管理対象オブジェクトの作成

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管理対象オブジェクトの作成

オブジェクトクラス、インスタンス、および属性値を使用して、プロセスモニタテーブルから管理対象オブジェクトの作成を制御します。デフォルトでは、SystemEDGE は、各一意のクラス、インスタンス、および属性プロセスモニタの管理対象オブジェクトを作成します。複数のプロセスモニタでこれらの 3 つのプロパティに対して同じ値が含まれる場合、エージェントは単一の管理対象オブジェクトにそれらをグループ化し、オブジェクト全体の状態を取得します。

ユーザがどのようにこのメカニズムを使用できるかの柔軟性を例証するには、以下のシナリオを検討します。

プロセスの実メモリ使用率をモニタするために、クラス、インスタンス、および属性値が同じ 3 つのプロセスモニタエントリを定義します。モニタは、85% を超える実メモリ使用率に対して warning 重大度、90% を超える実メモリ使用率に対して major 重大度、および 95% を超える実メモリ使用率に対して critical 重大度を定義します。エージェントは、これらのモニタを 1 つの管理対象オブジェクトに組み合わせ、現在の最悪の重大度をオブジェクト状態として管理します。
ユーザの企業で接続されるさまざまな機能領域からプロセスをモニタするために、クラス、インスタンス、および属性値が同じ 3 つのプロセスモニタエントリを定義します。たとえば、基本オペレーティングシステムプロセスモニタ、アプリケーションプロセスモニタ、およびデータベースプロセスモニタを組み合わせ、各プロセスモニタに warning 重大度を割り当てることができます。このシナリオでは、3 つのプロセスモニタしきい値すべてに違反する場合のみ、エージェントは警告状態変更トラップを送信します。
オブジェクトインスタンスまたは属性に対するオブジェクトクラスとアスタリスク値が同じ値のプロセスモニタエントリのスーパー集計を定義します。このシナリオは、特にそれぞれの集計ルールを定義する必要なしに、多数のオブジェクトをグループ化します。たとえば、同じプロセスのさまざまな属性をモニタするすべてのオブジェクトを集計できます。その結果、そのプロセスのすべてのプロセスモニタは現在の最悪の状態をトップレベルプロセスオブジェクトにプロパゲートします。
注：より高いレベルのすべてのオブジェクトを集計するようにエージェントを設定することもできます詳細については、「エージェントの設定」の章を参照してください。

これらのシナリオの構文例については、「プロセスモニタリングの例」を参照してください。

ユーザがオブジェクトクラス、インスタンス、および属性値を定義しない場合、SystemEDGE は以下の規則に従ってこれらのプロパティのデフォルト値を割り当てます。

クラス： processEntry
インスタンス：モニタするプロセスを決定する正規表現を定義するプロセスモニタの pmonRegExpr 属性の値
属性：モニタするプロセス属性を定義するプロセスモニタの pmonAttribute 属性の値