セルフ モニタ テーブル内の monFlags 列は 32 ビット符号なし整数で、対応するセルフ モニタ テーブル行の追加動作セマンティックを指定できます。 デフォルトでは、セルフ モニタ テーブル行は以下を実行します。
これらのデフォルトを変更するようにフラグ ビットを設定できます。 SystemEDGE エージェントは、すべてのフラグを 16 進(ベース 16)法で解釈します。 以下の図は、セルフ モニタ テーブル フラグ フィールド(monFlags)の構成を示します。

フラグ値は 3 つのフィールドから構成されます。
以下のセクションでは、各フラグ ビットについて説明します。 OR 論理演算によってこれらのフラグ値を組み合わせることができます。
以下のリストでは、セルフ モニタ テーブルのフラグについて説明します。
このエントリに対して、アクションが実行されないようにします。
このエントリに対して、SNMP トラップが送信されないようにします。
注: セルフ モニタ テーブルが制御するのは、レガシー モニタに対するトラップの送信のみです。 ステートフル セルフ モニタについては、状態変更トラップが依然として集計状態テーブルから発生する場合があります。
このエントリを再初期化する試行を無効にします。 デフォルトでは、エージェントはモニタしている MIB オブジェクトをクエリしようとすることによってこのエントリを定期的に再初期化しようとします。 クエリが失敗した場合、再初期化が実行されます。
sysedge.log ファイル内で、このエントリに対し、トラップのログが記録されないようにします。 このビットを設定しても、トラップの送信には影響しません。 イベントが頻繁に発生する場合、または特定のエントリをエージェントのハートビートとして使用している場合は、イベントのログ記録を無効にすると有用です。
エージェントがモニタリングを再初期化しようとして MIB オブジェクトのクエリに失敗するたびに、このエントリに対して継続的な monitorEntryNotReady トラップを送信します。 エージェントのデフォルトの動作は、エージェントがモニタしている MIB オブジェクトが存在しなくなったとき、その後のエントリの再初期化試行が失敗した場合でも、単一の monitorEntryNotReady トラップを送信することです。 この機能を有効にすると、エージェントは、再初期化が失敗するたびに追加の monitorEntryNotReady トラップを送信します。
アクション スクリプトまたはプログラムへのデフォルト引数の受け渡しを無効にします。 SystemEDGE は、通常、トラップ タイプ、説明フィールドなどを示すデフォルト アクション パラメータを渡します。 アクション パラメータの詳細については、「セルフ モニタ テーブルのアクション パラメータ」を参照してください。
このエントリに対して notReady トラップが送信されないようにします。notReady トラップのログは記録されず、notReady トラップに対してアクションも実行されません。
セルフ モニタ表現が True から False に移行したとき、このエントリに対して monitorClear トラップを送信します。 これには monitorClear トラップのアクションのログ記録と実行が含まれます。
モニタしきい値トラップを送信するか、または X 回目の連続する違反でのみ現在の状態を変更します。 X 回目の違反が発生した後、エージェントは後続の True 表現評価ごとにモニタ トラップを送信します。 しきい値表現が True から False に移行すると、エージェントはゼロから後続の違反を数え始めます。 このフラグは、アクションの実行およびログ記録にも適用されます。 フラグ値フィールドから X の値を指定できます。 この動作の例については、「セルフ モニタリングの例」を参照してください。
最大 X の連続するモニタ トラップを送信し、それ以上送信しません。 この機能を有効にすると、しきい値を超えたときに発生する可能性のある連続するモニタ トラップおよびアクション実行の数の上限が設定されます。 しきい値表現が True から False に移行すると、エージェントはゼロから後続の違反を数え始めます。 このフラグは、アクションの実行およびログ記録にも適用されます。 フラグ値フィールドから X の値を指定できます。 この動作の例については、「セルフ モニタリングの例」を参照してください。
オブジェクト情報(クラス、インスタンス、属性)および重大度が同じモニタの状態を集計するため、モニタには AND 関係があります。 このフラグ セットがある同じ重大度の接続されたすべてのモニタには、その都度変化する集計状態に対する違反条件が必要です。
いくつかのフラグ ビットでは、トラップを送信し、アクションとログを実行するために、値 X が使用されます。 値 X はフラグ フィールドの高順位の 12 ビットとして指定されます。 このフィールドを利用するフラグ ビットは相互に排他的です。
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