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例外リストへのユーザの追加

リスク評価で、組織内のあるユーザを特定の期間だけ一時的に除外したい場合があります。 たとえば、RiskMinder で拒否に設定されている国へユーザが旅行する場合、そのユーザがそこにいる期間は、RiskMinder のアドバイスは常に DENY になります。 これを回避するために、そのユーザのステータスを「例外ユーザ」に変更できます。 この場合、そのユーザがその期間中にトランザクションを実行すると、IP アドレスは拒否されますが、RiskMinder は低いリスク スコアを返し、アドバイスは通常 ALLOW になります。

注: この操作は、管理コンソールのケース ページを使用して実行することもできます。 詳細な手順については、「CA RiskMinder 管理ガイド」を参照してください。

ユーザを例外ユーザ リストに追加するには、以下の手順で ArcotRiskFortAdminSvc サービス(ArcotRiskFortAdminWebService.wsdl で提供)を使用する必要があります。

リクエスト メッセージの準備

ユーザを例外ユーザ リストに追加するには、addUserToExceptionListRequest メッセージを使用する必要があります。 以下の表に、このリクエスト メッセージの要素のリストを示します。

要素

必須

説明

userName

はい

例外ユーザ リストに追加するユーザの名前。

groupName

はい

ユーザが属する組織の名前です。

startDate

はい

RiskMinder リスク評価からユーザを除外する開始日付(yyyy-mm-dd の形式)および時刻。

例: 2012-10-04+05:30

endDate

はい

RiskMinder リスク評価からユーザを除外する終了日付(yyyy-mm-dd の形式)および時刻。

reason

はい

ユーザが例外ユーザ リストに追加されている理由。

callerId

いいえ

呼び出し元アプリケーションが含めることができる一意のトランザクション識別子。 この識別子は、関連するトランザクションの追跡に役立ちます。

Web サービスの起動

例外ユーザ リストにユーザを追加する方法

  1. (オプション) addUserToExceptionList 操作のヘッダに認証および許可の詳細を含めます。 ヘッダ要素の詳細については、「Web サービス セキュリティの管理」を参照してください。
  2. addUserToExceptionListRequest 要素を使用して、この表に記載されている必要な情報を設定します。
  3. addUserToExceptionListRequest メッセージを使用して、前の手順で指定した詳細に従って入力メッセージを作成します。
  4. ArcotRiskFortAdminSvc サービスの addUserToExceptionList 操作を呼び出して、ユーザをリストに追加します。

    この操作では、操作のステータスおよび成功の結果が含まれる addUserToExceptionListResponse メッセージが返されます。 レスポンス メッセージの詳細については、以下のセクションを参照してください。

レスポンス メッセージの解釈

addUserToExceptionListResponse レスポンス メッセージでは、SOAP エンベロープ ヘッダで、操作のステータスおよび成功の結果が返されます。 これらの要素については以下の表で説明します。 操作が正常に実行されると、SOAP 本文で成功のメッセージが返されます。 エラーがある場合は、AdminFault レスポンスが返されます。 SOAP エラー メッセージの詳細については、付録「例外コードおよびエラー コード」を参照してください。

要素

説明

コード

操作のステータスです。

  • 0: ユーザが例外ユーザ リストに正常に追加されたことを示します。
  • 1: 操作が失敗したことを示します。

message

情報がデータベースで正常に更新されたかどうかを示す文字列が含まれています。

transactionID

一意のトランザクション識別子。