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仮想化エンティティ

このエンティティには、仮想環境でコンポーネントを開始するために必要とされるブート情報が含まれます。 仮想化エンティティは、kernel/os_info 定義に代わるもので、それらの代わりに使用されます。 このエンティティの存在は、新しいスタイルのコンポーネント記述子を示し、互換モードをオフにします。これには、.config_mode=volfix の強制適用も含まれます。

仮想化エンティティには以下の属性が定義されます。

modes= string

コンポーネントの仮想環境を定義します。 有効な値は paravirt (ホスト システムによってサポートされる準仮想化カーネルがあるコンポーネントの場合)および hvm (ハードウェア上で直接実行するよう設計されたコンポーネントで、仮想マシンで実行される場合にはハードウェア支援仮想化が必要な場合)です。 この属性の値は、このコンポーネントで使用可能な仮想マシン マネージャ識別子のカンマ区切りリストです。 サポートされる VMM は、CA AppLogic バージョンに応じて変わる場合があります。 以下は、バージョン 3.0 以降でサポートされる VMM 名です。

  • xen_pv
  • xen_hvm
  • vmware

バージョン 3.0 以前に作成されたコンポーネント クラスとの互換性については、以前の 'mode' 属性もサポートされます(これは単に 'modes' のエイリアスです)。 また、古いモード名は以下のようにサポートおよび変換されます。

  • hvm => xen_hvm
  • paravirt => xen_pv

options= string

ブートローダに渡される引数。
mode=hvm の場合、文字列は「名前=値」ペアのスペース区切りリストとして解釈されます。これは仮想ハードウェア エミュレータに渡されます。 詳細については、クラス エディタでサポートされているオプションのリストを参照してください。

mode=paravirt の場合、文字列はコンポーネントのカーネル コマンド ラインに渡され、コンポーネントの仮想環境で実行されるコードに利用できます(コンポーネントの OS カーネルでサポートされている場合)。

path= filename または
kernel_path= filename

カーネル イメージ ファイルの名前(ブート ボリュームのルート ディレクトリへの相対パス)。 この属性は、mode=paravirt の場合のみ意味を持ち、それ以外の場合は無視されます。 パスが設定されない場合、コンポーネントに GRUB ブートローダがインストールされており、その環境設定ファイルにカーネル イメージおよび初期 ramdisk の正しい場所が含まれていると見なされます。

initrd= filename

ブート時に使用される ramdisk ファイルシステム イメージの名前。 この属性は、mode=paravirt の場合のみ意味を持ち、それ以外の場合は無視されます。 パスが設定されなければ、initrd は無視されます。その場合、両方のファイルの名前は、コンポーネントのブート ボリューム上で見つかった GRUB 環境設定ファイルで検索されます。

device_schema= string

ディスク デバイス命名規則を格納するために使用されます(コンポーネントの OS で使用されるとおり)。 この文字列の形式は ADL の一部ではありません。device_schema 属性は CA AppLogic アプリケーション エディタで使用するために予約されています。 「クラス エディタ プロパティ シート」クイック リファレンスを参照してください。