SystemEDGE エージェントの操作は、以下の設定テキスト ファイルの内容に基づきます。
エージェントのインストールにより、システム情報、SNMP コミュニティ、CA Virtual Assurance マネージャ登録、データ ディレクトリ(このドキュメント内では CASYSEDGE_DATA と呼ばれる)など、インストール中に定義される基本情報を含む sysedge.cf ファイルが、CASYSEDGE¥config 内に作成されます。
開始した SystemEDGE エージェントは、インストール中に作成されたファイルを読み取って、それがどのように動作するかを決定し、CASYSEDGE_DATA のサブディレクトリ内に sysedge.cf ファイルのコピーを作成します。
インストール後のランタイム設定変更を行うには、このバージョンのファイルを使用します。 インストール中に定義された設定を編集し、他の設定を定義することができます。
注: インストール ディレクトリとデータ ディレクトリの場所の詳細については、「エージェントの設定」の章を参照してください。このドキュメントでは、インストール ディレクトリを CASYSEDGE と呼びます。
sysedgeV3.cf ファイルには SNMPv2c および SNMPv3 の設定情報が含まれます。 インストール中に SNMPv2c および SNMPv3 を設定することはできませんが、(エージェントの初回開始時にデータ ディレクトリのサブ ディレクトリにコピーされた) sysedgeV3.cf ファイルをデータ ディレクトリに変更して、SNMPv3 の操作を有効にし、SNMPv3 ユーザ、アクセス リスト、およびセキュリティ プロトコルを定義することができます。 sysedgeV3.cf を中央の設定リポジトリに保持するか、(このファイルの自動展開を利用するために) CA Virtual Assurance のポリシーベースの設定機能を使用することをお勧めします。
注: sysedge.cf および sysedgeV3.cf を使用した基本的なプロパティの設定、およびエージェントの SNMPv3 の設定の詳細については、「エージェントの設定」の章を参照してください。
sysedge.cf ファイルはまた、エージェントのモニタリング設定を制御します。 SNMP Set 要求を送信する以外のモニタリング エントリの設定方法(CA Virtual Assurance などのユーザ インターフェースまたは直接ファイル操作による)では、最終的にデータ ディレクトリ内の sysedge.cf ファイルにモニタリング情報が取り込まれます。 エージェントは、このファイルを使用して、モニタリング操作をすべて実行するための命令を収集します。
注: エージェントのモニタリング機能の詳細については、「モニタリング アーキテクチャ」を参照してください。
sysedge.mon ファイルは、sysedge.cf ファイルに自動入力されない SNMP SET を使って行われた変更を保存するためのバックアップ ファイルとして機能します。 また、このファイルには、モニタの現在の状態などといったランタイム情報も保存されます。 sysedge.cf 内のエントリは sysedge.mon 内のエントリに優先します。 エージェントが完全(コールド)再起動を実行するときは、エントリをモニタするためのデータ ディレクトリに含まれる sysedge.mon ファイルを最初に読み取ります。次に sysedge.cf ファイルを読み取り、既存のモニタを上書きして、その他のモニタを追加します。 エージェントが部分的(ウォーム)起動を実行するときは、sysedge.cf ファイルのみを読み取ります。 エージェントを設定するには、CA Virtual Assurance ユーザ インターフェース内での設定または直接操作を通じて、sysedge.cf ファイルを使用します。
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