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APM データベース用の PostgreSQL の使用

32 ビットと 64 ビットの運用環境のサポート

Windows に PostgreSQL をインストールする場合、32 ビットまたは 64 ビット Windows オペレーティング システムのいずれを実行しているかにかかわらず、Enterprise Manager インストーラでは、32 ビット PostgreSQL データベースがインストールされます。 Linux および Solaris の場合、32 ビット システムに 32 ビット PostgreSQL、64 ビット システムに 64 ビット PostgreSQL をインストールして、64 ビットの機能を完全に活用することができます。

PostgreSQL を実行するための最小ハードウェア要件および推奨事項

PostgreSQL を使用する場合、PostgreSQL Web サイト (http://www.postgresql.org/) に掲載されているガイドラインに従って、ご利用環境の最小ハードウェア構成を決定してください。 推奨構成を使用すると、以下のような入力/出力のスループットが表示されます。

PostgreSQL と共有メモリ

共有メモリを、少なくとも使用可能な RAM の 25% に設定します。 共有メモリはデータベースのパフォーマンスに直接影響します。指定する量が少なすぎると、APM データベースに深刻な影響を与える場合があります。

PostgreSQL のインストールでは、共有メモリが 954368000 に設定されます。 これは、元々メモリが必要以上に設定されている場合にも該当します。 値を変更する場合は、/etc/sysctl.conf ファイルにより大きな値を手動で設定できます。

: 元の値が 954368000 未満である場合は、値を変更しないでください。

Solaris システムの PostgreSQL

Solaris コンピュータに PostgreSQL をインストールする場合、Solaris インストールには少なくとも「End User Groups」パッケージがインストールされている必要があります。

Linux での強化されたセキュリティの無効化

Red Hat Linux で PostgreSQL を使用するには、SELinux サービスをオフにする必要があります。 詳細については、http://wiki.postgresql.org/wiki/PostgreSQL_and_SELinux を参照してください。

Windows での PostgreSQL と IPv6 のアドレス

Windows に PostgreSQL をインストールする場合、Enterprise Manager インストーラは、IPv6 がインストールされているかどうかを自動的に検出し、<APM_Db_Home>¥data¥pg_hba.conf ファイルを適切に編集します。 決定する要因は、IPv6 が使用されているかどうかではなく、IPv6 がインストールされているかどうかであることに注意してください。 デフォルトでは、Windows 2003 R2 以降には IPv6 がインストールされています。

後でコンピュータに IPv6 を追加するか、コンピュータから IPv6 を削除した場合は、pg_hba.conf ファイルの以下の IPv6 エントリを編集します。

host all all ::/0 password

すべての IPv6 アドレス、または特定の IPv6 アドレスに対して上記の設定を行います。

64 ビットの Linux 環境の PostgreSQL にはライブラリが必要です。

64 ビットの Linux 環境に Postgres データベースをインストールする場合は、対象のコンピュータに以下のライブラリがインストールされていることを確認してください。