一部の環境では、APM データベース スキーマを手動で作成することが望ましいか、または必要である場合があります。 たとえば、データベース管理者が対話形式や応答ファイルを使用した Enterprise Manager のインストールを希望しなかったり、あるいはデータベース サーバに不要なコンポーネントがインストールされないように、データベースに追加するテーブル、ビューおよびシーケンスを手動で管理したい場合などがあります。 代わりに、データベース管理者はデータベース スキーマを手動で作成することも可能で、<EM_Home>/install/database-scripts ディレクトリ内にデフォルトでインストールされているスクリプトを使用できます。
APM データベース スキーマを手動で作成する方法
cd <EM_Home>/install/database-scripts/unix
CreateSchema -databaseName <データベース名> -databaseType <データベース名> -host <ホスト名> -port <ポート番号> -releaseVersion <バージョン> -scriptsDir <ディレクトリ> -user <ユーザ名> -password <パスワード>
データベース インスタンスのデータベース名またはサービス識別子を指定します。 たとえば、Oracle データベース スキーマを作成する場合、このパラメータを Oracle データベース の SID に設定します。
データベースが Oracle データベースか、または PostgreSQL データベースかどうかを指定します。 たとえば、Oracle データベース スキーマを作成する場合、このパラメータを oracle に設定します。 有効な値は oracle および postgres のみです。 Linux または UNIX 上でコマンドを実行する場合は、この設定では大文字と小文字が区別されることに注意してください。
データベース サーバをホストするコンピュータのホスト名または IP アドレスを指定します。
Enterprise Manager と APM データベースとの間の通信用のポート番号を指定します。 たとえば、Oracle データベースの LISTENER ポートのデフォルト ポートは、1521 です。 PostgreSQL データベースのデフォルト ポートは 5432 です。
作成する APM データベース スキーマのバージョンを指定します。 現在のバージョンの APM データベース スキーマの場合、このオプションを現在のバージョンに設定する必要があります。
データベース固有の SQL スクリプトのディレクトリを指定します。 たとえば、Oracle データベース スキーマを作成する場合は <EM_Home>/install/oracle/database-scripts、PostgreSQL データベースを作成する場合は <EM_Home>/install/database-scripts を使用してください。
データベースに接続、および APM データベース スキーマを作成するためのユーザ名を指定します。 Oracle データベース スキーマを作成する場合、指定するユーザ名はデータベース所有者です。
指定したデータベース ユーザ名のパスワードを指定します。
たとえば、Linux コンピュータ上の Oracle 用の APM データベース スキーマを手動で作成するには、以下のようなコマンドを実行します。
./createschema.sh -databaseName cemdb -databaseType oracle -host localhost -port 1521 -releaseVersion <Current_Version> -scriptsDir /home/Introscope<VersionNumber>/install/oracle/database-scripts -user apmadmin -password quality
CreateSchema プログラムは、複数の個別の SQL スクリプトを呼び出して、既存の APM データベース スキーマ オブジェクトをすべて削除し、新しい APM データベース テーブル、条件、インデックス、プロシージャ、ビュー、およびシーケンスを作成します。
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