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vme： イベント ジェネレータ

VME は、アプライアンスのブート プロセス中と実行時に CA AppLogic® に対する特定のイベントを生成するユーザ モード ユーティリティです。

アプライアンスが管理されている場合、アプライアンスはブート プロセス中に vme を使用して、アプライアンスが正常に起動したかどうかを CA AppLogic® に伝える必要があります。 アプライアンスが何らかのエラー（無効なプロパティ設定、使用可能メモリの不足など）によって開始できない場合、アプライアンスは vme を使用してアプライアンスの開始を失敗させます。また、グリッド コントローラのシステム ログにエラー メッセージを記録します。

システム ログはグリッドの list log コマンドを使用してアクセスされます。 vme は、アプライアンスの実行時にグリッドのダッシュボードにクリティカル エラー メッセージをログ記録するためにも使用できます。

デフォルトでは、APK がアプライアンスにインストールされている場合、vme は常にアプライアンスの正常開始イベントを送信します。 これは、アプライアンスのブート プロセス中に実行されるアプライアンス固有のスクリプトで上書きできます。

使用法

vme id=<event> [msg=<message>] [severity=<severity>] [progress=<readiness>] [cnt_name=<counter name> cnt_value=<counter value>]

例

vme id=started_ok

vme id=start_failed msg="Missing DNS server address"

vme id=maintenance msg="Database recovery" progress=30

vme id=log msg="SSL certificate loaded OK" severity=info

vme id=alert msg="Corrupted database file detected" severity=fatal

vme id=alert cnt_name=n_db_xact_per_min cnt_value=46 severity=fatal

注：

• <event> は以下のいずれかです。
  • started_ok - アプライアンスは正常に開始しました。
  • start_failed - アプライアンスを開始できませんでした。メッセージに理由が示されます。
• maintenance - アプライアンスはメンテナンス モード（すなわちデータベース回復）になっています。 メンテナンス モードのアプライアンスは、進捗状況を定期的（少なくとも 30 秒おき）にレポートする必要があります。
• log - アプライアンスに代わってイベントをログ記録します。
• alert - クリティカルなイベントまたはエラーがアプライアンスによって検出されました。 これはカウンタ値の変化をレポートするためにも使用されます。
• <counter name> と <counter value> はアラートにのみ使用されます。
• メッセージにアラートが提供される場合、メッセージはグリッドのダッシュボードにログ記録されます。
• <message> は自由形式のテキストで、スペースまたは特殊文字が必要な場合はエスケープされます。
• <severity> は以下のいずれかです。
  • debug - デバッグ情報
  • info - 情報イベント
  • warn - 警告イベント
  • error - エラー イベント
  • fatal - 致命的で回復不可能なエラー
• <readiness> はパーセント単位でレポートされ、有効な値は 1 ～ 100 です。