを実行している 3T シェル内で、Enter キー、Y キー、Enter キーの順に押します。これにより、2 番目のボリュームがシングルトンに利用可能になります。
およそ 1 分後、グラフィカルコンソールを再び開き、Windows デスクトップにログインします。
シングルトンを完全に管理された CA AppLogic® アプライアンスに変換するには、現在の Windows Server msi をインストールします。
インストーラは、シングルトンのＥドライブに配置できるようになりました。

コマンドシェルで「E:」と入力し、Enter キーを押して E ドライブに移動します。

Server_Windows.msi（たとえば、Server_Windows-2.0.2-1.msi）を実行して Windows Server MSI をインストールします。

注：ドライブ D からドライブ C に VMware セットアップファイルをコピーします。
TurboGate PV ドライバをインストールする場合は、E:¥TurboGate_GTools-3.0.1.exe を C:¥ にコピーします。
基本的なインストールを完了します。
1. Shutdown -s -t 0
2. およそ 5 秒待機した後、iso2class ユーティリティを実行している 3t シェルで Enter キー、Y キー、Enter キーの順に押します。
3. 3Tshell 内でプロンプトが表示された場合は、［アプライアンスは完全に管理対象］を選択します。
  iso2class はアプリケーションを停止し、シングルトン境界を汎用サーバアプライアンスの境界に変更し、アプリケーションを再起動します。再起動時、アプライアンスはメンテナンスモードになります。
TurboGate PV ドライバをインストールする場合：
1. 3T シェルから、SSH でシングルトンにアクセスします（ssh win08sc-install:main.iso2class）。
2. 管理者パスワードを設定します： net user administrator password（パスワードを選択します）。
3. グラフィカルコンソールからログインし、C:¥TurboGate_Tools-Setup-V3.0.1.exe を実行します。
  必要に応じて、［Install Anyway］を選択します。
  
  インストールの後に再起動は行いません。［I want to reboot later］を選択し、［Finish］ボタンを押します。
4. 3Tshell で次のコマンドを実行します。
  app restart win08sc-install --debug
5. Xen グリッド上でインストールを実行する場合は、アプリケーションの起動開始後およそ 1 分待機した後、グラフィカルコンソールを使用してログインし、ドライバインストールが完了するまでおよそ 1 分待機します。 ipconfig /all を実行すると、Halsign GK Ethernet Adapter #X として各イーサネットアダプタが示されます。
  この時点で：
  - アプリケーションの起動がタイムアウトになっていない場合、正常に完了するはずです。そうでない場合は、グラフィカルコンソールで OS をシャットダウンします。これにより、app start --debug が失敗します。その後、3Tshell で app stop win08sc-install を実行します。
  - アプリケーション起動がタイムアウトしている場合は、3Tshell で app stop win08sc-install を実行し、その後グラフィカルコンソール内からシャットダウンします。
6. 3Tshell で以下のコマンドを実行し、アプライアンスがエラーなく起動することを確認します。
```
app start win08sc-install
```
SSH でシングルトンにアクセスし、管理者パスワードを設定します（net user administrator password）。
グラフィカルコンソールからログインし、コマンドシェルでコンピュータ名を変更します： wmic computersystem where name="%COMPUTERNAME%" rename name="WIN08SC"
SSH セッションの Bash シェル内で次の手順を実行します。
1. rm -f /appliance/passwd.stamp
2. 必要に応じて、rm -f /cygdrive/c/TurboGate_Tools-Setup-V3.0.1.exe を実行します。
3. 複雑な Administrator パスワードを設定します。これによって、他のユーザが SSH セッションでまず新しいパスワードを設定せずにアプライアンスにログインするのを防止します。たとえば、ネットワークユーザ管理者 pq398hpaowht0293j^LWOIFH9htfw9jfe。
4. ssh セッションを終了します。
5. rm -f ~/.bash_history を実行します。これによって、Bash 履歴からパスワードがクリアされます。
6. ssh セッションを終了します。
シングルトンを WIN08SC カタログアプライアンスクラスに変更します。
1. アプリケーションを停止します。
2. インフラストラクチャエディタでアプリケーションを開きます。
3. シングルトンを右クリックし、［属性］を選択します。
  - インスタンス名を WIN08SC に変更します。
4. シングルトンを右クリックし、［境界の変更］を選択します。
  - クラス名を WIN08SC に変更します。
  - 説明を入力します。例： Windows Server アプライアンス - Windows Server 2008 Standard Edition Core Install SP2 32 ビットに基づきます。
  - 以下のリソース設定を変更します。
    CPU （数）
    
    最小： 0.25
    
    最大： 4
    
    デフォルト： 0.5
    
    メモリ（バイト）
    
    最小： 512
    
    最大： 4G
    
    デフォルト： 768M
    
    帯域幅（ビット/秒）
    
    最小： 1M
    
    最大： 2G
    
    デフォルト： 100M
5. ［保存］をクリックし、［OK］をクリックします。インフラストラクチャエディタが表示されます。
シングルトンを必要な権限のある /system_ms カタログに移動します。シングルトンを移動させるには、カタログへのフルアクセス権限が付与されている必要があります。詳細については、「コマンドラインシェルリファレンスガイド」の「catalog modify_acl」を参照してください。
これで、WIN08SC ベースクラスが作成されました。

稼働用 Windows Server 2008 ファイルアプライアンスの作成

以下の手順に従って、稼働用の Windows Server 2008 Filer アプライアンス（/system_ms:Filer_Windows08）を作成します。

インフラストラクチャエディタで、win08sc-install アプリケーション内の WIN08SC インスタンスをブランチ化します。
アプライアンスを右クリックし、［境界の変更］を選択し、［ボリューム］タブを選択します。
1. D:¥ のマウントポイントのプレースホルダボリュームに apk_volume を使用するよう、新しいプレースホルダを追加します。
  このボリュームは、os=windows オプションが iso2class と一緒に使用されるため、使用可能です。
  
  apk_volume がない場合は、vol copy _GLOBAL_RO:apk_windows appname:apk_volume コマンドを使用して、3T シェルから apk_windows ボリュームをコピーします。
2. アプリケーションを保存し、開始します。
SSH でシングルトンにアクセスし、管理者パスワードを設定します（net user administrator password）。
シングルトンのグラフィカルコンソールにログインし、コマンドシェルで D:¥Filer_Windows-3.0.8-1.msi に現在の Windows Filer MSI をインストールします。
SSH セッションの Bash シェル内で次の手順を実行します。
1. 他のユーザがまず SSH セッションで新しいパスワードを設定せずに Administrator としてアプライアンスにログインしないように、複雑な Administrator パスワードを設定します。たとえば、ネットワークユーザ管理者 pq398hpaowht0293j^LWOIFH9htfw9jfe。
2. SSH シェルに再度ログインします。
3. rm -f ~/.bash_history を実行します。これによって、Bash 履歴からパスワードがクリアされます。
4. ssh セッションを終了します。
アプリケーションを停止します。
/system_ms： Filer_Windows08 のロック解除
/system_ms:Filer_Windows08 のインスタンスを使用して新規アプリケーション win08filer-install を作成し、インスタンスを分岐させます。
作成されたシングルトンの境界を変更し、ドキュメント URL を http://doc.3tera.net/AppLogic35/en/CatFilerWindows08.html に設定します。
アプリケーションを保存します。

3Tshell で以下のコマンドを実行します。

vol destroy win08filer-install:Filer_Windows08.boot --force 
vol copy win08sc-install:WIN08SC.boot win08filer-install:Filer_Windows08.boot 
class destroy /system_ms:Filer_Windows08 --force

win08filer-install のインフラストラクチャエディタで、/system_ms カタログにシングルトンをドラッグします。
これには、グリッドへの管理者アクセス権が必要です。
/system_ms： Filer_Windows08 のロック

これで、/system_ms:Filer_Windows08 アプライアンスクラスが完成し、使用できる状態になりました。