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グリッドの作成

新規グリッド ウィザードを使用すると、新しいグリッドを作成できます。 ウィザードには以下のページが含まれます。

一般ページ

グリッド名とライセンス情報を指定します。

バージョン ページ

グリッドにインストールする CA AppLogic ソフトウェアのバージョンとホットフィックス(適用される場合)を指定します。

XEN

グリッドに使用する Xen サーバ ハードウェアの最小要件を指定します。 また、タグを使用して、サーバの割り当てを指定することもできます。

VMWare

グリッドに使用する VMware サーバ ハードウェアの最小要件を指定します。 また、タグを使用して、サーバの割り当てを指定することもできます。

ネットワーク リソース ページ

グリッドに割り当てられ、アプリケーションおよびコントローラ IP によって使用される IP 範囲を指定します。 (オプション) VLAN タグ付け機能を使用する場合は、[管理]ページの[ネットワーク]タブで作成した範囲から IP 範囲を選択できます。

コントローラ ページ

グリッド コントローラ情報(グリッド ID、グリッド コントローラ ユーザ ID とパスワード、使用する OEM キット、など)を指定します。

ストレージ ページ

外部ストレージ設定用のストライピング オプションおよびパラメータを指定します。

認証ページ

役割ベースのアクセス制御(RBAC)でにユーザを認証する際に CA AppLogic で使用されるデフォルト認証を指定します。 RBAC の使用方法の詳細については、「コマンド ライン シェル リファレンス ガイド」の「役割ベースのアクセス制御の使用」を参照してください。

以下の手順に従います。

  1. 左のメニューから[グリッド]を選択します。

    [グリッド]ページが表示されます。

  2. [グリッドの追加]アイコンをクリックします。

    [グリッドの追加]ウィザードが[一般]ページ上で開きます。

  3. [一般]ページの以下のフィールドに入力します。
    名前

    グリッドの名前を指定します。 グリッド名は英数字で指定する必要があります。スペースは使用できません。

    説明

    (オプション)グリッドに関する説明。

    アカウント名

    CA AppLogic ライセンス キーと共に提供されるアカウント名を指定します。

    CA AppLogic ライセンス キー

    CA AppLogic ライセンス キーを指定します。

    VMware ライセンス キー

    VMWare によって提供される VMWare ライセンス キーを指定します。 このフィールドは、ESX ベースのグリッド サーバがあるグリッドにのみ必要です。

  4. [Next]ボタンをクリックします。

    [バージョン]ページが表示されます。

  5. [バージョン]ドロップダウン リストからソフトウェア バージョンを選択します。 選択したバージョンについてホットフィックスがある場合は、そのホットフィックスの名前が[ホットフィックス]リストに表示されます。
  6. ホットフィックスをインストールするには、対象のホットフィックスの横にあるチェック ボックスをオンにします。
  7. [Next]ボタンをクリックします。

    XEN ページが表示されます。

  8. グリッドに使用する以下のサーバ値を指定します。

    タグを使用して、グリッド ノードの選択オプションを指定します。

    注: 同じグリッド内で XEN と VMware の両方を使用できます。 [次へ]をクリックして、VMware の値の操作を行います。

    VMWare ページが表示されます。

  9. グリッドで VMware サーバが使用される場合、グリッドの VMWare サーバ値を指定し、グリッド ノードの選択オプションを指定します。
  10. [Next]ボタンをクリックします。

    [ネットワーク リソース]ページが表示されます。

  11. [追加]ボタンをクリックします。

    [IP 範囲の追加/編集]ダイアログ ボックスが表示されます。

  12. [IP 範囲の追加/編集]ダイアログ ボックスの以下のフィールドに入力します。
    VLAN

    グリッドで使用する VLAN を指定します。 ドロップダウン リストから VLAN を選択します。 このリストには、[管理]ページで設定した VLAN が表示されます。 ネットワーク リソースに VLAN を含めないよう選択できます。 [管理]ページで VLAN を定義していない場合、VLAN の値は「なし(タグなし)」と表示されます。

    ネットワーク

    グリッドで使用するネットワークを指定します。

    IP 範囲

    グリッドで使用する IP 範囲を指定します。

    選択したネットワークに基づき、[開始]、[終了]、および[スコープ]の各フィールドに自動的に値が入力されます。 これらのフィールドは必要に応じて変更できます。

    開始

    グリッドの IP 範囲の最初の IP を指定します。

    終了

    グリッドの IP 範囲の最後の IP を指定します。

    スコープ

    IP の表示オプションを指定します。

    パブリック: グリッドの外部に表示されるルーティング可能な IP アドレス。

    プライベート: グリッドの外部からはアクセスできないルーティング不可能な IP アドレス。

  13. [IP 範囲の追加/編集]ダイアログ ボックスの[保存]ボタンをクリックします。
  14. [設定]ボタンをクリックして、コントローラ IP のパラメータを設定します。 [コントローラ IP]ダイアログ ボックスで以下の項目を入力します。
    VLAN

    グリッド コントローラで使用する VLAN。 ドロップダウン リストから VLAN を選択できます。 このリストには、[管理]ページの[ネットワーク]タブで作成した VLAN が表示されます。 ネットワーク リソースに VLAN を含めないよう選択できます。 [管理]ページで VLAN を定義していない場合、VLAN の値は「なし(タグなし)」と表示されます。

    ネットワーク(読み取り専用)

    ネットワークの IP アドレス。

    コントローラ IP

    グリッド コントローラの IP アドレス。 コントローラ IP は、ネットワーク ページ上で定義された外部ネットワークのいずれかにあり、グリッド用に定義されたアプリケーション IP の範囲内にはない IP である必要があります。 たとえば、グリッドに 111.222.111.10 ~ 20 のアプリケーション IP がある場合、グリッド コントローラ IP を 111.222.111.9 には設定できますが、111.222.111.10 には設定できません。

  15. [保存]をクリックしてコントローラ IP の設定を保存し、[次へ]ボタンをクリックします。

    [コントローラ]ページが表示されます。

  16. 以下のフィールドに入力します。
    グリッド ID

    ネットワーク上のグリッドを識別する一意の ID 番号。

    グリッド コントローラ ホスト名

    グリッド コントローラのホスト名。

    初期ユーザ名

    グリッドの最初のログインに使用するユーザ名。

    初期ユーザ パスワード

    初期ユーザのパスワード パスワードは別のフィールドに再度入力することが要求されます。

    コントローラ復旧パスワード

    グリッド コントローラがアクセス不能なときに実行されるコントローラのパスワード。 パスワードは別のフィールドに再度入力することが要求されます。

    OEM キット

    グリッドを作成するときに使用する OEM キットの名前。 OEM キットを使用して、CA AppLogic GUI の外観や選択した要素をカスタマイズできます。 詳細については、「OEM 設定の指定」を参照してください。

    詳細設定

    その他のグリッド パラメータを指定します。 詳細については、「グリッド パラメータ リファレンス」を参照してください。

  17. [Next]ボタンをクリックします。

    [ストレージ]ページが表示されます。 以下のオプションを使用して処理を行います。

    ストライピング有効

    グリッドのストライピングを有効にします。

    ストライプ サイズ(KB)

    ストライプ サイズ(KB 単位)を指定します。

    外部ストレージ

    外部ストレージがない場合は「なし」、アクティブなストレージには「NFS」を指定します。

    外部ストレージ IP

    NFS 共有をホストしているマシンの IP アドレスを指定します。 NFS 共有をホストしているマシンは、BFC と同じバックボーン ネットワークにある必要があります。

    重要: 外部ストレージ共有はインターフェースを介して、グリッド バックボーン ネットワーク上で、192.168.<grid ID>.0/24 ネットワークにトラフィックをルーティングするように設定する必要があります。 この設定はグリッドの追加前に行う必要があります。そうしない場合、グリッドの作成が失敗します。

    外部ストレージ共有

    共有ストレージのディレクトリの場所を指定します。

    外部ストレージのテスト

    外部ストレージの IP アドレスおよびディレクトリをテストできます。 [テスト]をクリックすると、指定された場所で外部ストレージへの接続が試みられます。 メッセージにテスト結果が表示されます。

  18. [Next]ボタンをクリックします。

    [Authentication]ページが表示されます。

    詳細については、「認証の設定」を参照してください。

  19. [完了]ボタンをクリックします。

    グリッドはグリッド リストにすぐに表示されますが、グリッド作成プロセスの完了には 1 ~ 2 時間かかる場合があります。 グリッドを作成後、グリッドを起動します。

    詳細については、「グリッド操作」を参照してください。

  20. グリッド作成プロセスが完了した後、以下の手順に従い、必要なグリッドについて管理者権限を持つユーザを作成します。
    1. コマンド ライン シェルで "user create" コマンドを使用してユーザを作成します(例: user create user1@domain.com pwd=-)。 詳細については、「コマンド ライン シェル リファレンス ガイド」の「user create」のトピックを参照してください。
    2. コマンド ライン シェルで「grid modify_acl」コマンドを使用して、グリッド ユーザを grid_administrator グループに追加します(例: grid modify_acl local:user:user1=grid_administrator)。 詳細については、「コマンド ライン シェル リファレンス ガイド」の「grid modify_acl」のトピックを参照してください。