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DHCP 環境設定モードを使用するようにアプライアンスをアップグレードする

既存の Linux アプライアンス(カタログ クラスまたはシングルトン)を volfix 環境設定モードから DHCP 環境設定モードにアップグレードするには、以下の手順に従います。

DHCP 環境設定モードを使用するようにアプライアンスをアップグレードする方法

  1. アップグレードするアプライアンスのシングルトン コピーを含んだアプリケーションを作成します。
  2. 新規アプリケーション内で、シングルトンを NET アプライアンスに接続して、外部ネットワークにアクセスできるようにします(これは、アプライアンスが設定済みの有効な外部インターフェースを持たない場合にのみ必要です)。
  3. シングルトンに読み取り専用ボリュームがあるか、シングルトンのブート ボリューム フォルダ(/usr など)のいずれかが共通の読み取り専用ボリューム上に存在する場合は、これらのボリュームを読み書き可能に変換する必要があります。 この変換が必要なのは、アプライアンスへの各種パッケージのインストールで、これらのボリュームの更新が必要になる場合があるためです。
  4. シングルトンのすべての必須プロパティとボリュームを設定し、--debug オプションを使用してアプリケーションを起動します。
  5. シングルトンに dhclient パッケージをインストールします(APK インストールの前提条件)。 たとえば、CentOS ベースのアプライアンスでは、以下を行います。
  6. 実行中のシングルトンの /tmp に適切な APK をコピーします。
  7. 該当する APK のインストール手順に従います。 domU カーネルを置き換える必要はありません。 /appliance ディレクトリを削除しないでください
  8. (VDS アプリケーションのシングルトンのように)シングルトンで通常どおりパスワードベースの ssh 認証を許可する場合は、/etc/ssh/sshd_config を編集して以下の変更を行います。
  9. 以下を行って、アプライアンスの起動時に元の /appliance/appliance.sh スクリプトが実行されるようにします。
  10. CA AppLogic アプリケーション エディタでシングルトン境界を表示し、[環境設定ファイル]タブにリスト表示されたファイルをすべてメモします(たとえば /etc/httpd/conf.d/appl.conf)。
  11. アプリケーションを停止します。 CA AppLogic エディタで、シングルトン境界を変更します。
  12. アプリケーションをデバッグ モードで起動します(--debug オプションを使用します)。 アプリケーションがエラーなしで起動します。 アプリケーションの起動が失敗した場合は、グリッド コントローラ システム ログで詳細(ログ リスト)を確認します。 アプライアンスをテストして、機能することを確認します。
  13. アップグレードしたアプライアンスに共通の読み取り専用ボリュームがあり、それを手順 3 で読み書き可能に変換した場合は、再び読み取り専用に変換されていることを確認してください。
  14. これで、アプライアンスが APK と DHCP 環境設定モードを使用するようにアップグレードされました。 アップグレードしたアプライアンスがシングルトンである場合、アップグレード プロセスは完了です。 アプライアンスがカタログ クラスである場合は、「新しい DHCP ベースのアプライアンスを使用するようにアプリケーションをアップグレードする」で、アップグレードしたアプライアンスを使用するように CA AppLogic アプリケーションをアップグレードする方法を参照してください。