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統合手順の概要

RiskMinder SDK では、ユーザが利用可能な統合メソッドおよびリスク ベースの認証フローのタイプを、さまざまな組み合わせで自由に設定できます (サポートされるワークフローの詳細については、「RiskMinder ワークフローについて」を参照)。これにより、組織の要件に最も適した最良の認証ソリューションを設計できます。

RiskMinder フローは、以下で説明する段階でユーザのオンライン アプリケーションに統合できます。

ユーザがアプリケーションにログインする前(単にログイン ページにアクセスした時)

この場合、アプリケーションはログイン ページから RiskMinder の evaluateRisk() 関数を呼び出して、(ユーザがログイン認証情報を指定する前に)受信データに関連付けられたリスクを評価する必要があります。 たとえば、拒否 IP チェックおよび拒否国チェックについて、IP アドレスや国を評価できます。

注: 拒否 IP アドレスは、過去に既知のアノニマイザ プロキシまたは不正行為や悪意のあるトランザクションの発信元となった IP アドレスの集合体です。 同様に拒否国は、過去に不正行為や悪意のあるトランザクションが記録されているすべての国の集合体です。

この場合、ユーザ情報が必要でない他の RiskMinder ルールを評価することもできます。 これらには、実装している Device Velocity Check ルールや任意のカスタム ルールが含まれます。

ユーザが(ユーザ名とパスワードを指定し、アカウントまたは保護されたリソースにアクセスして)オンライン アプリケーションにログインした後

この場合は、以下が行われます。

  1. アプリケーションは、ログイン成功後に表示されるアプリケーションのメイン ページから RiskMinder を呼び出す必要があります。 以下のような場合が考えられます。
  2. アプリケーションは、evaluateRisk() 関数の後に RiskMinder の postEvaluate() 関数を呼び出します。 RiskMinder サーバは、この関数の結果に基づいて、ユーザとデバイスの関連付けを作成して、属性を更新するかどうかを決定します。