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簡易Webサービス アクセス

CA SDM Web サービスには、既存の Web サービス メソッドの簡易バージョンである、簡略化された高レベルの Web サービス メソッドが用意されています。 ほとんどのユーザ アプリケーションは、CA SDM Web サービスのサービスを受ける前に数多くの Web サービス メソッド一式すべてを使用する必要はありません。 ユーザ定義のアクセス ポリシー、およびポリシーで定義されたデフォルトのパラメータを使用すれば、CA SDM オブジェクト スキーマについてほとんど知らなくても、この高レベルの Web サービス メソッドを利用できます。 また、これらの高度なメソッドにはサービス アウェア アプリケーションに必要な CA SDM の共通機能がほとんど含まれています。

この高レベルのWebサービス メソッドの使用法は以下のとおりです。

createTicket (SID, Description, Error_Type, Userid, Asset, DuplicationID)

このメソッドを使用するには、レポートされたエラーのエラー タイプを指定する必要があります。 エラー タイプには作成するチケットに適したチケット テンプレートが必要です。 また、チケットが重複した場合に実行されるアクションの定義、データ出力の指定、およびユーザ アプリケーション用に定義されているアクセス ポリシーへの関連付けが必要です。

このメソッドが呼び出されると、CA SDM Web サービスにより、チケットの作成に必要な現在のアクセス ポリシーとエラー タイプが検索されます。 CA SDM Web サービスが適切なエラー タイプの検索に使用する手順は以下のとおりです。

エラー タイプが定義されると、CA SDM Web サービスはそのタイプを使用してチケットを作成します。 Useridが空で、アセット情報がチケットに追加される場合(入力が空でない場合)、アクセス ポリシーで定義された代理連絡先ユーザがチケットの作成に使用されます。 チケットが作成されると、CA SDM Web サービスはエラー タイプで指定されているように、ユーザ データとアプリケーション データの両方を返します。

closeTicket (SID, Description, TicketHandle)

ユーザはこの関数をコールして、オープン チケットをクローズすることができます。 この関数はオープン チケットのステータスを「クローズ」に設定し、アクティビティ ログに入力の説明を追加します。

logComment (SID, TicketHandle, Comment, Internal_Flag)

オープン チケットのアクティビティ ログに入力コメントのエントリを追加します。

getPolicyInfo (SID)

現在のWebサービス セッションを制御するポリシー情報を取得します。 この情報でユーザ アプリケーション用のサーバ容量を知ることができます。 容量にあわせてWebサービス コールを調整することをお勧めします。

これらの簡易 Web サービス API を使用できるので、ユーザは時間を割いてすべての Web サービス API と CA SDM スキーマを理解する必要はありません。 簡易 Web サービス API はサービス アウェア アプリケーションを実現するプロセスを簡略化し、加速します。